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Clock Going【君のための開拓】

悪口を言う暇があったらあたしのことを忘れてほしい。
迷惑でしかなくて、関わって来られると体調が悪くなるの。
だって生きてるる世界が違うし、吸っている空気も違うから。

日々の糧を何にするかがそもそも違う別種の生物が同じ星の同じ環境で生きられるはずがないことをわかっほしい。

あたしたちが住む世界は清流が流れている。互いに良いところを見つめる努力をしている。だって、あたしたちはもともと悪いところに目が行きがち人間だから。

人の悪いところを見つけるのは簡単。だって自分と比べて自分にはないいいところを見つければいいんだから。

でも人のいいところをは自分の数歩先を行っているから、いいか悪いかを判断するのは難しい。自分より頭がいい人の言ってることってなかなかわからないから。

あたしたちは前に進もうとしているの。前に進みたいから棲み分けを申し出たの。ベクトルが別の方向で、別世界で生きたって互いに死にはしないんだからね。

足を引っ張るのは後ろ向き、人を応援するのは前向き。
まだわからなくてもいい、でもきっといつか大人になったらわかると思う。小学生と高校生が同じ教室でお勉強するなんて聴いたことがない。
学校は修了、修学して進学できる仕組みなのはわかるでしょう?


この世界は同じようでいて違う。
同じステージに立っても、物理的で終わりのある世界に普遍的な価値はない。
道徳と倫理を学ぶことは地動説に挑戦するような勇気がいること。あたしたちは勇気を持って一歩を踏み出した。天動説のよくわからない論理に真っ向勝負しているんじゃなくて、ただ当たり前のことを世の中に伝えているだけ。だから争いたいわけじゃないの。

地動説がはじまったあの頃、魔女狩りも相まって既存の概念を守ろうと何人もの人が殺された。時代が変わる時は犠牲がつきものだってあきらめていたのはコペルニクスの世界にインターネットがなかったから。

あたしたちの世界には言語とインターネットがある。今はインターネットがあるから殺し合うこともなく、良い波動が電波に乗ってこの地球を包むの。きっと太陽からの電磁波さえも防ぐほどにあたたかい思いがこの地球を包めると思うの。
犠牲はもういらない。ただわからない人はわからないことを認めて干渉しないこと、学ぶことを自分の今の使命と信じること。そうじゃないとまた通信障害が起きると思う。

あたしたちはインターネットを上手に使う弱い葦であることを覚えていれば、きっと次の世代にインターネット以上のものをつなぐことができる。
あたしたちは単純に過去からバトンをもらって未来につなぐ役割を担っているだけ。偉くもないし、競うことさえナンセンス。

人の悪いところがよく見えるのは自分と比べてしまうから。良い部分は認められらない人が多い。
置いていかれるのが怖いのよね。お母さんとお父さんに置いていかれたらひとりで何もできないことを子供は生まれながらに知っている。DNAに刻まれているその思いは生きるために備えられた防衛装置でもあると思っている。

あたしたちは置き去りにはしない。ただ他の人よりも勇気があるから、気持ちが強いから、探検してくるだけ。冒険に先立ち開拓者が必要でしょう?冒険家のお膳立てをするのは探検家の役割であり仕事であるから。
ロケハンは私たちの仕事、経営やゲームメイクはあたしたちの仕事。
だからもう少し待っていて。いずれ、迎えに行くから。





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