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ON THE ROAD 2021 メインイベント


ON THE ROAD 2021 第1試合

ON THE ROAD 2021 第2試合

ON THE ROAD 2021 第3試合



2013年4月。

私は沖縄にいました。

"一からプロレスにどっぷり浸かる"ために。

バイトも辞めて、それまでの5年のプロレスキャリアも一旦捨てて。




▼メインイベント
TORUデビュー13周年記念試合
シングルマッチ30分一本勝負
TORU vs TiiiDA





きっかけは突然やってきました。

グルクンマスクさんからの一通のメール。


「沖縄で一からプロレスにどっぷり浸からないか?」


そのメールが送られてきた一月後にはもう、私は沖縄にいました。

生まれて初めての沖縄。
初めて那覇空港に降り立った時のあのジメッとした空気は今も覚えています。


私は琉球ドラゴンプロレスの旗揚げに参加することになりました。

デビュー前から接点があるグルクンさんが、プロレスラーとしてまだまだ未熟だった私が一からプロレスに打ち込めるようにとチャンスを与えてくれたのです。

他に呼ばれた選手たちも完成されたレスラーというよりは、まだまだ発展途上のレスラーばかり。

琉球ドラゴンプロレスの旗揚げは沖縄県内でも注目度はかなり高く、旗揚げ戦には500人近い大観衆が詰めかけ、その様子は県内各局の夕方の地上波ニュースで取り上げられました。

私に与えられたキャラは"タイフーン・J・リック"というマスクマン。


レイ・ミステリオがモチーフで、パンタロンのサイドには沖縄の市外局番『098』の文字が。

このことは沖縄に向かう2週間ほど前に知らされました。

余談ですが、この時グルクンさんからは「619(ミステリオの得意技)だけ練習しといて」と言われましたが、そのメールをいただいてから当日まで一度もリングで練習する機会がなかったため、ぶっつけ本番で619を繰り出したことを今思い出しました。

今でも619できるかなぁ。

とまぁ、このような感じで私は沖縄の地で一からプロレスにどっぷり浸かっていったのですが、その琉球ドラゴンプロレスで旗揚げ当初レフェリーとして試合を裁いていたのが今のTiiiDAでした。

当時のことを思い返せば、特に彼に対して何かを教えたりとか特別な思い入れを持っていたとかは無かった気がします。

練習には参加するんだけど、いまいち彼が練習生なのか、ただ手伝いでレフェリーに来てる学生なのか、どういうスタンスで琉球ドラゴンプロレスに関わっているのかよくわからなかったんです。

ただ、合同練習が終わってみんなが帰る支度をしてる中、ロープもワイヤーも緩めてスプリングを殺したガチガチのリングで一人ハイジャンプの後ろ受け身を取り続けてる姿は強く印象に残っています。


春にやってきた沖縄も気付けば夏。

2013年8月24日。
琉球ドラゴンプロレス初のビッグマッチが決定します。

ゲストには高山善廣選手も参戦し、初進出のコザ・ミュージックタウン音市場にまたも超満員の観衆を集めました。

その大舞台で彼は"金色の太陽"ティーダ・ヒートとしてデビューします。

対戦相手は"銀色の爆弾低気圧"タイフーン・J・リック。

そう、私です。

彼は史上初のうちなんちゅレスラー、すなわち沖縄県民初のプロレスラーとしてデビューしました。

このことは沖縄県内のメディアで大々的に取り上げられ、デビュー戦の数日前からテレビの密着取材が始まり、対戦相手の私もテレビのインタビューを数件受けた覚えがあります。

高まる期待感。

と、同時に私に降りかかるプレッシャーも半端なものではありませんでした。

まだ胸を張って自分はプロレスラーなんだと言うのも後ろめたかった。
だから沖縄に来たんやけど、こんなに注目を集めてる彼のデビュー戦の相手が果たして自分に務まるのか…。

そんな思いは杞憂に終わり、彼もデビュー戦から自らのポテンシャルの高さを遺憾無く発揮。
先輩方にも「相手がリックでよかった!」と大絶賛していただきました。

彼のデビュー戦は、自分にとっても"プロレスラー"として大きな自信をつけた大事な一戦になりました。

そして彼のデビュー戦の相手を終えた私は、その数日後に沖縄を去りました。



あれから8年。





自分が沖縄を離れても、また引き寄せられるように沖縄の地でシングルマッチを戦ってきた。

これが多分5度目のシングルマッチ。

しかし、あの島以外で戦うのは初のシングルマッチ。

TiiiDAの試合はずっと見てきてるけど、これだけははっきり言える。



俺との試合の時が一番輝いてるぞ。




一番輝いてるTiiiDAをみんなに見せたい。

これが今回、13周年記念試合の相手に指名した理由の一つ。

ただ…。

私が憧れのプロレスラーと戦った時、負けてリングに横たわる私に向けたマイクで忘れられない言葉があります。



「お前の俺に対する想いは痛いほど感じてる。

だから他の誰に負けようともお前だけには絶対負ける訳にはいかない。」



まさにその気持ちで臨む。

俺らの試合を見せつけてやろう。


2021年10月16日(土)
TTTプロレスリング
『ON THE ROAD 2021~TORUプロデュース興行~』
会場:東京・王子BASEMENT MONSTER
開場:12時30分
開始:13時00分
・チケット(当日500円増)
スーパーシート…6,000円
指定席…5,000円
※別途ドリンク代500円


・全対戦カード

▼メインイベント
TORUデビュー13周年記念試合
シングルマッチ30分一本勝負
TORU vs TiiiDA

▼第3試合
シングルマッチ20分一本勝負
矢野啓太 vs 阿部史典

▼第2試合
ストリートファイトマッチ20分一本勝負
ガッツ石島 vs 佐野直

▼第1試合
タッグマッチ20分一本勝負
マスクドミステリー&瀧澤晃頼vsドングリー藤江&後藤哲也


・ご協賛

10,000円…当日ツイキャス配信無料ご招待、TORUvsTiiiDA対戦カードポートレート(両選手サイン入り)、全選手集合写真

20,000円…当日ツイキャス配信無料ご招待、TORUvsTiiiDA対戦カードポートレート&パネル(両選手サイン入り、パネルは会場販売なし)、全選手集合写真、大会DVD


チケットは私、もしくは参戦選手まで。
協賛のお問い合わせは私、もしくはこちらまで。

よろしくお願い致します。

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