「名月」参加レポート
こんにちは、Mt.長谷川です。最近は何度計算しても10月末に落とされる学費を支払うためのお金が足らず、絶望する日々を送っています。
去る9月30日、僕としては初となる生大喜利の大会『名古屋大喜利対戦 「名月」』に参加してきました。本稿ではそんな1日を振り返っていこうと思います。
おことわり
本来は皆さんの回答のツボ上げを行いたかったのですが、当日の緊張とちっちぇ~脳みそのせいで細かい回答を覚えていないので、具体的なツボ上げは一旦行いません。当日の会の様子は後日動画でアップロードされるようなので、その後に追記を行う予定です。
ですので、本稿の第一版は「このお題の○○さんめちゃくちゃ面白かったな…」とか「このお題みんな面白かったぜ…」みたいな大変具体性に欠けたものになりますのでご了承ください。ごめぇんね…(´;ω;`)(犬系彼女)
ブルペン入り
大会自体は午後からの開催だったのですが、落合監督さんと物数さんが「名古屋大喜利ブルペン」と称し、我々ボケピッチャー(ボケを投げる者のこと。回答者とも)の肩を温める場を朝の9時から設けてくれました。
生大喜利どころか最近はネット大喜利すらあまりやれていない(時々思い出したように大喜利茶屋に参加し、身ぐるみを剥がされて帰ってくる)僕にとって、このブルペンは本当に助かりました。
いつものように名鉄名古屋駅からとことん迷って地下鉄に乗り換え、本陣駅から徒歩10分。会場にたどり着きました。かなり入り組んだ住宅街の中でやや迷ったのですが、やたら笑い声の聞こえる建物があったので「ここがブルペンであれ!」と思って入りました。
挨拶もそこそこに、大喜利プレイヤーの中に大泥棒がいたら全てが破綻してしまう料金箱に500円を入れ、投球練習を開始しました。
例に漏れずここでの回答も記憶の彼方に飛んでしまったのですが、朝なのに皆さんキレキレの回答を連発しており、ヒェ~と思いました。その中でも『逆に、数人の生徒を数百人ものカメラマンが撮っている修学旅行』みたいなお題が皆面白くて、特にあちゃのさんの回答がずっとツボでした。
自分の回答だと、『オタクが女の子ではなく、マッチョのことが好きな世界』みたいなお題で、『まっちょだ…w』と回答したら体感自分史上1番ウケて嬉しかったです。ありがとう、「えっちだ…w」。
そんな感じで2時間30分ほどひたすらローテーション大喜利をやって、全員の肩がアチアチになったところでブルペンは閉場。午後の会場は異なるため、一旦解散し各々でお昼ご飯を食べることになりました。
お昼ごはんだ!
バームクさん、ドクローネさん、警邏さん、えすわいさんとご一緒させてもらい、コメダ珈琲でお昼ごはんを食べました。
僕は産まれも育ちも愛知県ですが、コメダ珈琲は初めてでしたので、皆さんにコメダ知識を教えてもらいました。なんでもオマケで貰える豆は店外に持ち出すと捕まるそうです、皆さんも気を付けましょうね。
あとは注文のタイミングで『コーヒーチケット』なる要素が新登場して、かなり狼狽してしまいました。おそらくスタッフの間で『チケット』というあだ名が付いたので、あのコメダ珈琲には二度と行けません。
その他のエピソードだと、警邏さんとバームクさんが頼んだハンバーガーがでかすぎて、2人まとめてぐったりしていました。ドクローネさんも同じハンバーガーを頼んでいましたが、「もう1個行ける」と言っていたので、ボケクエMVPはすごいなと思いました。
えすわいさんはクリームソーダと皆でシェアしたフライドポテトとチキンしか食べていなかったので、求道者みたいで格好よかったです。
名月の会場へ
コメダ珈琲を後にした我々は、「今は電磁波+エアスラッシュのキモいカイリューが流行っている」といった会話をしながら決戦の地へと向かいました。
