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Hakubi、やっぱりすごかった。〜NOISE FROM HERE〜2022.11.17
もう、ライターのくせしてタイトルの語彙力が低いのは勘弁してください。
マツイユウキ(@hkbdrums)さんがセトリを公開してくれているので、詳しくはそちらをご覧いただければと思いますが、僕は曲ごとの感想ではなく全てを聴き終えて思ったことをつらつらと書いていきたいと思います。
Hakubiのワンマンに行くと決めた理由
Hakubiを初めて見たのは、2022年の「京都大作戦」。10-FEETが主催する野外音楽フェスで、2回目に参加していた僕は幸運なことにHakubiを前の方が見られる権利をゲットしていました。
少し雨が降る中、彼女と一緒に見たHakubiは美しく、切なく、でも、他のバンドにはない生命力の強さを感じたことを覚えています。Hakubiの時間が終わり、会場を移動している時には、すでに「次にワンマンがあったら絶対に行こう」と思っていたのですが、その「次に行こうと思っていたワンマン」が、”NOISE FROM HERE”の大阪でした。
さて、この後から自分なりに詳しく感想を書いていこうと思うのですが、正直、よくあるようなライブレポを書くつもりはありません。
多分やけど、それは「ライブレポ」のプロが書いてくれてるやろうから。なので、僕はちょっと好きなように書かせていただきます。
なので、語彙力は低いです。表現も独特です。なんなら、Hakubiのメンバーの目についたらどうなるやら…とも思うと、ちと怖い。
とにかく、優しい目で見てやってください。お願いします(土下座)。
第一部:自分の中の痛みや辛さが浮き上がってきた
第一部。太陽が丘で聞いた「あの声」がbigCatに響き渡ります。予想をしっかりt超えてちゃんと空気を揺らしてくれるギター、縦横無尽とはこの人のためにあると思うくらいのベース、一音を丁寧に打ち込みつつも職人気質を感じるドラム。
「そうそう、これやで」
しっかりと耳を喜ばせてくれることが嬉しくて、自然と体が動きました。
1曲目、2曲目くらいからマツイさんのコーラスも絡むようになってきて、ますますHakubi感が出てきた第一部ですが、どんどん僕の中で雲行きが怪しくなっていきました。
「おかしいな、なんか体力使うぞ…?」
そう。心がギュッとなるというか、息切れしてくるというか。
昔の自分が感じたことがあるような、あの苦しさ。
Hakubiの曲は、僕が昔感じていたことや大人になって忘れていたような「若くて青い苦しみや痛み」を思い出させてくれたのです。
簡単に僕の中のイメージを文字にしてみると、
【何気ない日常を過ごしていた僕の心に「Hakubi」というペーストを塗りこんだことによって、僕の中に隠れていた「若くて青い苦しみや痛み」がジワジワッと浮き出てきちゃった】
っていう感じ。
もう、最後の方には「知ってる曲」とか「知らない曲」とかどうでも良くなってて、とにかく自分から浮き出る”ソレ”に耐えながらも、全力で音を奏で力の限り歌い続けるHakubiに向き合うことで、痛みや苦しみを乗り越えることができるんじゃないかと思い必死になっていました。
片桐さんは、一曲一曲で力の限り目の前の一人ひとりに訴えかけてくるから、一部の終わり頃には声も体力もいっぱいいっぱいになってた気がする。
でも、ヤスカワさんもマツイさんも、片桐さんの全てをわかってて全力の演奏で支える。こんなバンドの姿も、僕の痛みや苦しみを浮き立たせる要素になってたのかもしれへんね。
第二部:浮き出た痛みや苦しみが前を向くきっかけになる瞬間
さて、第一部でゴリゴリに「痛み」や「苦しみ」が滲み出たわけですが、そんな痛みや苦しみをそのままにしておかず、ちゃんと変えてくれたのが第二部でした。
Hakubi感はそのままに、僕から滲み出たものがちゃんと僕の中で生きるようにしてくれた。第二部の曲を通じて命を吹き込んでくれたような気がしました。
正直いうと、一部よりも二部の方が気持ちが軽く聞けたのは、そういったことがあったからかもしれんなと思います。人間誰しも、負の感情を向き合うのはしんどいものですが、それが「しんどい」と思うのは、感情と向き合った時間が無駄になってしまうことがほとんどやから。
でも、Hakubiはその時間を無駄にせず、ちゃんと命を与えてくれた。
今回のライブの一曲一曲は、Hakubiの3人がが色々な想いを積み重ね、他にはない経験をしたからこそ出来上がった音たちを僕らは聴いていたわけですが、ライブ中、片桐さんは「私は苦しい曲とか悲しい曲しか書けない」と言ったようなことを言ってた(ざっくりでごめん)んですが、だからこそ、Hakubiはあるし、ファンはそんな片桐さんの声と絡み合うヤスカワさん、マツイさんの音を聞きにくる。
Hakubiは、まだまだ始まったばかりです。
きっと、もっと大きくなってたくさんの人の耳に、心に音楽が届きだす。そうなっても、「何かを失うことがないよう」に、Hakubiらしくいてほしいと思いました。
最後に
今回は、自由に書けるnoteだからこそ、普段の仕事なら「稚拙だ」と思われるような表現もそのままにしています。
本当なら、書いた後に読み直して修正することもありますが、それもしません。頭の中に浮かんでいて、ライブから数日経っても変わらない思いはナマモノですから、そのまま書くのが一番いいからです。
最後の最後に
片桐さん、ヤスカワさん、マツイさん。
素敵な時間をありがとう!めっちゃ楽しかった!!!
(次は、太陽が丘で行われた10-FEETのワンマンの感想を書きます!)
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