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第拾話 ラヂオダイバー

横に前に体を弾ませていきましょう!
素早く、そしてダイナミックに運動方向を変える・・・ラヂオ体操第二っぽい動きですね。
はい、ここまで来ると第二っぽさがわかってきました。それでは存分に第二っぽさを動作分析していきます!Let's マウンテン!

5. 体を横に曲げる運動

目的:固くなりがちな脇腹の筋肉を柔軟にする

動作1:左手を脇の下にあて、右腕を横から振って、体を2回曲げる
動作2:両手で体の横を軽くたたく

動作1で行う運動|使う筋肉
左側肩関節の外転|棘上筋・三角筋中部・肩甲骨周囲筋・上腕三頭筋の収縮
左側肘関節の屈曲|上腕二頭筋・上腕筋・腕頭骨筋の収縮
右側肩関節の外転|棘上筋・三角筋中部・肩甲骨周囲筋・上腕三頭筋
体幹の左側屈|左側腹斜筋

動作2で行う運動|使う筋肉
肩関節の外転|棘上筋・三角筋中部・肩甲骨周囲筋・上腕三頭筋の収縮
肩関節の内転|大胸筋・広背筋・肩甲骨周囲筋の収縮

動作1を効果的に行うコツ>>
足を開いて立ち、力を抜きます。左手は脇にあてます。右腕の肩関節外転を行い、真横から勢いよく振り上げます。ラジオ体操第1でも同様の運動がありますが、左手を脇にあてていません。手を脇に当てることにより、体幹をしっかりと固定する事ができます。体幹を固定する固定することで、素早く腕を上げた時に体全体がぶれることを防ぎ、さらに振り上げた側の右腹斜筋をストレッチする事ができます。
また、横に曲げますというナレーションがありますが、あまり体幹側屈は行いません。ラジオ体操第1では、スピードはゆっくりと行うため、じわーっと伸ばす方法となっているため左手を下げています。しかし、このラジオ体操第2では、左手で体幹を固定することでダイナミックストレッチをしっかりと行う事ができます。

動作2を効果的に行うコツ>>
腕は勢いよく開いて、閉じます。肩関節内転をする時には、肩関節内転筋の収縮にて行っています。肩関節内転運動にて腕を閉じているため、動作スピードが速くなっています。肩関節外転筋の遠心性収縮ではなく、身体の横を軽くたたくようにして運動スピードをコントロールします

6. 体を前後に曲げる運動

目的:背・腹部の柔軟性を高め腰への負担を軽くする

動作1:腕を前後に振りながら、弾みをつけて体を2回曲げる
動作2:腕を振り上げ、ゆっくりと後へ反る

動作1で行う運動|使う筋肉
体幹の屈曲|腹直筋の収縮
肩関節の伸展|広背筋・三角筋・大円筋の収縮
肩関節の屈曲|三角筋前部・大胸筋上部・烏口腕筋筋・肩甲骨周囲筋の収縮

動作2で行う運動|使う筋肉
体幹伸展|脊柱起立筋の収縮
肩関節屈曲|三角筋前部・大胸筋上部・烏口腕筋筋・肩甲骨周囲筋の収縮
肩関節伸展|広背筋・三角筋・大円筋の収縮

動作1を効果的に行うコツ>>
弾みをつけながら体を前に曲げつつ(1回目)、両腕もしっかりと振り下ろします。少し体を起こす事で、さらに両腕を後方へ振り上げやすくなります。
次に、両腕を前に振り下ろすために、少し起こした体をさらに曲げます(2回目)。この体を曲げる勢いを活かして、両腕を振り下げます。
両腕は、振り下げてから、頭部高さまで少し振り上げます。

動作2を効果的に行うコツ>>
両腕を頭部の高さまで振り上げたまま、体幹を伸展させていきます。
バンザイの位置まで体を起こしてから、上を見るように頸部伸展させ、体幹を伸展させます。動作2では、頭部と腕の位置関係は一定に保つ事で、しっかりと頸椎と胸椎と腰椎を伸展させる事ができます。

to be continued...

いやー第二っぽさが溢れ出てきましたね。次の運動も第二っぽい動きで乞うご期待です。

シン・ラヂオ体操とのシンクロ率...40.1%

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