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初めてのフジロックに行くまで色々ありました 〜番外編〜

お疲れ様です。

番外編になるので、パーソナルな話に興味ないよって方は読み飛ばしていただいて構いません。

自分でもこれをアップするかはかなり悩みました。かなりパーソナルな話で、フジロックから帰って勢いで書きました。
凄く痛々しいし、恥ずかしいです。でもこれをずっと私のnoteの下書きに残しておくと、これから恥ずかしくなってnoteを書けないと思ったので載せることにしました。

そもそも今年のフジロックは普通に参加するつもりでしたが、色々起きたことや、心情とかを書いておかないとダメになってしまうと思ったので本当に自分の為の文章です。

連載自体は先日のフジロックのまとめ記事にて終了になります。


はじめに


先程にも注意書きをしましたが、今回のは本当にお時間ある方だけで、わたしは「自分語り」というものが得意ではなく、したくないと思っていました。
でも先述したように、今年のフジロックに関連して様々な感情をやっぱり残しておきたい気持ちがあったので、そういうのが苦手な方は今回は読まずにプラウザバックしてください。
(ここからフジロック後に勢いで書いて放置した、殴り書きの日記のようなものになるため、文体変わります。ご了承ください。まさか世に出すとは考えていなかったので)

かなり読み辛くて、恥ずかしくて情けない文章ですが興味ある方はどうぞ。

この文章に関して、痛々しいだとか香ばしいとか寒いという意見があるのはわかりますが、そういうのが苦手な方は読まないでください。




本文

フジロックが終わってしまった。今年はこのために最初から動いていたけど、ついに終わった。折角だから、今年のフジロックに向けてどんな心境だったか残したいと思って書いていた(決して自分が悲しいという話ではなく、ありのままの事実を)
心配してほしいわけではなく、フジロックって素晴らしいねって思って貰えたら嬉しい。


5月

様子がおかしくなったのは5月...ではなく落ち込んできたのは4月頭くらいからだった。最初はただ、なんだか最近ため息多いな、とか集中続かないな、寝れないな、というものだった。

明らかにおかしくなったのは5月。朝、身体が起き上がらなかった。夜眠れなかった。外に出れなくなった。ご飯を食べれなくなった。ずっと吐き気。仕事に向かうのが辛かった。集中が全く出来ない。
そこから病院に行くまでは早かった。未だにこれらのものは続いている。

なんでこんなことになってしまったのか、ここからダラダラと書いてみる。


辛い

本当に辛かった。仕事とか、プライベートとか、いろんなタイミングが重なった。その影響で心のバランスをずっと崩しているんだと思う。
正直、生きていて楽しくない。毎日が辛い。
これからどうしたら良いのかずっとわからない。

凄く辛くて、仕事も日常生活もどうでもよくなってしまった。
布団から起き上がれない日、誰とも話せない日、体中が痛い日、食欲がなく食べれない日、食べても戻してしまう日、連絡を返せない日、眠れない毎日。
こんな状況で本当はフジロックに行くのもやめようと思っていたんだけれど、なんとか行かなければと思って、楽しいことがまったくなかったので参加することにした。

薄々感じてる方がいると思うが、私には深いパーソナルな話を出来る友人があまりいない。そして心からの親友はいないし、いたことがない。(私自身は自分の相談を自分から出来るタイプではなく、1人で抱え込む性格)
何より誰にも迷惑をかけたくない。

友人と出掛ける、なんていうイベントは数えるほどしかない。必然的に悩みだとか辛い話は出来ないのだ。
だから仕事でも日常生活でも、辛くても明るく元気に振る舞って大丈夫なフリをした。家族にも元気な姿を見せるようにした。


でも、本当はそのことがきっかけで、どうしたら良かったのかわからなくて、全く眠れないような生活を数ヶ月、ずっとしている。
今に至るこの数ヶ月、実際の感情と態度が乖離しすぎてバランスがおかしくなってしまったのだと思う。

