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憲法記念日の今日、「生存権」について考える

憲法記念日の今日、こんな記事が出ていました。

新型コロナウイルスの感染拡大が長期化し、日本国憲法の25条で規定されている「生存権」が脅かされるケースが起きている。特に深刻なのが、ひとり親世帯や雇用が不安定な女性たち。取材したシングルマザーは「コロナで倒れるのが先か、お金がなくて倒れるのが先か」と嘆く。憲法の施行から3日で74年。改めて生存権が問われている。
神戸新聞NEXTより

企業の業績悪化で、給料が減ったり、離職しなければなかったりしている人が少なからず出ており、その日暮らしになっている家庭も多くなっています。

また、2020年の全国の自殺者数もリーマンショック以来、11年ぶりに総計として増加しています。小中高生の自殺者も統計開始以来、最多を記録したり、女性も増加していたり、コロナによる影響は色々なところで見られます。

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引用:令和2年中における自殺の状況より

男性は11年連続で減ったものの、女性は過去5年で最多に。小中高生の自殺者数も急増し、499人は統計のある1980年以来、最多になった。
兵庫県警によると、県内の自殺者は888人で、前年より女性だけが11人増えた。厚労省自殺対策推進室は「女性の方が雇用が不安定で、コロナ禍がさまざまに影響している」とみている。
神戸新聞NEXTより

法人としては、コロナによって生活が大変な家庭が多くなっていることに加えて、緊急事態宣言の発出によってさらに苦しくなる家庭が出てくると思い、4月19日(月)から兵庫県内の子育て世帯への食糧等の支援活動を40世帯対象で行いました。

おかげさまで、半月もたたないうちに申し込み定員に達し、5月中旬までに支援を提供させていただくことになりました。申込者数のうち、21家庭に関しては4月29日に支援の提供を行いました。

第1便をお届けさせてもらった方にアンケートを協力してもらったのですが、コロナによる影響として大きかったのは収入面についてです。また、この1年間で離職することになり、現在はパート・アルバイト等として働かれているご家庭も多くありました。

第1便アンケートより

新年度ということもあって、進学・進級に伴う出費なども増え、食糧・生活用品・子どもの文房具等を切り詰めていた家庭もあったそうです。そういう家庭に今回、支援を届けることが出来たのは本当によかったと感じています。

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生存権について憲法では、「国民が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」として第25条に規定されています。国でも、ひとり親世帯等に対して給付支援(子育て世帯生活支援特別給付金)をこれまでに2回行なってきました。

しかし、それでも毎日を生きるので大変・必死になっている家庭はとても多いです。ひとり親世帯に限らず、コロナで生活が苦しくなっている世帯に対しての支援のあり方を考えていく必要がありそうです。

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特例認定NPO法人兵庫子ども支援団体では、必要とされている家庭へ支援を引き続き届けるために、「月1,000円からの継続した支援(マンスリーサポーター)」や「1度だけの単発の支援(スポットサポーター)」、「TwitterやFacebook、noteなどのSNSやブログメディア等で拡散」のいずれかによるご支援にご協力いただけたらとても嬉しいです。

---> 月1,000円からの継続した支援(マンスリーサポーター)

---> 1度だけの単発の支援(スポットサポーター)

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