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1. 大人になってから英語を勉強するということ

英語の勉強の話をする前に、まず私自身の話をします。私は、現在40代前半ですが、現在はシンガポールに駐在しており、LAにMBAの留学の経験もあります。世間一般から見れば間違いなく英語ができる人だと思います。
ただ、20代前半までは全く英語を話せませんでした。大学受験時にそれなりに頑張ったので英文法などはそれなりに理解していましたし、TOEICを受けると730点くらいは取っていたのですが、ネイティブの人が英語を話していても一切理解できませんでしたし、英語を話そうとしても一言も口から出てきませんでした。そのような人は意外と多いのではないでしょうか。

世間で英語ができると言われている人には色々なタイプがいます。
・日本人だけどアメリカ生まれアメリカ育ち
・幼少時代をシンガポールで過ごした帰国子女
・高校あるいは大学時代に留学を経験
これらの人は、大人になってから英語の勉強を始める人とは全く違います。特に上に行けば行くほど、何故自分が英語を話せるかもうまく説明できないはずです。したがって、大人になってから英語を勉強する人が、これらの人々にアドバイスをもらおうとすることはそもそも間違いです。英語の発音方法や文法については教えてくれるかもしれませんが、大人になってからどのようにそれを身につければ良いのかは教えられないのです。

本マガジンでは、私のこれまでの経験に基づいて、英語ができるようになるために必要な能力や知識、そして、それをどのように身につければ良いかの具体的方法についてまとめていきます。

英語を学ぶ目的

みなさんが英語を学ぶ目的は何でしょうか。私の場合は、ビジネスマンとしてグローバルに活躍できるようになることでした。英語を学ぶ目的がたとえば「海外旅行の時に困らないように」「会社でTOEIC730点取ることが義務付けられたので」といったことであれば、あまり時間をかけて英語を勉強をすることはお勧めしません。私が記載することの全てをやろうとする必要はなく、適当に取捨選択し気楽に取り組めば良いと思います。一方、英語でネイティブと対等にやり合えるようになりたいということであれば、自分に何が足りないか理解し、それを補うための努力をするべきです。

私が教えれないこと

英語の勉強の仕方を学ぶためには、自分と似たような境遇の人から学ぶ必要があります。そういった意味で、私の場合、大人になる前の大学受験等の経験によって、最低限の文法知識などは身についていました。したがって、たとえば「三単現のSって何?」という方に、それをどのように学べば良いか教えることはできません。そのような方が英語を勉強すべきではないという訳ではありません。単に、私が記載する内容は、中学校、高校等で学んだ英語は理解していることを前提としているということです。

本記事は以下のマガジンの一部です。


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