あの日のこと

暗闇の中の非常口

みどりの光がぼんやりと

ぽつねんといる緊急病棟の

鳴りひびくサイレンが

ここはどこだろうと意識が遠のき

目の前のレントゲン写真に

ドラマの世界かなと意識が遠のき

永遠の命などないことくらい分かっているのに

生きてるだけで良いと思ったあの日の

わたしに

わたしは

殺されるのかもしれない

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