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雪が降ると思い出すこと。

4年前の雪の日、まだ営業だった私は仕事が終わらずにパソコンを抱えて、沖縄マラソンに出るため羽田空港に向かった。

無事に空港について、スタバで仕事を片付けてようやく搭乗。

飛行機が苦手な私はどきどきしながら座席で待っていたのだけど、
どんどん雪は強くなって、機長の懸命の努力(何度も何度も除雪材を撒いたり現地空港との調整をしている旨をアナウンスしてくれた)にもかかわらず数時間の缶詰のあげく飛行機は飛ばず。

近くのホテルはどこも満室で、しかたなく終電で大雪の中スーツケースをひいて何度もすっ転び泣きながら帰宅(翌日、無事飛べた✈️)。


あのとき、京急蒲田の人のいない駅のホームで吹雪の中電車を待っているとき、

あー、私ほんとについてない

と声に出しそうになったのを今でも鮮明に覚えている。


当時は大殺界でおみくじは何度ひいても凶か大凶。

それまで特に占いは信じてなかったけど、このときから運勢ってあるのだな、となんとなく思うようになった。


当時はネタにするしかなかったけど、本当に何をやってもうまくいかず、その後もとことん悪いことが続く数年だった。


あの雪の日はその中では笑い話だったけど、
無事出場できた初めてのフルマラソンでは、42.195キロの間ずっと、
「このマラソンを走り切ったら、絶対に運気がよくなる!」と自分に言い聞かせながら走っていた。

結局そのあとも数年運気は良くならなかったのだけど、沖縄の人のあたたかさとマラソンを完走したときの感動が忘れられずそれからずっと毎年1月にはフルマラソンをあたたかい石垣島で走るようになった。

おかげでなんとか、
今は雪が降っても早めに退社できるくらいの図々しさを身につけた中堅社会人になり、
あたたかい部屋で煮込みうどんを食べてコーヒーを飲める余裕すら出てきた。


私にとってマラソンは、
自分で結果を決められる今年の運試しであり、自分に勢いをつけるためのお守りのようなものでもある。

毎年たくさんのあたたかい声援に励まされながら完走すると、なんだか今年も良い年になる気がしてくる。

今週末は、ついに石垣島マラソン。

全然練習はできてないけど、
2018年を良い年にするために、今年も頑張ってきます。

土曜日までには雪が落ち着いていますように。

#日記

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