「なんで私はこんなふうに生活しているんだろう」
「誰が私を気にかけてくれるんだろう」

と不安でいっぱいでそんな訳ないのに、「知らない誰かも私の悪口を言っているんじゃないか」という感情だった。

初めて辛いと思っている。

なによりも仕事がわからないことばかりで大変で、辛い。気軽に質問できない性格。気を遣って質問なども出来ない。でも私が出来ないのが悪いから仕方ない。
でもこの辛さを職場の人はもちろん、その他誰にも話せなくて、相談も質問もできなくてどうしたら良いのかわからずにパニックになるという悪循環。
皆の迷惑になりたくないという気持ちしかなかった。
私が仕事やらない方が早いんじゃないかって事も毎日感じている。
そんな状況でも質問とかアラートを出すのが出来る人だと思うんだけれど、私には無理だった。
もうずっと辛いんだと思う。


忙しい

誰も助けてくれない。苦しくて辛い。こんな時に話を聞いてくれる、気にかけてくれる友人もいない。連絡が飛んでくることもない。
自分から助けて、と言えないし連絡出来ない。
もちろん私が受け身なのが悪いのは前提ながら、仕事、プライベートで誰のアンテナにも引っかかっていないことが凄く辛いのだ。なんでも1人で悩んで解決するというのは難しかった。

事実、凄く辛い時に誰も私を支えてくれなかった。

甘えかもしれないが、私は自分から話を聞いてほしい、なんて言えないし連絡出来ないのだ。
誰も自分の話なんて興味ないし、私がどうなろうが知ったこっちゃないと思っている私。そもそも質問や相談を気軽に出来ない人もいるというのをわかってほしい。厳しいものは厳しい。
というか、私を心から心配してくれる人なんていないし、親身になって聞いてくれる人なんて居ない。これまでも皆、居なくなったのだ。だから、私は自分でなんとかするしかないという思考になった(本当は仕事の悩みは仕事の人に、プライベートは友達に打ち明ければいいんだろうけど、生憎いないので)

「大丈夫?」
「相談に乗るよ!」

そこから本当に聞いてくれる人なんていない。みんな自分のことで精一杯だからしょうがない。本当に辛い時に助けてくれる人なんかいないのだ。みんな大変なんだ。
今回よくわかった。
そして1人で悩み出すとどんどん私はリズムが崩れるのもよくわかった。
誰も私に興味はない。居ても居なくても変わらないのが私なのだ。居なくてもたぶん何も変わらないし、誰も困らない。

本当は誰かにずっと何も言わずに話を聞いて欲しかったし、電話をかけてきてくれたり、連絡をしてほしかった。
凄く辛かった時はそれが絶対に必要だったと今になって思う。
自分からしろよって思うだろう。けれど申し訳ないし、私がどうなろうと誰も知らないし、面倒だろうから遠慮してしまう。

だって私が辛い話などを人に毎日したら、もしその人にとってその日が良い日だったら、私のせいで台無しにしてしまうだろう。
毎日うざったいだろうし、みんな大変な中、そんな余裕はないだろう。しかも私は日によって携帯を見るのも辛い。迷惑をかけたくない。そういうことを思うと中々自分から助けをお願い出来ない。

こんな時、「音楽をきいたら、、、」だとか「好きなことしたら、、、」だとかいうけれど、そんな気にもなれなかった。
毎日ずっと孤独を感じていて、辛かった。でも誰にも話せない。


音楽

そんな時でもフジロック、サマソニの発表だけが私の生きがいだった。

発表された数分だけは音楽のことを考えることが出来る。
それだけで本当に充分だった。
偶然にも開始していたこの連載がなかったらどうなっていたか本当にわからなかった。
続けたからにはという気持ちで文章を必死に書いた。
文章を書いている時もフジロックのことだけを考えることが出来て良かった。今までエンタメという趣味しかなかった私。そのことしか見えていなくて、いろんな人を遠ざけたお返しが、自分が本当に辛い時に返ってきたのだ。
これは仕方がないことだし、自分の辛い気持ちを誰にも共有しないできた報いでもある。
楽しくもないのに笑って、無理やり元気なフリをし続けて仕事をするのは辛かった。

