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2021秋アニメ 3話くらい終わっての感想

2021秋は期待できる作品が多いですね。小説やマンガを読む時間が減る。

まだ2話までの作品もありますが、3話くらい終わっての、上げちゃいます。

今期も楽しんでまいりましょう。



まずは「先輩がうざい後輩の話」から。ラブコメ好きなので。

制作・動画工房。動画工房のアニメ好きなんですよね。かわいらしいキャラクターを巧みに動かすことにかけては天下一品です。

1話冒頭の朝ごはんシーンからして、動画工房さんの本領発揮。階段降りるシーンとかホントもう天才。表情豊かなキャラクター、絶妙のカメラワーク、ぼかしやエフェクトも実に効果的。こういう日常の動作や感情の機微を、動く絵で「表現」してくれる作品は心から応援したくなります。

原作未読ですが、twitter発のwebマンガなのですね。twitterすごいな。バズれば連載、さらにメディア展開と、夢が広がりますね。もちろんいい作品、興味を引く作品であることが前提ではありますけど、いいからといって流行るとは限らないのが、この世界の厳しいところですから。

主人公は五十嵐双葉ちゃんね。深緑色のポニテ、ジト目、八重歯、ちびっ子でドジっ子で頑張り屋さんの恋するOLですか。ダメですよ、そんなに設定を盛っては。好きになっちゃう 笑

どうやら学園青春群像ならぬ、職場青春群"カップル"ものらしい。他のキャラとの絡みがうまく展開するか。注目してます。

式守さんも動画工房でアニメ化なんですよね。


もうひとつ。おじいちゃんが大塚明夫? リンちゃん?



「SELECTION PROJECT」とやらも動画工房なのですね。

アイドルものはその沼の深さにおののいて、いまだ足を踏み入れざる魔境。本作もまだ拝見していないのですが、制作・動画工房、監督・平牧大輔に加えて、音楽も伊賀拓郎さんですし、ちょっとだけ見てみようかな……


twitter発のラブコメショートマンガで言うと、「月曜日のたわわ」「がんばれ同期ちゃん」のアニメも始まっています。男性誌的なお話とはいえ、そこまでイヤらしくもなく、短いですし気軽に見られます。



オリアニ(オリジナルアニメ)もたくさんありますね。


とりあえず「海賊王女」かな……

オリジナルだけあって、まだ海のものとも山のものともつかないけれど、プロダクション・アイジーの華やかな絵も、声優陣も、梶浦由記の音楽も、歌も、いかにも「力入ってます!」という感じで、少なくともポテンシャルについては今期随一でしょう。

幼い頃に流れ着いた島で美しく成長した主人公のフェナ。娼婦として客を取ろうというその晩に、彼女は逃げ出すのでした。大海原の向こうへ。

奇妙な和洋折衷は悪くない。みんなサムライとか刀とか好きだねぇ。時代設定もキャラクター造形もテンポも、全体にわちゃわちゃと落ち着きがないけれど、冒頭は壮大な導入部といったふうで、十分にワクワクをかき立てられました。長い髪、案外早く、ばっさりと切りましたね。

世界を揺るがす秘宝か何かを探す旅なのかな……人めっちゃ死にそうだな……

海外から先に配信されてるみたい。ネタバレには注意、です。


「takt op. Destiny」は「タクト・オーパス・デスティニー」と読むらしい。ゲームと一緒にメディアミックス。ゲームはしないので分かりませんが。

タクトは指揮・指揮棒のタクト。オーパスはクラシック楽曲に振られる作品番号のこと。主人公が指揮者となり、クラシック曲を擬人化した美少女キャラとともに、音楽を目の敵にする異形のモンスターと戦うとかいう、なんだか胃もたれしそうな中二病感満載の設定がすごい。

絵も音もきれいだし、クラシック音楽ということで冒頭数話見てみたわけだけれど、最後まで見られるかどうか。


ゆゆゆこと「結城友奈は勇者である」もいちおうオリジナルか。シリーズ3期目にあたる「大満開の章」が始まりました。

残虐な敵と戦う系統の魔法少女。あまり語るとネタバレになってしまうので控えます。3期から見るこたないでしょう。見られる環境にある方、1期と2期をぜひ。

この作品はなんというか……全体にハチャメチャというか、キャラクターもストーリーも戦闘シーンも、全部取っ散らかってる印象。よく分からんけど気合でやっつけました! なんとかなっちゃいました! ……みたいなことを平気でやるのですけど、でもみんなかわいらしいんで見てます。シリアスとギャグのバランスは抜群です。


