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英語にお金をかけるなら。

独学が最強

私は独学推奨派です。英語学習の方法論は出尽くしているし、結局、自分で時間を作って学習をしなければ使えるようにはなりませんから。語学というのは大変な努力が必要です。

世の中には英語講師という職業があるように、皆さんお金を投資して語学の習得を目指す人はたくさんいます。それでより早く効率的に語学習得できればいいことだと思います。今回は、英語にお金をかける場合に考えられる3パターンのサービスについて、思うことをnoteに書いてみます。

① 駅前留学

ECCとかAEONとかNOVAとかです。もう数十年前からこのタイプのサービスがあります。私も学生の時に一ヶ月だけ駅前留学しました。(一ヶ月でやめました。)

この業態の良い所は、ネイティブの先生の授業を受けられるということです。それこそちょっと前まではネイティブの先生に学ぶためには駅前留学しかありませんでした。外国人を相手に英語をしゃべるという精神的な壁を乗り越えるには良い経験だったと思います。

悪い点は、確か数か月分の授業料を先払いになるところ。サービスが良ければ続けて、悪ければすぐにやめれるというのが健全なサービスの形です。無料体験を設けて、せめて授業料は一ヶ月毎の支払いにした方が顧客側としてはリスクが低いですし、内容に自信のあるスクールであることの裏返しになると思います。

週一回の授業の限界もあります。それだけではもちろん話せるようにならないです。多くの人はネイティブの授業を1時間受けて満足して帰って、一週間ぶりにスクールに来て先週と同じあいさつのやり取りでまた満足して帰る、という停滞のループに入ってしまい、この点は不誠実だと思います。ただただ英会話を楽しむという感じ。どのような結果が欲しいのか、結果の達成にはどうしたらいいのか、ということを問うスクールは少ない印象です。

② オンライン英会話

この数年にオンライン英会話サービスが乱立しています。競争があって利用者としては歓迎する状況です。月額6000円程度で毎日30分の授業が受けられます。この手軽さと安価さが大きな売りですね。

基本的には、私はオンライン英会話を推しています。入学金がない事業者もありますし、月額払いですし。講師は非ネイティブがほとんどです。ネイティブ講師の場合は値段設定が上がる事業者もあります。DMM英会話はその仕組みですね。ただ、非ネイティブでもほとんどの受講生にとっては必要十分のレベルにあると思います。評価制になっているので、その先生が過去、生徒にどのように評価されているのかも見ることができ、先生を選ぶうえで参考になります。ただ、人気講師はなかなか予約ができず、毎日の先生が異なるケースが基本となります。つまり、誰かがあなたの英語の進捗を管理して適宜アドバイスをくれるというサービスはありません。あくまで自分で学習を管理できる人が利用すると良いのがオンライン英会話です。

③ 英語学習コンサルタント

最近はこれ系が多いです。イングリッシュカンパニーPROGRITライザップイングリッシュなどが有名どころでしょう。私はこれは理にかなったサービスだと思います。

要は語学トレーナーが監督者になって生徒の自習をサポートするんですね。どのみち英語習得のためには自習・独学が不可欠です。もし個人個人にあった独学方法を教えてもらえるとしたら価値があります。このサービスは3か月集中型というのが多いです。3か月で話せるようになるというよりも、その後の継続学習の手法をアドバイスしてもらえるという点がこのタイプのスクールの売りです。

繰り返しですが、語学の方法論に関しては既に世の中に溢れています。やればいいことはネットで調べられますし、私もnoteで毎日発信しています。問題は継続できないこと。その原因の一つは成長実感が得られないこと、得られる前に学習をやめてしまうということです。だとしたら、この3か月の間に少しでも成長実感を得て、独学のコツ、長期戦になる語学の見通しが立てられたら、それは投資に見合ったリターンとなるはずです。

問題はお金ですね。当然個人トレーナーですので高くなります。平均すると毎月15万円ほどですね。オンライン英会話は6000円ですからざっと25倍。効果はあるかもしれませんし値段は人それぞれの価値観で決めればよいのですが、もしあなたが自分で学習管理できるタイプなら、この受講費で新しい教材を買う方が経済的と言うこともできます。

まとめ

「本気で英語を習得したい、でも独学の手法が分からない」という人は③の英語学習コンサルタントに数か月通ってから学習のリズムを身に着けるのがいいと思います。

「英語の基礎は身についているので、しゃべれるようになりたい」という人は②のオンライン英会話が最適です。毎日できるというのが強みです。

「中学英語から基本を見直したい」という人は①などの語学学校に行って学びなおしましょう。そういう意味でも、学生時代に中学高校の英語をしっかりやっておけば、あとから学びなおすときに楽です。

いずれにせよ、「独学が最強」というのは私の信念です。情報化のこの時代、オンラインで価値のある情報を探したり購入することが可能です。しかし、それを頭で知識として知っているだけでは使えるようになりません。自分の腑に落ちるまで時間を費やして勉強しなければいけません。科目は違っても、その勉強方法というのは他に応用することができます。「勉強の仕方」というのを身に着けてしまえば、もうあなたは何でも自分のスキルとして身に着けることができるのです。

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