階段で3階まで上がり、開け方が初見殺しのドアノブをひねると、ありました。本日の月見会場です。
極度の緊張とミニシロノワールによる血糖値の上昇で強い眠気に襲われていた長谷川少年は、開会までひたすら麦茶を飲んではおしっこに行く機械になっていました。
名月、開戦…
ついに名古屋大喜利大戦『名月』が開戦しました。僕は生大喜利の大会に初参加とはいえ観戦は経験があり(7月に同じく名古屋で行われた、将棋紳士さん主催の『交』)、その時に味わった異様な緊張感が自分の身に降りかかったことでかなり無理して笑っていました。
予選
ぎこちない笑顔の僕をよそに、さっそく予選が開始されました。予選のグループ分け抽選は、静かの海さんのツイキャスで事前に行われていたのですが…
生大喜利大会初参加の長谷ちゃんは、とんでもないグループにぶちこまれてしまいました。
大喜利界隈なら知らない人はいないと言っても過言ではない激ツヨベテラン脳髄筋肉さん、独特の雰囲気から爆笑を産み出す生命の輝きさんを始め、名古屋大喜利界隈で大暴れのアントニオカッキーノさんやストレートに強い回答で殴ってくるあちゃのさんに、確かな爆発力のある太田ソラネさん。キツすぎて配信を聞きながらアへ顔になっていました。
お恥ずかしながら唯一あくたさんだけ存じ上げなかったのですが、当日ブルペンでの投球を見たところあくたさんもど真ん中ストレートから変化球まで投げることのできる実力者であることを確認し、アへ顔ダブルピースとなりました。
そんな絶望の長谷ちゃんを尻目に、予選は進んでいきます。
先陣を切ることになったグループAの皆さんですが、早速ドカドカと笑いを取っていて本当にすごかったし、内心ビビりました。これが大会…。
その中でもドクローネさんが一歩抜け出す感じで、本当にさすがの一言でした。
審査が行われている間、審査対象のみ顔を伏せ、勝ち抜けの発表は全ブロックが終了した後というルールでしたので、Aブロックの皆さんだけ結果を知らない状況でAブロックが終了しました。
僕はドクローネさんの隣の席に座っており、かつその時にはドクローネさんの1位通過がわかっていたので「おめでとうございます」と言いたくなりましたが、オトナなので我慢できました。わかってる♪欲しいんでしょ♪
続いてのBブロックも当たり前かのように笑いが起きており、僕はひたすらげっそりしていました。このブロックでは特にブルータス森さんと田んぼマンさんが面白かったです。
そして、ついに僕の所属するブロックCの順番がやってきてしまいました。呼び込みの際、エントリー時に書いた意気込みを読まれたのですが、「名月でも金、就活でも金!」と読まれ、微熱みたいなウケを獲得しました。
このブロックで出題されたのは『「ありがとう」やそれに類する言葉を言うと逮捕されてしまう世界』というお題と、『バカとブスが増えすぎて、尊敬されなくなった東京大学でありそうなこと』というお題。正直緊張しすぎて自分がどんな回答をしたのかすら覚えていません。何なら覚えているんだ。
手応えとしては「正直スベってはなかったな」という感じでした。しかしながら、回答を記入している間でも隣から笑い声がたっぷり聞こえており、みんなウケているよぅ…(´ ;ω;`)と思っていました。ですので、「あわよくば3位に食い込んでいてくれ!ただ敗者復活の用意はしておこう…」ぐらいの気持ちで回答席から降りました。
心ここに在らずで観戦していたDブロックとEブロックも激戦が繰り広げられていました。Dブロックは『演奏が良すぎたあまり、アンコールを何十回も要求されているバンド』というお題の5周年さんがずっと面白く、Eブロックはゴミー・ペイジさんが特に好きでした。ゴミー・ペイジさんは以前の大喜利会でご一緒した時もめちゃくちゃ面白くて、社会人芸人さんとのことなのでいつかネタを見てみたいです。
予選の結果は…?
