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【POOLO卒業制作】生きてるだけで偉い。

noteしっかり書くの、なんだかこれが初めてな気がする。いや、絶対そうだ。しかも、卒業制作とは…!皆さん、お手柔らかにお願いいたします。

ミカナカイとは?

まずは、POOLOに行きつくまでのこの2年間をざっくり。1on1で話したことがある人にはお馴染みかもだけど。

はじまりは2020年の3月。かねてからのドイツ留学が、出発の5日前に中止に。これが1番大きなターニングポイントだったかもしれない。「残念ながら、今年のドイツ留学は中止です。」そう大学から言われた日は、もう泣いて泣いて…ただ泣くことしかできない自分がほんとに悔しくて仕方なかった。

翌朝。ドポジティブ思考がここで開花する。朝起きた瞬間、突如LINEを開き、メモに「世界一周する」と書き出した。そこからは、ドイツ留学からの本気で世界一周するぞ!という謎モードに。旅人でもなんでも無かった私は、世界一周の情報をあらゆる本で調べていた。その時に出会った一冊が、『僕らの人生を変えた世界一周』。今、インターンをしているTABIPPOが出版した本だった。

けれども、世界情勢は日に日に悪化するばかり。これは、自力で海外に行くことさえもままならない、そう感じていた時に始まったのがあの GO TO キャンペーン。せっかくだしと、地元の滋賀県を色々巡ってみることに。ここで、第2のターニングポイント炸裂。「え!滋賀ってこんなに素敵なところいっぱいあったん?22年間生きてきたのに、こんな地元の魅力さえ気づいてんかったんか…」そう思った瞬間、ずっと海外への憧れを持っていた私は変わった。「世界に出る前に、もっと日本のことを知りたい!自分の目で見て、触れて、感じたい!よし、一年間休学して日本全国を周ろう!ただ、来年は教育実習もあるから、色々計画的に動かねば!」そんなこんなで、2021年の9月から私の休学ライフはスタート。そんな休学生活&日本全国旅中に始まったのがPOOLOのプログラムだった。(休学ライフ一年生の事も記録に残していかねば)

POOLOでの9か月間

POOLOでの9か月間は正直あっというますぎたし、もっとコミットできたのでは…と言い出したら切りがないけれど。チーム活動を中心にしてきて、一番気づかされたこと。

自分をもっとさらけ出していいいいいいい!!

第3タームの発表が終わって、チームメンバーのりかこ&コージーの3人で、お互いを褒めあったり、こうしたらもっと良くなるんじゃない?って部分を言い合ってたんだけども…その時に2人が私に教えてくれたこと。

みかは遠慮しがち、もっと自分を前に押し出していくべき!

うんうん…めちゃ分かる…ってなった。だって、本当にその通りだから。チームMTG終わりにいつも落書していた写真を見せながらそう伝えてくれた。

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みんなの部分にはいつもコメント書いたりするのに、自分のとこには何にも書いてないでしょ!って。小さな部分だけど、私の性格がイチバン出ていたなって。そんな細かなところにも気づいて言ってくれる人がいるのってこんなにも幸せなことなんだね。

そう改めて気づけたおかげで、前よりは少しづつ自分のことを出そうて思えたし、出すことで自分自身にも自信が付いた気がする。ありがとう、りかここーじ。そんなチームメンバーで開催した「自己決定WS」ではグラレコも担当したよ。

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おかげで、第4タームでも自分のことはどんどんさらけ出せたし、自分の好きも素直に伝えられたし、広げられた。さっちゃん、さやぽん、みずちゃん、ありがとう。

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オフラインイベントや部活動には中々参加できなかったけれども、ドイツ出発直前にようやく沢山のPOOLOメンバーに会えて本当に嬉しかった…泣。まだまだ会いたい人も喋ってみたい人も沢山だから、1on1はゆっくり続けていこうっと。(卒業っていう実感があまり湧いていない)

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私にとっての豊かさ

POOLOで度々出てくるキーワード「豊かさ」。私が豊かに感じる瞬間っていつだろ…どんな時だろ…何だろう…そうやって考えながら、いつも無意識に向かうのは紙とペン。考えていることや思っていることは、とにかく紙に書きだすし、かれこれ12,13年続けている日記だってそう。

