ゲームでの「楽しい」と「面白い」をChatGPTと一緒に考えてみました
はじめに
ゲームをプレイしていて「楽しい」と感じたり「面白い」と感じたりすると思います。
この二つは違うように思うのですが、明確な違いは何なのか考察してみました。
「楽しい」
関連して思いつく内容をざっと書いてみます。
ワクワク感
上達していく感じ
能力が拡大していく感じ
視野が広がる
緩やかな刺激と弱い興奮
登山というよりもピクニック
比較的短い時間間隔で繰り返される刺激と反応
「面白い」
同様に関連して思いつく内容をざっと書いてみます。
強烈な刺激
脳天を突き抜ける感覚
興奮
一点を直視する、その一点から世界が電撃のように広がる
強い刺激と強い興奮
ピクニックではなく登山
比較的長め時間間隔で繰り返される刺激と反応
仮説
大体比較ができそうな感じになってきましたから、「楽しい」と「面白い」の違いについての仮説を考えてみます。
「楽しい」と「面白い」の両方とも快刺激からの反応だと考えられます。
「楽しい」という感覚は、比較的短時間の内に繰り返される弱い刺激による反応ではないかと思います。
ゲームの場合、特に負荷なくプレイしている時に感じる快刺激と反応だと考えます。
簡単な操作や操作しなくても得られる快刺激で、小さい刺激の波とその反応とも言い換えられます。
「面白い」という感覚は、比較的長時間の後にもたらされる強い刺激による反応ではないかと思います。
比較的複雑な操作や負担のかかる思考の結果得られる快刺激で、大きな刺激の波とその反応とも言い換えられます。
刺激が得られるまでにプレイヤーは時間などのコストを比較的多めに支払う必要があり、ゲーム内の何かを解決した際に、この刺激が得られ、「面白い」という反応が発生すると考えられます。
ChatGPTに質問
さて、この仮説をChatGPTで検証?してみました。
質問1
おやおや。仮説と全く逆の回答でした。
「楽しい」がパズルを解いた時、「面白い」がプレイしている課程自体。
質問を続けます。
質問2
う~ん。これも先ほどと同じく仮説と真逆でした。
質問を続けます。
質問3
「楽しい」がゲームプレイ後、「面白い」がゲームプレイ中、という点は仮説と真逆ですが、刺激の強さについては、仮説と一致しました。
質問4
だいぶ仮説と一致してきたかな、と思います。
質問5
こちらも仮説と一致しました。
刺激と目標達成の関係については、一致したようです。
質問6
おお。ゲームの途中で「楽しい」、クリア後に「面白い」という仮説の方に寄ってきました。
質問7
ああ、ここで「楽しい」「面白い」とは全然関係ない質問をしてみました。
メカニクス名を聞いても良かったですね。
さて、ここで質問1と同じ質問に戻ってみました。
質問8
同じ1と8で質問をしたにも関わらず、回答が全く逆になったように思います。
私の仮説とほぼ同じで、さらに具体的なプレイ状況が書き加えられています。
もしや
この一連の質問で、ChatGPTは、質問をする事で対象の内容の解像度や正確性が上がるように見受けられました。
ただ、もしや、と思うのですが、一連の質問から出題者が望む回答を生成した、という事なのかも、とも思います。
私の質問が回答を誘導したのか、質問からChatGPTが望む回答を作り出したのか。
新しい疑問です。
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