2030年、少子化による人口減少とそれに伴う経済の停滞(不況)から、犯罪率が急増。

受刑者が厚生したとしても社会としては受けいれたくない心理がある為に、刑務所から生涯出ない事を選択する覚悟ある受刑者にはプレミアム特典として刑務所内での恋愛や婚活がサポートされる事となる。

子供を沢山作り、生み育てれば更なる特典がプラスされる仕組みもあいまって、国内の出生率は改善していく。

刑務所専門の婚活アドバイザーである夏木涼は過去に詐欺罪で服役した経験があり、マイナスから社会に適応していく事、プラス側になる難しさについて誰よりも問題視していた為、その活資格をとった。

刑務所専門の婚活アドバイザーの資格は、自動車免許取得の10000倍難しく、国内には500人しか資格取得者がいない。弁護士が4万人なので、如何に刑務所専門の婚活アドバイザーが狭き門なのか判るだろう。

なぜそこまで壁を高くするのかというと、犯罪者と深く関わり、関係性を築いてしまうので悪用可能な知識や人脈が手に入りうる分、強い自制心が必要であること。

また刑務所に収容されている受刑者の3万人中、女性3000人(出産可能年齢が1000人)と少ないからであるが、
その1000人に子供を沢山を作らせようだなんて、全く狂った世の中である。

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