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Annuiで作る『10年使える服』

2020年10月に大阪のライフスタイル型ファッションビルLUCUAさんと
ファッションについて相談をさせていただきました。

それから2ヶ月間私は「これからのファッション」について考えていた。

その考えがまとまりつつあるため、2020年の締めくくりの意味も込めて
これからAnnuiのヴィジョンについて皆さんに報告したいと思います。

企画書的な形でまとめたのでぜひ読んでいただけましたら幸いです。

私がAnnuiで実現することは
『10年使える服』です。

・10年使える服とは

まず最初に2021年Annuiが作る服のヴィジョンと
”10年使える服の意味”について説明します。

それが
『ストーリー・愛着が込められた展示できる服』です。

『たくさん着て捨てる』という意識から『たくさん着て飾る』へ。
そんな服を作ります。

展示ができるというのは"額縁に服をセットして飾れる"ということです。

つまりインテリアとしても機能する「捨てない服」
思い出になる服作りを行いたいと考えています。

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・なぜ「捨てない服」を作るのか


私は学生の頃からパリジェンヌ的生き方に憧れを抱いていました。

「クラシカルで自分の好きなものを尊重した色褪せない生き方」
このライフスタイル、生き方に対して非常に美しさを感じました。

自分の好きなものだけを身にまとって周りに流されずに生きる。
すごくかっこよくないですか。

パリジェンヌに憧れた私がもしブランドを作るなら
「クラシックで10年着れる服を作りたい」
そんな夢を抱いていました。


またファッション業界では
今、サスティナブルな服への意識が高まっています。

その背景にあるのが
「大量生産・大量消費による環境破壊」です。
私自身アパレル業界に携わるまで知らなかったのですが、
環境破壊の原因の2番目に上げられているのがファッション業界です。

最近では多くのブランドが環境を意識した取り組みを行っており
「この素材は環境に良いものを使っております」的な表記を
よく見るようになりました。


ただ私は
「そもそも捨てられるような服を作らないのがベストなのでは?」
「環境に良い服を作っても捨ててしまえば
結局変わらないのではないか。。?」
と感じました。


そこで私が考えたのが『10年着れる服』ではなく『10年使える服』です。


「たくさん着て捨てる」流れから「たくさん着て飾る」。
つまり「捨てない服」です。


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・捨てない服の要素とは


まず私が考えたことは
服を捨てずにいつまでも魅力を保持させるために必要な要素です。

・服に「着る」以外の意味をもたせる
→捨てる原因の「破れ・汚れ」が発生しても利用できる

・服に愛着を持たせる
→ストーリー・愛着のある服は捨てられない

・クラシカルな唯一無二のデザインである
→替えが効かないため捨てられない・流行に影響されない


上記のことを満たす服を作れば、私が目指す
「クラシカルで10年持つ、サスティナブルな服」を作れるのでは
ないでしょうか。

そのことについて以下に記載していきます。


①服に「着る」以外の意味を持たせる

まず一枚の服を「10年着る」ってかなり難易度が高いです。
いくら整備しても10年も経てば品質は劣ってしまいます。

最初は私も10年着れる服を作るためのデザインや対策を
考えていたのですがほぼほぼ無理じゃないですか。。?
コートやジャケットなどであれば可能ですが
Tシャツでそれを実現するのは現実的ではありません。

口では「10年着れるデザインの服です!」
と言いながら、デザイン以外の品質の点で着られなくなる可能性が
非常に高いです。

つまり「10年着れる服を作る」目的から
「10年使える服を作る」へと意味を増やす必要がありました。


この”使える”というのがポイントです。


それで考えたのが「たくさん着た後に展示できる」意味を持った服です。

服には着る以外の意味にキャンバス的要素があります。
つまり「インテリアやアート」としての意味です。


私は本業がイラストレーターです。

そんな私が服をデザインしているためか、Annuiの利用者に
「作品を購入する代わりにTシャツ」を購入している層が存在することを
知りました。


そりゃそうですよね。

キャンバスに描かれたイラストが15,000円するのに対して
Tシャツに描かれていると5,000円で購入できるのです。

だから作品が欲しい方は着る目的でTシャツを購入するのではなく
「展示目的」でTシャツ購入するという内容でした。

つまりイラストレーターがデザインする服は着なくても価値がある。
であれば、たくさん着用した後に展示する機能をもたせることができれば
10年間使う服ができるのではないかと考えました。


服を展示するためにはハンガーとハンガーをかける場所が
あれば成り立ちます。

ただそれでは展示している感がないです。
気分上がらないです。


そこで私が考えたのが
プリントのサイズをA4に均一化し
カッティング線 or 畳むポイントをデザインに入れれば
Tシャツを額縁にはめ込むことができ、作品としてプリントを
成り立たせることができるのではないかということです。

