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未来をつくる問いのデザイン

11月16日、僕は「未来をつくる問いのデザイン」ワークショップに参加していました。

働いている会社のチームメンバーや、所属マンガ家さんたちと一緒に。

世の中には「悪い問い」と「良い問い」があるらしい。

僕が理解した悪い問いとは、「どうしたら幸せになれるんだろう」とか「時間がないどうしよう」みたいな漠然とした問いのことです。

そのことについて考えても、思考が頭の中でぐるぐるするだけで答えは出ない。手や行動が動き出さないような自分に対しての質問が「悪い問い」というイメージで理解しています。

この「悪い問い」を減らしたい。自分たちの良さを活かし、引き出してくれるような「良い問い」を見つけたいというのがワークショップの主な目的でした。

★★★

ワークショップを進めていく中で、手が止まってしまうような「悪い問い」って問い自体は悪くないけど考える視点だけが悪いかもと思いました。

問いのテクニックパターン

・点数化

・可視化

・架空の設定

・最悪・最低

・時間のスケールを変える

・​小さく分割する

上記のような「良い問い」にするための問いのテクニックを使って、最初に「悪い問い」の例としてあげたものについて考えてみます。

どうしたら幸せになれるんだろう ▶︎ 点数化 ▶︎ いまの幸せ度って100点満点で言うと何点くらいだろう

こうして考えると30点という答えが出るかもしれないし、70点ていう答えが出るかもしれない。

いま30点だから、これを35点にするためには何ができるだろう。今日1点上げるとしたら何が出来るだろう。

自分では幸せだと思ってなかったけど、点数化すると70点だから思っていたより自分は幸せなんだと認識出来る。

というように、考えを先に進めることが出来るんですね。

自分の幸せについて考える「問い」自体は同じだけど、点数化のテクニックを使用することで視点を少しだけ変えたということです。

★★★

つまり「問いをデザイン」するということは、視点について考える(変える)ことだと思っています。

まずは、いろんな視点で考えられるようにテクニックパターンを知る。それを自分でも使えるように、自分なりのパターンにする。そして、視点を変えながら多面的に自分を捉えて考えられるようにすることが重要なのかなと思います。

正直ワークショップが終わった直後は「悪い問い」や「良い問い」が自分の言葉になっていないような感覚で、あまり理解できていませんでした。その後自分なりに振り返ったり、マンガ家さんたちが描いたマンガを読んでいく中で視点を変えることなのかもしれないと自分なりに理解することができました。

良い問い」について考えること

それを自分の考えや行動に取り入れるように仕組みや仕掛けを考えることは1日では出来ていなくて、徐々に自分のものにしていきたなと思っています。

ワークショップを主催してくれた、ミミクリデザイン安斎さんの著書「問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション」は ▶︎ こちら

ミミクリデザインさん、ありがとうございました!


----- キリトリ ------


▼ 途中まで描いたマンガ「問いマスターと問いのデザイン」

名称未設定のアートワーク

coming soon...

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