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火山が好きでジオパークを巡っているの(1)洞爺湖有珠山ジオパーク①

私は知る人ぞ知る、知らない人は知らない火山好きの間熊田マリです。それを自覚した10年ほど前から同じく火山好きのカナさんと年に1〜2回「火山合宿」をしているの。地球の営みを学び楽しむのが主旨なので、それに最適のフィールドとして毎回「ジオパーク」に訪れるようになったのよ。(「ジオパーク」が何かはいずれ書こうかな)

ここしばらく合宿はお休みしていたんだけど、今年メデタく再開!6月末にカナさんとカナさんの知人と3人で『洞爺湖有珠山ジオパーク』に行ってきました。実はこれが5年ぶり2度目。私たちここが好きなのよね♪

早朝、ホテルからの洞爺湖

洞爺湖は「カルデラ湖」といって、火口(カルデラ)に水が溜った湖なんだけど、なんとその周囲は43Km!日本で3番目に大きいの。山手線がスッポリ入っちゃう(笑) ぜひ日本地図を確認してほしいわ。北海道の首のあたり(バカリさんが掴む親指あたり)にまるい穴(湖)があるでしょ。地図で見ると小さいけど、東京にあったらヤバイ巨大湖よね。デッカイドーホッカイドーよね。

この日はジオガイドの荒町さんにお願いして、あるポイントへボートで早朝出発!ここよ、ここに行きまーす。

紫レンジャーがカナさん、青レンジャーが筆者、黄レンジャーがガイドさん、紺レンジャーは火山学者になりたかったというS氏
ちなみに船頭さんは荒町さんの旦那様の夫婦舟
奥に見えるのは羊蹄山

一番上の写真の中央に見えていたのは「中島」っていうんだけど、洞爺湖のちょうど真ん中にあって、洞爺湖ができてから5〜6万年後にできた火山なの。ちなみに洞爺湖は11万年前にできたそうよ。誰も見てないけど、スッゴイ大きな噴火活動だったでしょうね。

中島は4つの島からなる

中島を巻くようにボートをしばらく走らせていくと、突如船頭さんがなにかを探すようにゆっくりと徐行。もしかして着いたかもしれないわ。ホラ、見て見て底が見えてるよ。

透明度たかい!

でも洞爺湖のいちばん深いところは180mもあるの。しかもここはどこの岸から離れている。浅い部分はテニスコート2面分くらい。これなんだと思う?

実は、ここ、火山の山頂なの。底じゃないのよ出っ張りなの。中島ほど大きくなれなかったので水面から出なかったわけ。惜しかった、5つ目の島になったら名前を付けてもらえたのに。でもジオパーク的には「ゼロポイント」と呼んでいるそう。ゼロ?ってどういう意味かしら。標高でいったらマイナスよね?水位が変わったのかな?今度確認しておくね。

もしかしたら湖の中には他にも山があるのかも。色んな山に登ってきたけどボートで登頂したのは初めて。でも登頂っていうより、気分はキント雲に乗った孫悟空よ♪次は中島へ上陸よ。キント雲はビュンビュン速くて案外気持ちがよいものね。

雨が降ってきた。キレイ

ボートが着いたのは観音島と弁天島の繋がったとこにある桟橋。ここまでの話で予想できると思うけど、どちらの島もたまたま水面から出ただけで、さっきのゼロポイントと血の繋がりのある親戚よ。

弁天島を登っていくと弁財天様が鎮座しておられた

中島に人は住んでいなくて、森はひっそりとしててとってもいい雰囲気。ひろーい洞爺湖の真ん中に私達しかいないという厳かな感じと、ちょっとした優越感もあったな。人があまり入らないことで守られるものは確かにあるのよね。でも行っちゃうの。人間だから。

細い木が多い。火山だから表土が薄いのかな

帰りのボートから有珠山(中央〜右の山塊)と、いちばん左にちょんと尖ってる大好きな昭和新山が見えた♪1回目の合宿でどちらにも登ったので今回は山の反対側の水辺を見にいくわよ〜。つづきはまた!
火山って山だけじゃないのよ。楽しいわね。

有珠山は洞爺湖より約3万歳年下
無意識に拝んでるわ、私、ヤバいわねw

(つづく)

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