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GBS髄膜炎に罹患した我が子

9月4日、関西を猛烈な台風21号が襲った日の午前7時18分。
私は本当に本当に待望の、第一子を出産した。
ここでは息子の名前を「おーちゃん」(仮名)とする。

その息子が、生後7日でGBS髄膜炎に罹患。
この病気に関して、いろいろと調べようとしたが
ネット上にも情報が少なく、我々も途方にくれたため
夫と話し合い 今後どこかの誰かのためになればと
詳細をここに綴ることにした。

GBS髄膜炎(新生児細菌性髄膜炎の一種)とは

新生児細菌性髄膜炎は,正期産児では出生10,000人当たり2例,低出生体重児では出生1,000人当たり2例の頻度で発生し,主に男児でみられる。新生児敗血症を起こした新生児の約15%で発生するが,ときに単独でも起こる。

GBSによる髄膜炎は生後1週間以内に生じることがあり,早発型新生児敗血症を伴い,最初は顕著な呼吸器徴候を伴う全身性疾患として発症することが多い。

無治療の場合,新生児細菌性髄膜炎の死亡率は100%近くとなる。
治療が行われる新生児細菌性髄膜炎の死亡率は5~20%である。
生存した乳児の20~50%では神経学的後遺症(例,水頭症,難聴,知的障害)が生じ,グラム陰性腸内桿菌が原因の場合は予後不良である。
(MSDマニュアルより抜粋)


息子は、元気いっぱいで産まれた。
予定日ピッタリ、40週0日での出産だった。
へその緒を切った途端に凄まじい大声で泣き、私たちを安心させてくれた。
しかし妊娠中から検査・加療が必要な所見があり
(このことについては髄膜炎に関係ないので省略する)
やはり精密検査が必要とのこと。
生まれた数時間後、より専門性の高い他の病院のNICUへと
台風の中、救急車で搬送される。
検査の結果が出るまで2週間ほどの入院になりそうとのこと。
9月半ばには退院できるだろうか。

9月4日〜9月8日は私のみ産院に入院。
周りから新生児の泣き声が聞こえる中、私の部屋にだけ赤ちゃんがいない。
寂しく、眠れない5日間だった。

6日・8日は産後の傷が痛む中、検査入院中の我が子に会いに行った。
鼻から胃に栄養を送るチューブが入れられていて驚いたが、
NICUに入院する際全員が付けるものだそう。
本人は元気に口からミルクを飲んでいるとのこと。

10日の面会ではNICUからGCUに移動しており、
栄養チューブも抜去されていた。
直接母乳をあげる練習をしたり、オムツを替えたり、
自宅に帰った後のため看護師さんから育児指導を受け、
退院後の生活に思いを馳せた。とても楽しかった。



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