初めてスクラムを経験して思ったこと
こんにちは。
最近仕事が忙しく、なかなか勉強やアウトプットの時間が取れていないのですが、息抜きもかねて久しぶりに記事を書いていこうと思います。
こちらはソフトウェアテストの小ネタ Advent Calendar 2022 22日目の記事です。
今年(2022年)の秋頃に新しい案件に参画し、エンジニア人生7年目にして初めてスクラムというものを経験しました。
今回の記事では、スクラムチームに入ってから3か月経って思ったことを備忘録的に書いていきたいと思います。
◆ スクラムチームの概要
仕事の話なので詳しくは書けませんが、初めに私が参画しているチームについて簡単に書いていきます。
現在私が参画しているのは、スクラムの中でも「LeSS(Large-Scale Scrum)」と呼ばれるものになります。
これは名前の通りスケールしたスクラムチームを意味し、3~9人の一般的なスクラムチームが複数集まってできた1つの大きなスクラムチームというようなイメージです。
現在のチーム構成としては7~8名のチームが2つ、計15名~くらいのLeSSチームで活動しています。
また、開発サイクルとしては2週間を1スプリントとして開発やテスト、各スクラムイベントなどを行っています。
この辺は通常のスクラムとの違いはあまりないと思いますが、各イベントの形式や進め方、チーム間でのコミュニケーションなどが異なる点かなと思っています。
その他、LeSSについての詳細は以下のサイトをご参照ください。
◆ スクラムを経験して思ったこと
ここからは、初めてスクラムを経験してみて思ったことをつらつらと書いていきます。
・開発サイクルが速い&短い
スクラム経験者にとっては当たり前なことだと思いますが、私が一番最初に感じたのは「色々なことが想像以上に速く進んでいく」ということです。
今まで経験してきたウォーターフォールと比べて、1つ1つのタスク、意思決定、各イベントなどがとても速く進み、それと同時に開発サイクルの期間も短いので、最初のうちはこのスピード感に慣れるのがとても大変でした。
もちろん、今でも色々と模索しながら作業している状態ではありますが、最近は以下のようなことを意識しながら進められるようになってきました。
1つのタスクのストーリーポイントを小さく設定し、分割して細かい粒度で進めていけるようにする
タスクのDoD(完了の定義)、レビュー観点を明確にする
Slackのハドルなど、会話によるコミュニケーションの機会を多くとり、課題や疑問点をできるだけ早く解消する
・コミュニケーションを取る機会が多い
「デイリースクラム」「スプリントプランニング」「バックログリファインメント」「スプリントレビュー」「スプリントレトロスペクティブ」「オフラインコミュニケーション」などなど、スプリント中に様々なスクラムイベントがあるので、コミュニケーションを取る機会がとても多いです。
そのため、チーム全体の方向性や進捗状況などの認識が合わせやすく、また上でも書きましたが課題や疑問点の解消も早くできるので良いことづくめだなと感じています。
1点、個人的に「ここは気を付けなければいけないな」と思うことが、スクラムでの進め方に慣れてきてしまうと各イベントが形式的にただ行うだけになってしまいがちになるということです。
レビューの際になかなか指摘やコメントが出てこなかったり、デイリーでの情報共有の際に「何か連絡・相談事項はありますか?」「特にありません」というやり取りが続いてしまうとチームとしても成長していきづらいので、その辺は今後どう改善していくかチーム内でも検討していきたいと思っています。
・純粋に楽しい
個人的な感想ですが、スクラムで仕事するのは純粋に楽しいです。
チームメンバー全員が同じ目標に向かって進んでいるという感覚が強い
スプリントごとの新しいチャレンジとふりかえりを通じて継続して改善していけるので、少しずつでも成長している実感が得られる
「スクラムマスターを固定せずみんなでやる」「有識者とペアレビューを行い、普段やらない作業の知識を増やしていく」など、従来の自分の得意分野や役割などに捕らわれず、様々なタスクに挑戦することができる
「自分の好きな物を書くボード」「何となくもやもやしていることを共有する場」など、メンバーがより働きやすくなる仕組みや仕掛けが豊富にあり、良い雰囲気で仕事ができる
もちろん仕事の進め方はプロダクトやスクラムチームごとに様々だとは思いますが、私は今のスクラムチームの仕事の進め方は結構気に入っています。
皆さんのスクラムチームではどのような進め方や工夫をされているでしょうか。
◆ 最後に
小ネタにしては結構長々と書いてしまったのですが、最後まで見ていただきありがとうございました。
私の中でのスクラムはまだ始まったばかりなので、今後も色々と勉強しつつ楽しみながらより良いチームの在り方を考えていけたらなと思っています。
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