全ての予選ブロックが終わり、少しの休憩を挟んで予選の結果発表が行われました。自分のブロック以外はある程度結果がわかっていたので、Cブロックの結果をひたすら待つと…
なんと、1位で通過することができました。驚きすぎて、名前を呼ばれた時には「やったー!」より先に「えっ!?!?」と言ってしまいました。本当に嬉しかった~
また、このブロックでは予選で唯一のサドンデスが脳髄筋肉さんとあくたさんの間で発生しました。予選の時に横目で見た印象では2人ともめちゃくちゃウケていたので、この2人のどちらかを選ばないといけないのは苦しかった。
サドンデスでは脳髄筋肉さんが勝ち、予選の勝ち抜けが決まりました。
敗者復活
予選の結果発表が終わると、すぐに敗者復活戦が行われました。上述の通りかなり厳しい条件を勝ち抜いたのは、スカイブルーさん、太田ソラネさん、しろやまさん、野島久助さん、あちゃのさんの5名。
勿論皆さん面白かったですが、特にスカイブルーさんの回答が好きでした。あと、勝ち抜けが決まった瞬間に太田さんが大きな声を出して喜んでおり、見ているこっちも嬉しかったです。
本戦
敗者復活戦が終わるとすぐに本戦が始まりました。本戦は事前にどのブロックに振り分けられているかは知らず、静かの海さんに呼び出され次第ステージに、というシステムでした。
そんな中僕はAブロックに振り分けられ、緊張する間もなく戦うことになりました。かえって良かったかも。
ただ戸惑いはしており、回答席が隣だったバームクさんが突然サングラスをかけてくるボケをしてくれたのに、「おう笑」みたいな反応しかできなくて申し訳なかったです。
本戦Aブロックは、プーチンと白プーチンさん、5周年さん、バームクさん、太田ソラネさんとのバトルでした。出題されたのは、 『ゾウの鼻がすべり台になっている」ならわかるけど、流石に変だろと思った動物をモチーフにした公園の遊具』というお題と、『通販番組にリアクション要員で呼ばれたアホ山くん「○○○」』というお題。
具体的にどんな回答をしたかは覚えておらず、本当にいい加減にしろという感じなのですが、公園の遊具のお題はあまりシャキッとした回答が出せず、手数で誤魔化した記憶があります。ただ、アホ山くんとは大喜利プラス時代にめちゃくちゃ触れあったので、2題目はそこそこ戦えていたのではないかと思っています。
総じて、本戦は悪くはないかなくらいの手応えで終わりました。しかしながら勝ち抜けは5人中2人だけと大変厳しいのでめちゃくちゃ不安ではありました。
不安な中で観戦した以降のブロックについては、特にCブロックで出題された『おじさんだらけの専門学校で行われている授業の内容』というお題が全体的に面白かったと記憶しています。各々がおじさんに変なことを学ばせていました。
そんなこんなで本戦も全て終わり、デカ休憩を挟んでの結果発表。果たして…?
長谷川ちゃんは2位でなんとか本戦を通過し、なんと準決勝まで駒を進めることができました。当初は敗者復活も含めて1つでも勝ち進められれば御の字だと思っていたので、こんな所まで来れるとは思っておらず、本当に嬉しかったです。
準決勝
準決勝まで来たと思うと、自然と「優勝」という言葉が脳裏によぎります。「大会初参加で優勝…ネ。」とか調子に乗ったことを考えていましたが、振り分けられたグループを見て我に帰ります。
僕は準決勝で、警邏さん、田んぼマンさん、副編集長さんと戦うブロックに振り分けられました。死刑宣告?
ツイてね~!と一瞬思いましたが、反対側のブロックを見ても地獄みたいなメンバーでしたので、準決勝ならそらそうかという感じです。
僕は後半ブロックだったので、戦う前に準決勝のバトルを見ることができました。そして、1題目に画像お題が出題されることがわかり、本日数回目の絶望をします。
ネット大喜利からずっと画像お題には苦手意識があり、僕の表情は完全に犬系彼女になっていました。せめて恥ずかしくない程度には戦いたいと思いましたが…
結論から言うと、手も足も出ませんでした。
事前の懸念の通り、画像お題で本当に何もできませんでした。他の3人がどんどん笑いを取って場を温めてくれている中、僕が図書館みたいな空気を作ってしまうみたいなことがひたすら続き、1題目が半分終わったくらいで完全に心が折れてしまいました。無念…
画像お題は完全に実力不足で、悔いも残らない程にボコボコにされたのですが、負けがほぼ確定していた2題目の普通お題では、グッドルーザーになろうとしすぎてしまったことを少し反省しています。もう少し醜く足掻けば良かった…(結果は多分変わらなかったけどね)
で、このブロックでも田んぼマンさんと副編集長さんの間でサドンデスが発生しました。僕の所属するブロックはサドンデスに縁があります。本当にハイレベルな戦いを制したのは田んぼマンさん。これで決勝の4人が出揃いました。
決勝戦!
