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父が娘に語る経済の話。の備忘録的まとめ

とんでもなく分かりやすいというより、とんでもなく面白いって感じでした。

章ごとに簡単にまとめてみます。あくまで僕の主観で、たぶん間違ってるのもあるのでそこまで読み込まないでください笑。

第1章「なぜ、こんなに格差があるのか」

・経済の発達は「余剰」から始まる。「余剰」を記録するために、文字が生まれた。
・「余剰」を上手く活用していくために、支配者のための軍隊や市民を納得させるための宗教が生まれる。

第2章「市場社会の誕生」

・「経験価値」から「交換価値」へ。全てを値段で計るような世界が誕生。
・生産の3要素「資本財・土地・労働力」が商品になり、市場社会が誕生。

第3章「利益と借金のウェディングマーチ」

・借金の概念が、富と競争を生み出し、加速させた。
・利子はあるべきもので、神も歓迎する。

第4章「金融の黒魔術」

・起業家は未来を予測し、交換価値を銀行から前借りする。銀行は損しない方法を生み出し、経済を支配するように。
・経済危機の際に、人々を救うのは中央銀行だ。銀行も国も起業家も持ちつ持たれるの関係である。

第5章「世にも奇妙な労働力とマネーの世界」

・一人でも疑ったり、信じれなくなると経済破綻は始まる。雇用を生む複雑な関係性
・先読みをすることで、市場が混乱し雇用も止まる。さらに、先読みは予言すると当たってしまうので、するな。

第6章「恐るべき機械の呪い」

・機械で全自動化すると、雇用がなくなり労働者が何も買えなくなる。全自動化で生まれた利益を全市民に分配するのが正しい世界だ。
・経済危機が、経済回復への一歩目をもたらす。

第7章「誰にも管理されない新しいお金」

・タバコが収容所内の通貨となり、市場が生まれた。タバコの供給量によって、タバコ銀行の金利が決まる。
・マネーサプライと政治は切っても切り離せない。ビットコインの問題点は、供給の上限が決められていたことにある。

第8章「人は地球のウイルスか?」

・地球の破壊が、市場社会を活性化させる。節度を持たない人間は、市場社会の仕組み上必ず生まれ、それが地球を破壊し自らの首も締める。
・地球を救うには地球を誰かが買えばいいのか?地球を救う方法は、民主主義である。


各章を2点ずつの要約にしたので、超ざっくりではありますが逆にこのくらいにして良かったです。そうしないと歯止めが効かない。。

雇用の話は、まさに今の就活の話に結び付けられて面白かったし、経済危機(今だとコロナウイルス)が来るとどうなるのか、仕組みが分かり今後に活かせる内容だった。

ほんと勉強になったので、また何回か読もうと思います!



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