早起きは6720文の徳+交通費 前編


世界中の有期雇用を真面目に全うされている労働者たち。

世界中の無断欠勤せず出勤されている労働者たち。

世界中の約束を守る人達。

お疲れ様です。

早速、本題。

人材派遣の営業職をしていて起こる業務上、最も嫌な仕事、それは突発的なスタッフの離職の対応。

・これは、鬱陶しいの一言に尽きる。

ある朝、突然取引先の担当から「○○さん今日来てないけど…」

派遣スタッフの受け入れ経験が長い企業は、ただの日常。

「そんなヤツもいるよねー。大変だね、お互い。こっちも至らないとこがあったので申し訳ない!」
で終わる。

そうでない場合。
取引先から「おい!何とかしろ!業務が滞って大変!」とクレームが入る。

はいはいと、該当スタッフに連絡。
もちろん連絡は繋がらない!!

この仕事で、数少ないやる気スイッチを入れるタイミングである。

次に講じる手段としては、緊急連絡先として登録されている身内に(大体は両親)に鬼コール。

ここへのコールは番号が虚偽でない限り確実に繋がる。

そして、事情を説明するのである。
ここで繋がるご両親は、自身の愛する娘、息子が起こした問題を真摯に受け止め謝罪してくれる。

こういった人種が多い業界で一般的な社会通念の人間とコミュニュケーションが測れる数少ない瞬間がココ。


まぁ前提として、こんな事をしてきた or しそうな娘、息子であると 結果として「ああ、ついにやったか」。と認識しているので
飲み込みが早い。
                                                                                        一生懸命に育ててきたのにご苦労さまです。




その後、派遣会社営業からの鬼コールに加え、愛する両親からの連絡に心打たれたスタッフは遂に、電話に出るのである。

スタッフ「実は、体調が悪くかくかくしかじか…辞めたいです。」

スタッフ「実は、人間関係でかくかくしかじか…辞めたいです。」

スタッフ「実は、業務が難しくかくかくしかじか…辞めたいです。」


理由は、様々。

ここで言いたいのは。

契約期間があるのに
業務の不履行を行ったことに対しての代償などないと思っている人達へのリスクについて。


企業は、高い人件費を払って派遣社員を雇い入れている。

何故なら人員不足だから。

そこで予定していた労働力が損なわれると、売上の低下。他の労働者への残業などのシワ寄せ。今後の仕事量への急遽の見直し。

・本来、するはずのなかった業務が増える。


この責任を誰が取るか。

それは迷惑を掛けた大人(飛んだ奴)なのである。

少なからず、請求する企業は存在する。

まあ、就労に難がある人が払える金額じゃないよね。
知らんけど。

後編へ続く。

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