決勝に駒を進めたのは、プーチンと白プーチンさん、警邏さん、宇多川どどどさん、田んぼマンさんの4人。当たり前ですが錚々たるメンバーです。
奇しくも、東海勢のプーチンさんと警邏さん、非東海勢の宇多川さんと田んぼマンさんという2vs2の構図になりました。どっちもがんばぇ〜
決勝戦の1題目は『本当に月があなたを追いかけているとしたら、多分こんな理由』というお題。「名月」の決勝戦にふさわしい月のお題です。
このお題、決して簡単なお題ではないと思うのですが、そこはさすが決勝戦。全員がスラスラと筆を走らせ、どんどん笑いを取っていました。その中でも特に警邏さんがお題を正面から打ち返す回答で大ウケをとっており、非常に格好良かった。
そして、今大会を結ぶことになる決勝の2題目は『あなたの大事な人生を使ってそんなことを学ぼうとするな』というお題。会場が「生涯学習センター」ということを請けてのお題です。
このお題を見ての僕の感想は、「む、ムズイ〜〜〜!」でした。確かそう言いました。万が一にも僕がこのステージに立っていたら、多分ペンを置いちゃっていたと思います。だからこそ、決勝戦で出題されたのでしょう。
そんな中でも決勝戦の4人はどんどん回答をし、しかも全く外さない。これぞ頂上決戦〜と思いました。この戦いを見ることができただけでも名月に来た甲斐があります。
あとはお題の性質上、回答者の方の人生を覗き見ることができたような感じも面白かったです。あれみんな事実だったのかな
初代「名月」王者は…?
壮絶な殴り合いの末、ついに最後のお題が終了しました。果たして、初代「名月」王者は…?
同率2位が3人という激戦の中抜け出した警邏さんが優勝となりました!本当におめでとうございます!!
お昼にハンバーガーでぐったりしていた中での優勝です。あとは名古屋の大会で東海勢が優勝してくれたのも嬉しかった~!
警邏さんには、主催の静かの海さんから名古屋銘菓の詰め合わせと、1年間静かの海さん主催の大喜利会に無料で参加できる権利が送られました。名古屋の大喜利会で警邏さんを見ることができるチャンスが増えたということです。嬉しいね!
大会を終えて
僕としては初の生大喜利大会となった今大会、本当に最高の経験になりました。就活やら研究やらで少し大喜利から気持ちが離れていた中でしたが、あの地獄の予選Cブロックを1位抜けできたことも、準決勝まで上がれたことも、本当に自信になりました。
それでもやはり、決勝戦、そして優勝にはまだまだ高くて分厚い壁があるな~と実感しました。まずは画像への苦手を取っ払おう!
そして、今まで少し避けてきた生大喜利の大会も、また機会があれば参加したいな~と思います。チーム戦も楽しそう!誘ってくれたら可能な限り飛んでいきます。
最後になりますが、主催の静かの海さん、素晴らしい大会を本当にありがとうございました。大会初主催であるとは思えないほどスムーズな進行で激巻きしたのは本当に凄かったです。来年の名月もぜひ参加させていただきたい!
また、午前にブルペンを整備してくださった落合監督さん、物数さんも本当にありがとうございました。大会に向けて集中したい中だったと思いますが、冗談抜きでめちゃくちゃ助かったし本当に楽しかったです!
そして、ほか参加者の皆さん、対戦してくださったり面白い回答を致死量寸前まで見せていただきありがとうございました!東海地方以外からお越しの方も、また機会があれば名古屋の大喜利会に参加していただけると嬉しいです。
大変長い文章となってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!長谷川でした。
おまけ:打ち上げだ!
大会が激巻きしたこともあり、30人近くの異常なほどの人間が打ち上げの参加を希望しました。予約なしでこの人数が入れる店があるとは考えにくく、Dar-Tなたでここさんの見事な仕切りで数グループに別れて食事に行くことになりました。
僕のグループは山賊焼がウリの居酒屋へ行き、同卓だったそにぃさん、しろやまさん、Dar-Tなたでここさんと主にお話をしていました。同じ大喜利好きとはいえ、普段は全く別の界隈に所属しているので新鮮なお話が沢山聞けて楽しかった~!
後々のSNSや感想記事を見るに、どのグループも充実した打ち上げをやれたそうなので何よりです。どんな話をしたんだろう~~!!
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