額縁に飾ることで、ただTシャツを飾るのではなく、
より作品としての価値を全面に出すことができます。

そうなってしまえばそのTシャツはもう
ただの着るだけのTシャツではありません。

「インテリア」としての意味があるTシャツとして
長く愛することができるのです。

Tシャツは毎日着るものだからこそ同じデザインの服でも
着る人によって服に込められたストーリーが違います。


古着屋さんに行ってみるとよく分かると思います。
同じ服でもシワのでき方や汚れ方が違います。
”直し”がされているとそこにストーリーを感じます。

「なんでここが破れているのだろう、子供に引っかかれたのかな」とか
「このシミはなんだろう、コーヒー?コーヒー好きな人が着てたのかな」
とか

そのストーリーを他人ではなく自分で服を着て、
積み上げていくのです。

そしてそのストーリーを飾るのです。
作品として。



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②愛着をもたせる

私はファッションにおいて”愛着”に勝る価値はないと思います。

いくらかっこよくて、高くて、おしゃれな服でも
その服に対しての愛着がなければ着ないです。

しかし、安くても愛着を感じている自分が好きな服は着ます。

現代風に言うと「愛着しか勝たん」です。


わかりやすい例でいうと
友達・恋人からプレゼントしてもらった服や
いくつも店舗を回って、やっと手に入れた服は
普通に買った服に比べて長く着用しているものが多くないですか?

そこに込められているのが”愛着”なのではないでしょうか。

つまり服を手に入れるまでのプロセスが
服を長く着用するための大事なポイントになっているのではと
考えました。

だからAnnuiでは愛着もデザインして服を制作したいなと考えています。

デザインが均質化され、どこで購入しても大体同じデザインの服が
買える時代に皆さんにとって価値のある服は
もはやデザイナーが独りよがりで作るよりも
みんなでワイワイ作り上げた服のほうが価値があります。

そしてmsy.の人間味をガンガンに出していこうと考えています。笑

服を作るまでのプロセスを皆さんに共有し、
意見をもらい、私の苦悩に相談に乗ってもらいつつ
議論しながら服をデザインします。

例えばライブ配信しながら作ったり、
実際にオフラインで会いに行ってみたり。

こうして自分が参加して完成した服はストーリーが
込められおり、あなたにとって愛着のある1着になると思います。

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クラシカルな唯一無二のデザインである


クラシカルなデザインの代表が”無地”です。

これから先、永遠着用できるデザインです。
クラシカルでこれに勝るものはないです。

確かに上述したように着用目線で価値を定義すれば
”無地”は最強かもしれませんが
飾ることも視野に入れて考えるとその価値は覆るのではないでしょうか。

その理由が"無地"のデザインは長く着用できますが
非常に替えが効きやすい一面を持っています。

また替えが効きやすいためにシルエットやシワなど”質”が
非常に重要視される傾向にあります。

そのため、無地の服は新品であることがベストであり、
その服に対して愛着を持つことが難しいのではないかと感じました。

またこのような特性をもつため
”無地でシンプル”こそがおしゃれとされている現代で
大量生産・大量消費が過剰に進んだのではないかと私は思っています。

私も無地の服は大好きですが
長く機能させるためには"プリント"されているほうが
良いのではないかと考えるようになりました。

理由は
上述した飾れる機能がある点に加え
代替品が見つからないことではないでしょうか。

例えば大好きなブランドで作られた
プリントTを他のブランドで買うことはできませんし、
その服を捨ててしまえば再販されない限り
2度と手に入れることはできません。

さらに愛着まで抱いてしまったら、
あなたにとってかけがえのない存在の服になります。


今価格が非常に高騰化しているプリントTとして
AKIRAのTシャツがあります。

正規品で状態が良ければ10万円を超えますし、
もはやブート品(偽物)でも6,7千円で取引されています。

Tシャツが10万円超えなんて
無地のものだとマイケル・ジャクソンが着ていたとか
二度と取れない素材でできているとか、
よっぽどレアなストーリーがない限り到達できません。

この価値を生み出すことができたはAKIRAのブランディングが大前提ではありますが、2度と手に入れることができないプリントTシャツであるがためになし得たことです。

つまり無地で長く着れるデザインの替えの効きやすい服を作るよりも
唯一無二のプリントされたTシャツのほうが長持ちし、
価値を生み出すことができると考えました。


またAnnuiで今後公開していく細かいデザインについても
考えてはいるのですが、ここで紹介してしまうと
これから先の楽しみがなくなっちゃうので2021年になってからまた
発表したいと思います!!楽しみにしててね!!?

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・まとめ

以上が私の考えてきたAnnuiで『10年使える服』の企画です。

課題はまだまだ山のようにあって
「展示する服のプリントは切り取れるようにするが、
プリントされてない部分にも価値をもたせたい」とか
「コミュニティをどのサイトでどのように維持するのか」とか
「そもそも私にそんな壮大なことができるのか」と

もう課題しかないのですが
多くの方に実現してほしいと背中を押していただき
私自身もこのような未来がくることにワクワクしているので
悪戦苦闘しながらも実現できるように努めていきたいと思います!!

応援してくださる方はぜひSNSやサイトをチェックしてもらえたら
私も嬉しいです。

Twitter : https://twitter.com/maru_maruer
Instagram : https://www.instagram.com/msymini/

こんな私ですがこれからもよろしくお願いいたします!
Annuiで面白いことたくさんします!!!

わいわい!!!


msy.

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msy.(みしぃ)|Annui アパレルブランド運営中

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ベンチャーの営業を退職し、独学でイラストレーターに。服とオリジナルイラストを届けるブランド『Annui(アンニュイ)』を運営。→https://annui.official.ec/ 元古着屋店員。みんなのフォトギャラリー使用数3,000回突破。