身体が中々起きない日もあるし、全く眠れないし、食欲もない(戻してしまう)、休みの日はずっと布団にくるまっている。なんの気力もない。


フジロック

そんな最悪な精神状態で行ったフジロック。

わざわざ写真を送る人も居ないから、ここに。


帰るのが嫌だった。
こういうお祭りは終わるからこそ楽しいんだと思っていたんだけれど、帰りたくなくて、終わってほしくなくて、見慣れて飽き始めていた大自然の景色をじーっと見ていた。
この景色を是非見て欲しかったな、と感傷に浸るのは恥ずかしいが、それくらい綺麗だった。

明日からまた日常だな、また抱えていくんだな、と思うと寂しくて少し辛くなってしまったけれど、この数日の楽しさを考えたらお釣りが出るくらいだなと思ってシャトルバスに乗って帰路についた。

本来なら、ここで「このままじゃダメだ」となって元気が出て復活、、、という流れになるんだろうけれど、私はそんなに単純ではない笑

たかだか音楽フェスに行ってきただけだ。いきなり、私の辛さ、寂しさ、孤独(自分の心を開けるように出来たり)が変わるわけでもないし、かれこれ数ヶ月続くこのドン底な精神状態が上向くわけでもなく、それを知り合いの誰かに打ち明けるわけでもない。


実際問題、仕方ない。先程も書いたが、私は居ても居なくても変わらない人間なのだ。
バカにされるのも慣れているし、文句を言われるのも、笑われるのにも慣れている、誰からも心配してもらえないことにも、無いように扱われることにも慣れている、1人で黙々と悩んで抱えることにももちろん慣れている、必要とされなくても私は大丈夫だ。
人より少しだけそうしたことに慣れている。

また明日から辛い毎日。夜も眠れず、食事をしても戻してしまう日常になる。辛い仕事、また1人でPCの前で悩む。それをなんとかこなす。
その気持ちを誰かに話したり、相談するわけでもなく、また抱えて生きていく。
そして、仕事でも家でも元気なフリをして生活する。

あの宝物のようなフジロックを思い出せば出すほど寂しい。

でも、それでいいんだとも思う。あの非日常空間に、360日以上辛かった自分の気持ちをちょっとだけ、これからもあの場所に置いていくためにドン底の精神状態で今はいよう。
そんなふうにこれからの人生もフジロックのために(音楽を楽しむために)耐えよう。

これからも生きていくためにフジロックには必ず行こうと思った。
それだけ前夜祭からの四日間、無我夢中で楽しめた。本当に嬉しかった、幸せだった。フジロックにしかない何かが絶対あると思う。素晴らしかった。行って良かった。アーティストも東京とか、他のフェスで観るより何倍もかっこよく、美しく見えた。
あの場所で観た全アーティストを私は思い出せる。特にThe Killers、くるり...素晴らしかった。

私はあの日フジロックで観たくるりを忘れないと思う。

私にとって一番の心の支えは音楽だ。
もう音楽しか私にはないし、居ない。心の拠り所はこれだけ。でもそれで充分。
誰にも見てもらえなくても、音楽ライブにはそんなことは関係ない。アーティストが、参加している私たちのために歌ってくれる。
ずっとそうだった。そんな風に考えながら、これまで自分の部屋にこもって、レコードで、ヘッドフォンで音楽を聞いて耐えてきた。
これからもそうするだけ。
生きるのではなくて、耐える。
私にとって、ロックは自分を大切にするため、自分を守るためのもの。そうやって支えてくれるもの。



誰かと一緒に回ったり、大人数で集まったり。それも楽しそうだったけれど、私はこれからも1人でいいんだ。
私みたいな人がたくさんいるであろう場所、音楽フェスは普段より少しだけ寂しくないし不安じゃないから、大好き。
一番嫌いな深夜もずっと音楽が鳴ってたし。
寝れないじゃなくて、寝なくていいから、フジロックの深夜は辛くなかった。


また来年も来れたらいいな、楽しかったな。
私にとって、フジロックは大切な場所になった。






〜追記〜 8/9

たくさんの方からのメッセージ、本当にありがとうございます。
私は自分が病んでるとか言われたくないけれど、全然気にかけてもらってるじゃん! と嬉しい気持ちです。

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