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大学生になって。

あっという間に二ヶ月が経とうとしている。

私は学校が嫌いだ。
毎朝早起きして、急いで準備して。
特に関係値の高くない人と6~7時間も授業を受けて。
雑踏やら喧噪やらに紛れてただただ帰る日々の繰り返し。

どれもが味気なかった。
授業はほとんど面白くなかったし、
生徒はやたら騒ぐわ邪魔するわ空気が読めないわ、
常に団体行動だから仲間を見つけないと即浮きもの認定されるわ。
やっていけなかった。

中学生の頃、
高校に入ったら何か変わると受動的に考えていた私が憎らしい。
自らが動かないと何も変わらない。
そんな当たり前のことすら分からず、3年間を浪費した。
変われなかったのではなく、
自ら変わる決断を取らなかった。ただそれだけ。

でも、
全てが悪だったわけでもない。
大好きな場所である部活にも、大切な友人たちにも出会えた。
全てが悪いわけではなかったし、
いい環境に恵まれたなんて思う時もないわけではなかった。

それでも、日常的に捉えると楽しくない時間の方が圧倒的に長かった。
受験生になっても、
大学に行ったとて結局高校と同じような状況に陥るのだろうなと思っていた。
期待はあまりしていなかった。


今年の4月。
私は晴れて大学生になった。

第一志望の大学に無事受かったこともあり、
少なからず期待はしていた。

一ヶ月半が経った今、
私は大学をどう思っているのか。
少し喋ろうかと思う。


結論から言うと、
かなり楽しい。充実している。

まず、学生。
まだ一ヶ月半で、探り探りではあるとは思うが、
かなり皆いい人のように思える。
不満が全くもってないわけではないが、
高校の頃と比べ明らかに環境がいい。

そして、そう思う要因として、
明らかに高校より一人の時間が増えたことが大きいと思う。
誰かと関わるのはせいぜい講義の時くらい。
講義が終われば、一人でいていい。
高校の頃は容易く一人になる手段がなかったが、
今は全くもって違う。
今だって空きコマだが、図書館にこもってひたすらに一人でこのnoteを書いているわけで。
日によっては散歩に行ったりもする。
その心地よさったらありゃしない。

次に、登校時刻。
確かに1限デーはしんどい。
高校時代より1時間以上も早く起きている。有り得ない。
たまに体調がダメになるが、何とか耐えれている。

そして、講義の専門性。
私が求めていたような講義も1年前期からそこそこあり、
楽しくてたまらないような講義もある。
高校の時には感じられなかった感情が明らかに芽生えてきている。
日常が、間違いなく変わってきている。


私は学校が嫌いだった。
毎朝早起きして、急いで準備して。
特に関係値の高くない人と6~7時間も授業を受けて。
雑踏やら喧噪やらに紛れてただただ帰る日々の繰り返しだった。

今は別に嫌いではない。
ほとんどの朝に早起きして、急いで準備して、
特に関係値の高くない人といくつか授業を受けて、
雑踏やら喧噪やらに紛れてただただ帰る日々の繰り返しなのに。


高校時代はどれもが味気なかった。
授業はほとんど面白くなかったし、
生徒はやたら騒ぐわ邪魔するわ空気が読めないわ、
常に団体行動だから仲間を見つけないと即浮きもの認定されるわ。
やっていけなかった。

今は違う。
面白い講義もそこそこあり、
学生も特にうちの学科生は皆いい人で、
単独行動をしても全く浮かないし、むしろ団体行動の方が少ない。
全然やっていける。

能動的になれているかと言われれば微妙。
まだまだ私は受動で生きている生き物ではあると思う。
それでも、環境が変わってゆく。
こんなに幸せなことはない。


でもまだ足りないものがある。
なんだかんだ言いながら、高校時代にかけがえのない友人を数人作れたのは事実。
人間関係において、私はまだ全員との関係値が低い。
まだ一ヶ月半しか経っていないとはいえ、
このまま受動でいるだけだと厳しいものがある。

私も動かねば。
どうすれば大切な友人が作れるのか。

私のこのnoteを受け入れてくれるような友人を作ることが、
大学生活における一つの大きな目標である。
果たして叶うのか、なんて思っていてはいけない。
私が動かないと始まらない。
一歩前に踏み出すしかない。

まだまだ先は長いなんて甘んじてちゃいけない。
今この瞬間、このひとときを無駄にしちゃいけない。
一分たりとも、のうのうと生きてはならない。
私を貫け。

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