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#182【番外編】 スタジオカメラマンへの道のり


こんにちは、冴です。

ここの所、スタジオの仕事や子供のソフトボールでどこにも行けておらずネタ切れなので、最近の私のスタジオでの日常について書いてみようと思います。


私がいるスタジオの話なので他のスタジオとは違う点もあると思いますが、スタジオで働く事に興味がある方の参考になればと思います。


35歳にして初めての就職。
この年齢でフォトグラファーとしての経歴がない私を雇ってくれるスタジオは中々無く、去年の11月頃になんとか見つけたスタジオ。

私が勤めているスタジオには三人のフォトグラファーとウェブデザイナー、ヘアメイクさんが常駐。


階違いにスタジオがふたつあるので、そこを行ったりきたりしながらそれぞれのフォトグラファーのアシスタントに付かせて頂き、技を盗む日々。

まだ、新米の私はひとつひとつの作業に時間がかかるので、一時間半前には出社し、二つのスタジオの掃除から一日が始まる。


スタジオカメラマンのアシスタントって何をするの?

まずは撮影前の準備からご紹介

・カメラやレンズ、ストロボなど使う機材準備
・カメラマンごとに使う機材やライティングも違うので、全て覚える
・依頼者様ごとに撮影イメージも変わるのでそれに合わせてスタジオ内の家具のレイアウトやセッティング


※この準備が何よりも大切で、その日の撮影が順調にスタート出来るようにするのがアシスタントの大切な仕事。


撮影がスタートしてからは常にアンテナを張り、カメラマンが撮影に集中できるようにアシストをする。

そこでの、私の主な動きは

・画角に余計なものが写り込んでないか
・レフの位置は問題ないか
・モデルさんの髪の乱れがないか などを確認。
・データ納品



なんだ、それだけ?って思うかもしれませんが、アンティークな家具がお洒落にレイアウトされているスタジオで、ひとつの空間に撮影ポイントもいくつもあるので目まぐるしく家具の配置も変わる。

気を張り巡らせながらライティングの配置やカメラの設定をメモし、手慣れたカメラマンについて行こうと必死っっ。


仕事が終わったら練習。
撮って出し納品ができるレベルに向けて。
納期が一週間の撮影は、編集データをお渡しするのですが、その場のお渡しの撮影もあるので、私がいるスタジオでは撮って出しで自信を持って撮影出来ないとお話にならない。


〈スタジオに入るまでにしていた撮影〉
七五三、成人式、卒業式、入学式の屋外での撮影が主で、撮影後のレタッチに頼っていたなぁ...と痛感。


入ってすぐの頃は、そもそもアシスタントの仕事すら分からない。という状況だったので挙動不審な動きばかりで、考えすぎてへーーんな気の使い方をして空回りで上司に叱られる、なんて事もしょっちゅう。

頭では分かってるのに体が動かない年齢の壁。


練習での撮って出しデータも、納品レベルまでのものが撮れずヘタクソ!と言われることも。


くそぅ...


思ったようにいかなくて仕事の帰り道に何度も悔しくて泣いた。


このまま、辞めてしまおうかな...


と、弱気な自分が頭を過ぎる事もあった。


今まで、子育て中心の生活でパートタイムのお仕事しかしてなかった私は、今まさに新入社員の気持ちを味わっている。
社会の厳しさに今もがいているであろう新卒の新入社員の人と焼き鳥でも食べながら一杯やったら話が止まらないだろうな。笑


働くって大変。


でも、これも自分で選んだ道。
これを乗り越えたら、私はどんなにつらい事があっても乗り越えられる強さを手に入れられる。

そう考えたら、乗り越えた時の自分を想像しワクワクして次の日も前を向いてスタジオに行ける。


子育てをしながらには厳しい世界だけど、世間知らずだった私には必要な環境だったと思うし、厳しいながらもしっかり教育をして頂いている。家族もサポートしてくれるし本当にありがたいです。


そんな現状ですが、もうすぐスタジオカメラマンとしてデビュー予定です。


まだまだやりたい事もたくさんあるし、日本から出たことが無いので海外旅行も行きたい。
叶えたい夢もあるし、最近は中々旅に行けてない現状ですが、これも人生の旅。


このままじゃ一枚も写真を載せずに終わりそうなので、最近撮ったスナップ写真を載せときます。


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使用機材:SONYa7ⅲ、GRⅢ、iPhoneXs




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