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【11月4日ワールドミッションレポート:🇨🇦「カナダでモホーク語聖書が完成する」】

カナダの先住民モホーク族が、自分たちの言語の聖書を完成させた。

 このモホーク語訳聖書は、ケベック州カネサタケに住むハーヴェイ・サテワス・ガブリエル氏が中心となり、17年以上の歳月を費やしついに完成に至った。

 実はこのガブリエル氏は、1800年代半ばに福音書をモホーク語に翻訳したジョセフ・スワン牧師として知られるソセ・オナサケンラット氏のひ孫にあたるのだ。彼は、曽祖父によって築かれた土台の上に立っているのである。

ガブリエルの好きな聖書の一節は、ヨハネの福音書一章の「初めに言葉があった」である。彼は教会で、初めてそれを聞いたときのことをよく覚えている。そして母親にこのような質問をよくした。「なぜモホーク語の聖書がないの?」と。その疑問は彼の心にずっと残っていたのだ。数十年の時を経て、神は、そのモホーク語の聖書を世に送り出すために、彼を用いたのである。

聖書全体が翻訳されただけではなく、それは印刷され、すべてのモホーク族が利用できるようになった。彼はこれを心底喜んでいる。

このモホーク語聖書の売り上げは、先住民言語の聖書翻訳プロジェクトに使われるそうだ。

聖書は、全ての人間に宛てられた神からのラブレターだ。誰一人として、この愛の言葉を母語で読めない者があってはならない。

このような草の根の翻訳者の奮闘は今日も続き、また一つの言語、一つの民族が、自分たちの言葉で、神の言葉を手にすることができるようになる。

聖書翻訳の促進のために祈ろう。その結果、すべての人が聖書の示す神の愛と希望に触れることができるように祈っていただきたい。

(プロテスタント10.14%, カトリック40.9%, イスラム2.9%, その他)

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