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株式会社iCAREのVPoEになり半年が経ちました

はいどうもー。クドウマサヤ(@masaya_dev)です。茨城県水戸市から上京し早15年が経ち、この春で16年目。さらにWebエンジニアとして働き始め14年目を迎えました。あっという間。

そして題の通り、昨年11月にiCAREのVPoEを拝命してから半年が経ちました。最近やっとこさ慣れてきたなぁという実感もあり、ここらで一度振り返っておきたいと思い筆を執ることに。

私のキャリアとしても初のVPoE、40名近いメンバーが在籍するDevelopment部の責任者のひとりとなるということで少しばかりは不安を抱えつつも、根が割とポジティブなのでなんとかなるだろうというメンタリティでフタせず飛び込んでみて、果たして今どうなのか。(高校生時代のメールアドレスはpositive-thinking312@ドコモでした)

やっていること

ひとえにVPoEといっても、スキルセットや事業のフェーズ、組織の状態や目標によってフォーカスする役割は各社千差万別です。

VPoE就任の前後は一気に開発組織の拡大が進んでいて(昨年夏〜冬にかけて15名以上ジョイン)、それに合わせた体制とプロセスの整備が急務という感じでした。組織拡大や開発プロセスのアップデートに伴い少なからず混乱やハレーションを生んでいたところがあり、情報やコミュニケーションの交通整理と、プロセスマネジメントが就任からしばらくの主だった立ち回りだったかと思います。

その後はプログラムマネジメント(複数の開発プロジェクトのマネジメント)が主だった業務となりました。当社は昨夏からアジリティを高めるため、プロジェクト毎にチームを組成するリソースプール型の開発にチャレンジしています。

編成の自由度が高い分、誰にどのプロジェクトのどんな役割を任せるかというアロケーションとアサインが悩ましい部分もあります。プロジェクトマネージャーやピープルマネジメントを務めるマネージャー・リーダーからヒヤリングを行い、各プロジェクトの成功確度の向上やメンバーの成長機会を考慮しつつ、部分最適と全体最適のトレードオフを色々と考えながら旗振りを行っていました。最近はそういった調整をプロジェクトマネージャー陣が連携を強めてくれたことで権限移譲することができ、組織としての成長を感じています。

そしてここ1〜2ヶ月は開発生産性を高めるための技術戦略のビジョンを描くための仮説立案、情報収集をメインに行っています。我々が開発するCarelyはリリースから7年が経過し、いくつもの機能開発・改善を重ねていく中で、いわゆる技術的負債と呼ばれる課題も積み重なりつつあります。よりスピーディにお客様へ価値を届けていくために、どのように中長期的にリファクタリング・リアーキテクトを推進していくかという戦略を考え中です。

あとはコロナが落ち着いたこともあり、4月は週3以上iCAREメンバーの誰かしらと飲んでましたw

ふりかえり

今振り返ると就任当初はVPoEとしてこうあらねば!みたいなのがセルフイメージが強く、理想と現実のギャップに苦しんでいたなぁと。最近やっと自分のキャパシティと、実現していきたいことの折り合いをうまくつけ、優先順位をつけひとつずつ重要な課題と向き合っていく余裕が生まれてきた感じがします。

この半年でも、あの時自分がもっとこうできてたら、みたいな反省は書ききれないくらい無数にあります。ただ、組織や事業に対して一定貢献はできているのかなと自負している部分もあります。

ちょっと前に「もしアドラーが上司だったら」という書籍を読み機能価値と存在価値という考え方を知りました。その人がやっていること(Doing)だけではなく、いること(Being)にも価値があると。いろいろ組織課題がある中で、存在価値での貢献は少なからず出来たのかなと。

ただそれに満足せず機能価値もどんどん発揮していきたいわけでして、技術的な戦略をわかりやすく説明するプレゼン力をもっともっと強化したいなあと最近は痛感してます。先日読んだ澤円さんの書籍↓がとても良かったので少しずつ取り入れ中です。

これから

就任直後のインタビューで語らせてもらった想いは今も変わらず、エンジニアにとって働きやすい環境をつくり、価値あるプロダクトのデリバリーに繋げ、パーパスである「働く人の健康を世界中に創る」を実現したいと強く考えています。これからも、より良い組織とプロダクトづくりよりググっと加速させられるように尽力していこうと思います。VPoEのEはEngineeringだけではなくExecution(実行)のEでもあるのではなんて考えているここ最近です。

ともに盛り上げてくれるメンバーも絶賛募集中です!
最近会社紹介資料がリニューアルされまして、我々が事業にかける熱い想いが存分に詰まってますので、ぜひご覧いただきたいです。そしてちょっとでも興味があればご連絡いただけると!

今は特にサーバーサイドエンジニアの方を探しています!!何卒!

というわけでこの記事はRubyKaigi2023 in 松本に向かう車中で執筆しました。今年も良い縁があるといいな。楽しんできます!ではではー!!


Everything's gonna be alright!