【not母語】英語はフィーリングの沼から早く脱出しよう

こんにちは、MTです。突然ですが、次の内容のいくつに当てはまりますか?

□英語が得意科目とは言えない。
□英語の点数が安定しない。
□文構造や文法・語法に自信がない。
□帰国子女でない。

別に明確な基準とかを基に作った訳ではありませんのでご了承下さい。1つでも当てはまった方、東大英語第4問Aと格闘してください。

「は?」と思った方が非常に多いと思います。東大を目指すか目指さないかは置いておいて、東大の4Aの中でも、特に文の誤りを指摘(訂正)する問題だけでも格闘してください。ただ解答するだけでなく、理由も自分なりに説明できるようにしてから、解説を読んでください。英語が苦手、もしくはフィーリングで読んできた人はボコボコにされるか、少なくとも明らかに解説とは違う自分の答えに驚かされるはずです。学校の試験や、全統模試レベル、共テ模試は戦えるのに、レベルが上がると戦えなくなるという、受験生の中でも中堅以上のレベルと自覚している人は、安い買い物とは言いませんが、東大の英語25年分を買って欲しいと思います。(学校の資料室の物をコピーしても勿論ok)


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格闘した人or全体を早く読みたい人向け
 

 いかがでしたか?英弱がこの問題と格闘していると、自動詞や他動詞、前置詞、関係代名詞など、英文法・語法として取り上げられるものに対して如何に自分が意識していなかったかを痛感すると思います。確かに、大学に入って以降の英語や英会話は、意味が大体伝われば良くて、コミュニケーションをとる能力の方が重要視されるとよく言います。しかし、今のところ大学受験の英語では英文法・語法への正しい理解や駆使する力が求められるところが多いです。

今、仮に英文法・語法でボコボコにされたとしたら、それは非常にチャンスと言えます。伸びしろです。受験本番まで時間があるならば、今後沢山読み書きするであろう英語に対する見方を一気に変えることが出来たからです。問題の振り返りでも、英作文の見直しでも、漠然とではなく、新たに文法・語法的観点からのチェックをする意識を身につけることが出来たと思います。つまり、分からないところが分かるための力が手に入った、ということです。

 今後、英文法・語法力を伸ばしたいと思ったそこのあなたに、僕自身には上手くハマった勉強法も含めて紹介します。

短文の問題集よりも精読をしよう。

英文法・語法と聞くと、Vintage(いいずな書店)やNext Stage(桐原書店)などが思い浮かんだり、EverGreen(いいずな書店)などの網羅系を暗記すれば…などと思うかもしれません。(僕は高校でいいずなの2冊が配られ、それしかやってなかった) 暗記と暗記内容をアウトプットする力が強い人は向いてるのかもしれません、が、実際の長文の中で対峙する訳では無いので、実践力の鍛錬には向かないというのが個人的感想です。

 僕のおすすめは、英文解釈の技術的シリーズ(桐原書店)、問題精講シリーズ(旺文社)、ポレポレ英文読解プロセス50(代々木ライブラリー)など、1〜3分程度で読み終わる1まとまりの文章を、文型や文法・語法に注意して精読していくことです。解説を読んでも分からない部分は、英語の先生に質問をしながら、1つ1つ進めて行きます。たまにノートに本文を写経してからやろうとする人、もしくはさせてくる学校がありますが、正直写経は時間の無駄で、手間な上に長続きする意欲が削がれるので僕はしなくていいと思います。参考書に直接、書き込んで大丈夫です。

 英文を読むスピードは、精読が出来るようになってから、徐々に上げることで充分間に合います。
唯一、そうとも行かないのが、2023年1月段階までの共テリーディングです。あれは、精読なんて悠長なことを言ってる場合ではない圧倒的情報処理能力が必要です。今後、共テ英語に関しても言及しようと思います。

まとめ

受験英語は、"正しい英語力"が現状求められる。東大の英文法・語法問題などと格闘した後、自分の力不足を実感したならば、英文精読の演習をしながら英語を"理詰め"出来るようにすれば、英語はフィーリングから脱出することができる。

余談ですが、筆者は浪人期の、受験直前の40日間の時に、基礎英文解釈の技術100(桐原書店)の例題と演習問題の計200問を10日間で精読しました。今考えるとかなり無謀でアホな行動だったと振り返りますが、それだけでも充分、英文に対する向き合い方を向上させられました。私より時間がある皆さんに、是非やってほしいと思い、述べさせて頂きました。
加えて、筆者は2024年2月の東大英語4A本番で5問中3問を自力で当てました。浪人期の夏の全統模試で英語の学力レベルがBの英弱でも、頑張れば何とかなります。地方勢、浪人生の皆さんを筆者は応援しています。

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