…待てよ、私っていつも紙とペン持ち歩いてるじゃん!自分の心が休まる瞬間にはいつも紙とペンがいる。そんな自分の豊かさを表現するのにぴったりだったのがこの言葉だった。

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最近よく聞く「丁寧な暮らし」と似てる響きのこの言葉。私は結構気に入っている。「手書き」って漢字じゃないのが、推しポイント。「てがき」ってひらがなで書くと、なんだかふんわりとした柔らか~な温もりを感じる。(こういう表現の使い分けできる日本語尊い…

もちろん、自分が豊かだって感じる瞬間は他にも山ほどある。だけど、やっぱり今の私が感じる最大限の豊かさは紙とペンでできている。むしろ、紙とペンさえあればどこでも生きていける、そんな気さえする。

「てがきのある暮らし」は日本全国旅中も思う存分に発揮!「一都道府県1絵ハガキ」と題して、訪れた県の想い出をまとめたり、京都や愛媛県の内子町では、絵ハガキのWSもしたり。大好きなトラベラーズノートのYouTubeも旅しながらなんだかんだ1年続いているし(チャンネル登録大歓迎)。勿論こうして表に出てない部分で、私の旅や日常にはいつもこのライフスタイルが息づいていた。私の豊かさにはやっぱり欠かせないものなんだなって。この「てがきのある暮らし」をもっと形にして届けていきたいなっていうのが、実はこれから1年間の密かなる目標でもあるのだ!これについてもまたnote書いてみよっと。

私の大好きな詩もちらりと登場させておこっと。

たとえ同じ文面でも機械に閉じ込められた言葉と 紙の上に人の手によって書かれたことでは生気の放ち方がちがう。手紙のなかには一通ずつ べつな時間が流れているものだと私は思う -江國香織「運ばれてくるもの」


ドイツに来ちゃいました。

2022年9月30日、私は今ドイツのアウグスブルクでこの卒業制作noteを書いております。

2年前中止になったドイツ留学。休学が始まってから、心の片隅にずっとずっと小さなもやがあった。それはドイツに行けなかったこと。このまま、復学して卒業して就職して3年ぐらい働いてみてから、ワーホリで行こうかなとも考えてみた。でも、待てよ。2年前、私は学んだはず。「いつか」は絶対来ない。「いつか○○したいな~」「いつかこれしよ~」そんな風に考えていたら一生来ないってことを。今は2年前と違う。国境も自由に開けているし、行かない理由がない。正直びっくりするぐらいの円安だし、物価が高騰して生活費にダメージがあるのは間違いない。そんな理由で、来ない選択肢もあったけど、こうして今私はドイツにいる。

渡航の決心ができた理由の1つに、間違いなくPOOLOはランクインしてくる。まだドイツ行きがふわふわしていた時に、1on1でそれとなく話してみると、みんなが口を揃えて「絶対行くべき!行ける時に行き!」って。ほんと心強かった。1on1で後押ししてくれたみんな、ありがとう…泣

こうして、2年越しで来れたドイツでの生活に胸を高まらせつつも、自分のドイツ語力の低さに悲しくなったりする毎日。(こういう状況の方が語学のモチベは燃えてくるけども、基本マイナスな感情になりにくい私にとってはきつさも感じる今日この頃)ルームメイト達が爆笑していても、何に笑っているか全然わからないし、何の話?ってドイツ語や英語で聞く隙もないくらいドイツ語のテンポにずっと圧倒され続けてる。その場の空気みたいに同化している自分のことがちょっと嫌になったり…っていうのも同時に感じる。

でも、こういう時こそPOOLOで気づいた自分をもっと押し出していく力が必要なんだなって。その度に「生きているだけで偉い」っていうのも同時に感じる。異国の地で、その国の言葉で伝えようとしていて偉すぎる…こうやって日々生活しているだけでも偉すぎる…もうこうやってnote書いているだけでも偉すぎるって。私にとっては元気になる、そんな魔法のことば。

まだまだ自分の語学力やこっちでの生活に葛藤しつつも、1日1日を確実に生きていっているんだなって。生きてるだけで偉いよ、わたし。1年後、このnoteを見返したときにどんな成長を感じられるか楽しみにしとこっと。

もし良かったら、ドイツに遊びにきてね。全力でお出迎えいたします。そんなこんなで、ミカナカイはこの1年間ドイツの地でたくましく生きていいきます。

2022.09.30

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