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マラッカからバス(セカンドリンク経由)でシンガポールへ再入国した話

 先日、クアラルンプールとマラッカを5日間で巡ってきた。
 クアラルンプールへは楽して飛行機での移動を選んだが、シンガポール西部に住んでいる自分は、帰りの移動手段を「飛行機」「鉄道」「バス」のいずれかにするかで小一時間迷った。
 シンガポール北部のウッドランズにある橋「ジョホール・シンガポール・コーズウェイ(Johor-Singapore Causeway)」は激しい渋滞が生じることで悪名高い。オーチャード近辺に住んでいる知り合いは皆、オーチャードで降車したいがためにこのルートを選び、結果ジョホール・バルからですら到着までに5~6時間かかったと嘆いていた。
 しかし、西部トゥアスにある「マレーシア・シンガポール・セカンドリンク(Malaysia-Singapore Second Link)」、通称セカンドリンク経由で、自宅近くの停車場があるバスだったら、スムーズに移動できるかもしれない。
 小一時間探してみたところ、マラッカ中心部発、ジュロン・イースト着のバス、LUXURY COACHを発見した。ということで、今回はLUXURY COACHの旅と、陸路(バス)での入国審査について書いてみる。


LUXURY COACHの旅は、至極快適

 結果から言うと、マラッカからジュロンイーストまでのバス所要時間は、約4時間半(平日の昼間出発の便)。発車直後の案内では、セカンドリンクに到着するまで約3時間半とのことだった。
 また、バス車内は清潔で、添乗員さんによる乗車前〜降車までのフォローも十分WiFi完備適度なエアコン。サービスには「ほぼ」満足している。
※このクラスのバスでも車内にトイレがないのは、持病持ちの自分としては切実なマイナス。

乗車代は1人33.6SGD(約3,953円)。LUXURYというだけあって、結構いいお値段。

 出発当日は、WhatsApp経由でリマインドを届けてくれた。

マラッカ中心部にある「カーサ・デル・リオ」というホテルの前に早めに来てね、と分かりやすい案内。
バス1階席部分。元々1階席を予約していたが、「眺めがいい2階席に座った方がいいよ」と添乗員さんから勧められ、当日2階席に変更してもらった。

 発車後は、シンガポール到着までの所要時間や休憩のタイミング等について、丁寧にアナウンスがあった。ペットボトルの水も1本サービスでいただいた。

ジャングルを走り続けて数時間…

 そろそろセカンドリンクの検問所が見えてきた。

シンガポール↔︎マレーシア名物、バイク越境

意外とシンプルなイミグレーション

 「検問所の混雑がひどく、なかなか手続きを始められなかった」「バスに置いていかれた」等というネット上の記事を読んで戦々恐々としていたが、全て杞憂に終わった。出国・入国のプロセスは以下の通り。

  1. パスポートと貴重品だけ持ってバスを降り、マレーシア出国手続き
    (自動化ゲート)

  2. バスに乗り込み、シンガポール側の検査場へ移動

  3. 荷物を全て持って再度バスを降り、シンガポール入国検査(自動化ゲート)

  4. バスに再度乗り込み、指定した降車場(今回はジュロン・イースト)で降りる

むしろ、1. と3. の後で、バスの到着をしばらく待つぐらいの余裕があった。

シンガポールへの入国手続き後、バスを待っている時に撮った一枚。どこの停留所で再乗車できるか、電光掲示板で一目瞭然。利用したバスのナンバープレートを覚えておこう

 今回は平日の旅で、ラッシュアワーを外したということもあり、ひどい渋滞が生じていない時に越境できて良かった。
 時間に追われていなければ、極力バスや鉄道での旅を選んでいる。今度はマレー鉄道でタイまで行ってみたい。タイで見たいもの、したいことをリサーチするところから始めなければ。

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