ほかにも逆転世界ノ電池少女ヴィジュアルプリズンシキザクラサクガン境界戦機とオリジナルアニメの洪水。どれがいいのでしょうね? こういうのはくじを引くようなものだから。



続いて原作のあるものを。


「ブルーピリオド」は原作読んでます。

個人的にお勧めしたいマンガ誌ナンバーワンのアフタヌーン連載。アフタヌーンからは「波よ聞いてくれ」以来のアニメ化か。

悪ぶってるけれど、そう悪くもない八虎(やとら)くん。夢を語れない青年は主人公の定番ですね。青の渋谷を描いた絵を褒められたことをきっかけに、美術の世界に飛び込んでいきます。

原作の尖った絵柄が、小綺麗なアニメ絵になったら魅力半減かと心配してましたが、まぁ確かに少しばかり印象は違うけれど、演出や音楽や声優さんの演技でうまくカバーしている。オープニングとかめちゃおしゃれ。「アニメ版」としてよく出来ていればそれでいいわけで、原作との違いにこだわるすぎるのもよくないです。

名言工場ぶりは3話まででも十分に発揮されています。「好きなことをする努力家は最強」。平野文さんの声で言われると、なおさらぞくっと来ます。

創作者の熱き魂を描くという点で「映像研には手を出すな!」に通じるところもある。

アニメで本作を知った方、ぜひ原作もどうぞ。ついでにアフタヌーン誌も。


ほか。適当で済まぬ。

ヤマシタトモコ原作の「さんかく窓の外側は夜」。なんだこれ……どういう気持ちで見たらいいのだろう? 女性向けのあやかし退治もの? テンポ感からすると、これはもしかしたら、マンガちゃんと読んだほうがいいやつかもしれん。

「終末のワルキューレ」は濃い絵柄のバトルもの。ふだん自分が好んで読まないタイプの。神様vs人間の試合。人間が負けたら世界が滅ぼされるらしいです。

「古見さんは、コミュ症です。」は学園ラブコメ、「大正オトメ御伽話」は時代物ラブコメといったところか。本数多いのでこのへんまで手が回らないかも。

「王様ランキング」はダークホースかもしれない。原作はこれまで敬遠してましたが。

「月とライカと吸血姫」はラノベ原作なのですね。宇宙?



そして前クールからの続き。

少し遅く始まったので見ていなかった「ジャヒー様はくじけない!」。ほかに見るものたくさんあるのに、10月に入ってから一気に見てしまった。なにこれ面白いじゃん。キャラも少ないのに、アホらしく、ときに切なく、エロを強調するわけでもなく、上手に仕上げてます。ポンコツ魔族って流行りなのかな?

声優さんも定番の実力どころをおさえている。主演の大空さんは「宇崎ちゃん」に続いてこういうキャラですか。茅野さんと日笠さんの姉妹役に、ぶっ壊れた花澤さん。小倉唯さんも。

制作・シルバーリンクは「のんのんびより」とかのところですね。そういえば目の描き方などが似ている。


「白い砂のアクアトープ」も2クール目。正統派お仕事ものに突入しました。双子設定とかはもう終わったのかな。絵も音楽もきれいなので、細かい設定は気にせず、ふらっと見ていこうと思います。たぶん、これはこういう作品なんでしょう。

ペンギンは「色づく世界の明日から」、ウミウシは「凪のあすから」の大事なモチーフですよね。

そうそう、こういうイベントがあるみたいです。

反則でしょ……

アニメのイベントとかほぼ行ったことないですが、これは行ってみたい。

「色づく」は今期再放送中です。未見の方、ぜひ。



けっこうたくさん書いたつもりですが、これで20本くらい。

まだまだチェックしていない作品がありそうです。

皆さまのお勧めもぜひ教えてくださいな。


また今期も楽しみましょう。


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