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ボリンジャーバンドの計算式は?エクセルで簡単に算出する方法

ボリンジャーバンドの計算について説明します。

先日ボリバンに関するMT4のインジケーターを公開しましたが、ついでなので計算式も紹介します。

ボリンジャーバンドを使いこなすのなら計算式を理解することが非常に重要です。それほど難しいことではありませんのでぜひ理解してください。

ボリンジャーバンドの計算は簡単に言いますと...「平均値±標準偏差x3」の様にして求められます。

ボリンジャーバンドというのはみなさん知っての通り、こういう物です。

金色のラインがボリンジャーバンドになります。3つのラインんから構成されています。

真ん中の線はこれはただの単純移動平均線(SMA)です。上下の線は標準偏差を示しています。

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ボリンジャーバンドの設定

ボリバンの設定ですが、MT4の場合にはこういうものです。

・Period(期間):20
・Deviations(偏差):3

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このPeriod(期間)とDeviations(偏差)の2つがボリンジャーバンドの計算において非常に重要なパラメーターとなります。

Shiftはただよこにシフトするだけですので、これは気にしないでください。

ボリンジャーバンドの計算

ボリンジャーバンドではローソク足の終値を使用して標準偏差を求めます。

ボリンジャーバンドではよく使われる期間は「20」が使われます。

これは20個分のローソク足の終値を使用して標準偏差を計算しています。

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そして、標準偏差の計算式というのはこんなややこしい計算式しています。

スクリーンショット 2020-09-16 17.11.47

簡単に言いますと、この求められる標準偏差の...

(1) 1倍なら確率は15.9%
(2) 2倍なら確率は2.3%
(3) 3倍なら確率は0.1%

この3つだけ知っておけばいいかと思います。

エクセルで使う関数

エクセルでは多機能な関数があるのですが、使うのはたった2つだけです。

(1) average : 平均
(2) stdev : 標準偏差

だけです。

エクセルで計算する方法

エクセルで標準偏差を求めるのは超簡単です。

関数としてはAverageとStdevを使えばいいだけです。

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この場合には20個分の終値を関数「STDEV」で計算した結果、標準偏差が0.02134という風に求められています。

スクリーンショット 2020-09-16 18.18.41

あと平均値も求めないといけません。平均値は「AVERAGE」という関数です。

スクリーンショット 2020-09-16 18.18.34

ボリンジャーバンドの場合で「標準偏差:3」なら...

(1) 109.37 + 3 x 0.02134
(2) 109.37 - 3 x 0.02134

のように2つのラインが描写されます。

スクリーンショット 2020-09-16 18.19.47

実はボリンジャーバンドはこんな風に簡単に求めれるのです。

関連記事

「BB 8pair」という無料で使えるインジケーターがおすすめです。

ボリンジャーバンドは通常であればチャートのローソク足の周りに移動平均線と標準偏差により計算されたラインを表示しますが、こちらのインジケーターでは今のローソク足がボリンジャーバンドで何σ相当か?を示してくれるインジケーターです。

今のローソク足の状態で1σなら数字のレベルが1.0として表示されます。もちろん2.0σなら2.0として表示されます。

まるでRSIやCCIのような使い方ができるとイメージしてもらえれば良いかと思います。

さらにこちらのインジケーターでは8通貨ペアのσを同時に表示することができますので、他通貨を同時に見ながらタイミングを伺ってエントリーしたいというスタイルの方にオススメです。

「BollingerBands Alerts」という矢印とアラートが出るインジケーターの関連記事の紹介です。

こちらのインジケーターではボリンジャーバンドのラインを超えて反転して戻ってきたところでシグナルがでます。

普通によくあるインジケーターではボリンジャーバンドを超えたところでサインがでるというパターンがありますが、このインジケーターでは戻ってきたところです。

あとシグナルは連続してでません。一度戻ってきたところでシグナルが出ますので何度も同じようなアラートがなって確認するような手間がかからないようになっています。

「MA4Band」というインジケーターの関連記事についてです。

ボリンジャーバンドは上の計算式のところでも説明した通りで単純移動平均線を使用します。エクセルでいうとaverageという関数です。

これは単純な平均をしているだけですが、他の移動平均線の計算方法を使用してボリンジャーバンドを表示することができます。具体的にはSMA(単純移動平均線)以外にもEMA、SMMA、LWMAを使うことができます。

標準偏差に関する基本的な知識の説明している記事です。

標準偏差は正規分布になってなんぼです。ボリンジャーバンドでは正規分布にはなりません。そこのところを知って使ってもらった方が良いかと思います。

こちらも上の「BB 8pair」と同じようなインジケーターです。ボリンジャーバンドでは今何σかを表示するものです。

ボリンジャーバンドとして最もよく使われるタイプのインジケーターかと思います。ボリバンにタッチした時にアラートが鳴るという単純なものです。

ローソク足が確定した終値で判断してアラートを鳴らすのではなく、リアルタムで超えたところで鳴ってくれます。暴落や暴騰した際にお知らせとして知りたいという人にオススメです。

最後に

まいどおおきに。

YOUTUBEにてボリンジャーバンドに関するインジケーターなどを無料配布しています。

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