F1 2016 #1 オーストラリアGP 決勝後TOP3会見 From the floor

F1開幕戦は、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)の大クラッシュによる赤旗中断で泣き笑いのある展開に。TOP3で割を一番喰ったのは、フェッテルか? 決勝の結果はこちら

1. ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)
2. ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)
3. セバスチャン・フェッテル(フェラーリ)

決勝後公式会見での一問一答では、無線の禁止事項について各々のコメントを述べる3人。いつも通り、優等生な発言をするニコと違い、ルイスとフェッテルは今のF1に足りないレーシングについての持論をコメントした。昨日の予選フォーマットの問題もそうだが、レギュレーション変更には、ドライバー目線を取り入れることがキーかもしれない。

Q:セバスチャン、2015年と同じリザルトです。今の気持ちは去年と同じムードですか? 良いですか? それとも悪いですか?

セバスチャン・フェッテル(以下、フェッテル):もちろん、今年の方が期待できるよ。去年はすこし分からなかったからね。2014年のフェラーリそして僕のシーズンの後、2015年のポディウムは嬉しかったよ。今年は明らかに大きな期待がある。もちろん、去年はコンストラクター2位で終えたから、1位になりたいね。僕たちは、他の誰よりもギャップを縮められたから、とてもポジティブだよ。マラネロでは、このクルマにとても多くの仕事をしている。クルマは良いし、メルセデスに多くのプレッシャーを与えらると思う。競争相手のレベルは高いけど、僕たちにふさわしいサーキットで、全てが揃えば、全く同じ結果にはならないと思うよ。僕たちはとても近づいたから、とてもポジティブだよ!

Q:ニコ、おめでとうございます。予選2位からの勝利です。フィンランド魂でやりとげましたか?

ニコ・ロズベルグ(以下、ロズベルグ):もちろん、今日はフィンランド魂がここにあったね。素晴らしいファイトと素晴らしいレース、僕はほんとうに嬉しいよ。シーズン最初のレースで勝てたことはとてもすばらしい。良いシーズンのスタートが切れたね。

Q:ルイスとニコに聞きます。スタートと1コーナーについて話してください。

ロズベルグ:スタートはOKだったんだ。でも、僕はグリッドのダーティーサイドにいたから左側にいたドライバーが少しだけ上手くスタートができたね。セバスチャンとはとても接近したよ。1コーナーに飛び込んだけど、セバスチャンは良い仕事をしたね。彼はギリギリでブレーキングをしたから、僕はイン側で行き場をなくしてしまい下がらなければならなかった。そこまでは良かったんだけど、同じように後ろからスタートしたキミにポジションを奪われたのは、とても残念だったね。

ルイス・ハミルトン(以下、ハミルトン):僕の方はとても波乱に富んでたね。幸いなことに何もダメージはなかったけど、とても多くのポジションを失ってしまった。おそらく、3つか4つ下がってしまった。僕がニコのアウト側にいて、ニコがワイドになったので、僕は少しコースの外に出てしまい、少しポジションを下げてしまった。何人か抜いて、とてもハードだったけど楽しんだよ。

Q:新しく無線の禁止事項が追加されました。皆さんのにとってのレースはどうでしたか?

ロズベルグ:いいチャレンジだね。トラック上の僕らにとってとてもいいことだよ。よりチャレンジングだね。レースの前にとても多くのストラテジー上のインフォメーションを得ることになるのが変わったところかな。このやり方を進めるには、より良くするための振り返りが必要だ。どうなるか見てみようよ。

ハミルトン:僕にとっては何も違いはないね。レースがより良くなることはない。ニコが言うとおり、例えば僕たちがどうすべきかコントロールし決めることができる。一方で、このエリアでの変更は必要だとは思わない。お互いにもっと近づけるようにならないと。セバスチャンは僕の後ろで良いタイヤを履いていたけれど、エアロのせいでワイドになってしまったと思うんだ。接近したくとも近づくことはとても難しい。僕たちはストレートでDRSを使わずに近づくことができるようになりたいんだ。誰かのスリップストリームに入れば十分に近づけるようにね。

フェッテル:この変更で十分だとは思っていなよ。僕たちが気にすることはたくさんあるんだ。でも、僕たちができるだけハードにレースをしていても、君たちは非難することができる。レースの半ばで少し問題を抱えていたんだ。それはソフトェアの問題で、ディスプレイに表示されるべきものがそうなっていなったのだけど、僕がその問題に苦労している時、観客にとってはとてもエキサイティングではないよね。幸いにも、僕たちはその問題に対処することができたのだけど、レーシングにおいては多くは変わらないんだ。

Q:ニコ、昨年の最後、3勝したことで、弾みをつけてこの週末入ることができましたか?

ロズベルグ:それはないね。すべて最初からのスタートだよ。新しいシーズン、あたらしいクルマ。すべて最初からのスタートだ。僕は良いシーズンのスタートができたからハッピーだよね。

Q:ニコ、1コーナーでルイスをアウトサイドに押しやりました。適度にアグレッシブだったように見えましたが、チャンピオンシップにおいて1コーナーで、ルイスの前に出てフィニッシュすることは、心理的にどのくらい重要ですか?

ロズベルグ:ルイスに言われて、今、認識したんだ。その場面を見なければならないけれど、もし僕がアウトに寄せているならば、もちろん、僕は謝罪するよ。でも意図的ではないよ。僕自身はギリギリだったと思う。みんなを負かして、レースに勝てて嬉しいよ。

Q:セバスチャン、もう一台のクルマはポイントを取れませんでしたが、どのくらい失望していますか?

フェッテル:チームとしては、間違いなくできるだけたくさんのポイントを獲ることを狙っているんだ。見てのとおり、第1スティントは、キミと僕はあまり差がなかった。思うに、この週末はとても接近していて、同じポジションで理想的にファイトしていたよね。僕とキミの間には何の問題もない。うまくやっているし、同等だよ。明らかに、僕は他の誰よりもキミとうまくやっているよ。彼がチェッカーを見れなかったことはとても残念だね。でも、まだ、僕は何のトラブルか知らないんだ。以前なら、僕たちはラジオでその問題を聞くことができたけど、今は彼がリタイヤしたことしか伝えてもらっていないから、理由はわからないだよ。教えてよ?

Q:エアボックスから火が出たんです。。。

フェッテル:ありがとう。僕はそのメッセージを受け取ることを許されてないんだよ。

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