見出し画像

チームのプリンシプルとバリューをつくってみたら、得られたのは私の心理的安全性だった

最近チームに人が増えてきて、それまでは横並びのバディ感覚でやれていたものがさすがに厳しくなってくるのを感じ、前にも少し書きましたが、「機能としてのマネージャー」になることの腹を括ったこの頃の私です。

とはいえ依然少人数のチーム、スタートアップという環境で、どうやったらより多くのことをスピード感をもって成せるだろうかと考えると、当然マイクロマネジメントなんてしている時間ない。そもそもせっかく優秀な人を採用してるのに、私のキャパシティの範疇に彼ら・彼女らの力を閉じ込めるなんてありえない。そこで、「何をするにしてもこれだけは大事にしてほしい」という考えをインストールした上で各々自由に動いてもらうのがいいのではないか、という考えに行き着きました。

っていうかそうなんです。所謂バリュー的なやつです。大きな組織にいたときはそんなもん意味あんのかいなと斜に構えて見ていましたが、そうした一見無駄そうでワークしてないように見えるものもそのときどきの必要性から生み出されてきていたものなのだとわかると、大企業って本当によくできてるなと思います。

そんなわけでチームのミッションを明文化した上で、全社的なプリンシプルとは別に、マーケティングチーム独自のバリューとプリンシプルをつくりました。

■プリンシプル=行動規範=「やらないと叱られること」
■バリュー=価値観=「やったら褒められること」

※叱るのも褒めるのも、リーダーに限らずプリンシプル/バリューに基づいてメンバー間でお互いに

どうやってつくったかというと、自分が仕事をする上で大切にしているものを洗い出して、コーチに壁打ちしながらまとめていったのですが、いろんな問いを挟んでもらうおかげで自分ひとりでつくっていたらおそらくなっていた「やっちゃダメ」多めの抑制的なものにならず、さらに自分にとってもチャレンジが必要な要素を盛り込んだものをつくれたので、考えをまとめたいときにコーチングは本当におすすめ。

でもって、10月の頭にチームでワークショップをやりました。ワークショップではまず、つくったプリンシプルとバリューをチームメンバーに私の口から伝えるわけなのですが、よくよく考えると、「自分はこう思ってる」「自分はこうしたい」はこれまでも口に出してきたし、こうして文章にもしてきているけど、人に対して「こうしてほしい」「こうなってほしい」ということを自分の言葉で言ってきたことってほとんどないんですよね。そしてそれを自分よりも優秀だと思っているメンバーの前で話すのはめちゃめちゃ恥ずかしい。こんなこと言ったら笑われるんじゃないか、浅いと思われるんじゃないかと、内心ビクビクしながら話しました。自分のビジョンに自分の言葉で多くの人を巻き込んで動かす経営者ってすごいよ。

しかし、話してみるとみんな真っすぐに受け入れてくれて、それに乗せて様々な考えや経験を聞かせてくれて、ワークショップを通して得られたのは圧倒的な心理的安全性でした。私の

ちなみにプリンシプルとバリューはまだまだ荒削りなので、今後も定期的に話す機会を設けて、チームから生まれる価値観に合わせてアップデートしていきたいと思っています。そして、各所の先輩方のご意見もいただいたらさらに進化させられそうだと思うので、恥ずかしついでに書いちゃいます。

【プリンシプル】
①市場を最も理解する者であれ
恥ずかしながら実際には現状違うんです。社内にいる法務経験者の方が法務の仕事をよく理解しているし、ユーザーのニーズや課題を直に聞いている営業やCS、開発チームの方がユーザーの悩みをよく理解している。しかし課題に気づいてもらい、私たちの製品に気づいてもらうための適切なコミュニケーションを生み出していくためにはやはりマーケターが誰よりもニーズやトレンド、競合環境までを含む市場を理解している必要があるし、そのための努力を怠ってはならないよ、という意味です。

②プロフェッショナルへのリスペクト
私たちが提供しているのは法務のプロの方のための製品で、そんな製品は社内の弁護士やエンジニアのプロによって作られています。それを知ってもらう最初の接点であるマーケティング活動がプロへの敬意を欠いたものになっては決してなりません。社内の会話、ウェブ広告のコピーひとつをとっても敬意を失った表現になっていないか、ということは常に自分に問いかけたいです。

③マーケットリーダーを自覚する
道半ばで書くのも格好悪いのであまり詳しく書きませんが、マーケットリーダーであることを自覚するのとしないのではマーケティングのあり方って変わってくるよね、という話です。
【バリュー】
①大胆な判断

尋常じゃないスピードで成長しようとしている会社なので、しばしばギョッとするような大胆な判断や目標設定が必要です。先日開催したカンファレンスもCOOに「目標3000人で」と言われたときは「まじかよ」と思いましたが、結果達成したわけです。無難にできそうな目標を立てるのではなく、大胆にぶち上げる。これは無難にまとめがちな私への自戒的な部分が大きいです。

②数字で語る
大胆な判断をするためには当然数字の裏付けが必要なので、数字を使って語りましょうねという話です。

③上の仕事は奪うもの
自分がいま持っている仕事を下に任せることができるようになると、一段上の仕事の視界が開けます。なので今後さらに下にメンバーが増えたときには喜んで奪われていこうね、というのと、マーケターという仕事は専門性で分化していくのでなければ突き詰めると経営者になるしかない(と思っている)ので、上の仕事を奪い続けてマーケターとして成長していきましょう、というかんじです。

以上です。いや~恥ずかしい...

皆さんのチームにも行動規範や価値観、あるいは部下に伝えている自分の信条などあれば、ぜひ聞かせていただけるとうれしいです。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ありがとうございます!
125
LegalForceという法務向けのサービスを提供しているスタートアップのマーケティング責任者。往年のmixi日記がコンセプトの非常に私的な記事を毎週日曜の朝に投稿しています。マーケティングの話はあまりしません。

こちらでもピックアップされています

note編集部お気に入りマガジン
note編集部お気に入りマガジン
  • 19468本

様々なジャンルでnote編集部がおすすめしている記事をまとめていきます。

コメント (1)
書いてくれてありがとうございました。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。