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中国語は英語より簡単。

英語は日本語から一番離れた言語

言語間距離という概念があるそうで、英語ネイティブにとって最も言語間距離が大きい言語、つまり学ぶのが難しい言語は中国語・アラビア語・韓国語・日本語なのだそうです。日本語学習の難しい点は以下のように書いてあります。

「中国語と同様に、日本語は何千もの文字(漢字など)を覚えなければならず、しかも平仮名・カタカナ・漢字の三種類の記述方法があり、漢字には音読み訓読みの二種類の読み方がある。」

たたた、たしかに、、、。外国人が日本語が流暢で、しかも漢字を書けたら驚きますよね。日本語と英語は言語的に遠く、母語が全く語学のアドバンテージにならないのです。それはつまり、日本語ネイティブにとっても英語の習得は難しいということになります。日本人が学習を経て英語を話せるようになるのはかなり努力が必要なのです。

日本人には中国語は学び易い

ちなみに日本語と言語間距離が一番近いのは韓国語です。中国語はそれよりは遠い。文法は日本語と全く違いますし、声調というトーンによって意味が変わる中国語の特徴は日本語には全くありません。

しかし、どうしたって、日本語と中国語は漢字を使っているというビッグ・アドバンテージがあります。西洋人が中国語を学び始めることを想像してください。何千もの漢字を見たとき、それがどれほど高い山に見えるでしょうか。日本人は中国語を見たときにその意味が分かる、漢字に対して拒否反応が起きない、これは日本人だけが持つ有利なことです。

英語の難しさ① 全く違うスペルで同じ発音

sail - sale / ate - eight / sight - site / weight - wait / tail - tale / ,,,

これらのように、違うスペルで同じ発音の組み合わせがあります。これって、大学受験のテストとして出題しやすいでしょうけど、実用的にはただの嫌がらせですよね。アルファベットの綴りだけでは発音が分からないというのは英語の難しさの一つです。

英語の難しさ② 同じ~oughなのに違う発音

enough / though / through / cough / ,,,

同じスペルなのに違う発音というパターンもあります。ありえないでしょう。私たちは既にこれらの単語を覚えているから違和感が少ないでしょうが、ちょっと考えてみれば不合理極まりないです。

英語の難しさ③ 無音のアルファベット

hour / knit / knee / knot / know / ,,,

これも、もう私たちが覚えているので不自然に感じませんが、とても面倒な習慣です。無音なら書くな、書くなら発音せよ、と言いたい。

英語の難しさ④ be動詞、複数形、時制

I am / You are / He is / She is / ,,,

中国語のbe動詞は“是”一つだけ。

他にも、dog/dogsのような複数形のsのような変化は英語独特のルールです。manの複数形はmen、fishは複数形でもfish、footの複数形はfeet。このような例外的な要素が英語は少なからずあります。

play/played/will playのような時制の変化も英語独特。中国語では、「明天(あした)」や「昨天(きのう)」などで適宜時制を判断しています。

中国語は例外が少ない

中国語は英語と比較して例外が少ない言語です。漢字一つ一つの読み方を覚える必要があるのですが、それらが組み合わさった時に奇妙な変化が起きません。つまり基礎的な要素を覚えれば、あとはそれを組み合わせるだけ。とてもシンプルで例外が少ないのです。

私たち日本人は義務教育でわざわざ母語から一番離れた最難関の言語を強制的に学ばされています。それをある一定の水準まで学んできました。日本人素晴らしい!自分で自分をほめてあげましょう。中国語は日本語に近く、漢字という同じ文字の羅列です。英語に比べて例外も少ない。英語をある程度できた日本人には学びやすい言語ですよ!

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