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東京武蔵野シティ2019-2020 新戦力まとめ(1/21現在)

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

年が明けてJリーグチームの補強があらかたはっきりすると、JFLが騒がしくなってきます。昨年末は静かだった武蔵野界隈も、年明けになって騒がしくなってきました。まずはin-outから見てみましょう。

in
GK 西岡佑馬(←ヴェルスパ大分)
GK 児玉潤(←桐蔭横浜大)
DF 小口大貴(←ラインメール青森)
DF 片山修 (←国士舘大学)
MF 玉川昂勢(←東京武蔵野シティU-18)
MF 佐々木亜門(←ヴィアティン三重)
MF 金田拓海(←早稲田大)
FW 中川諒真(←明治大)

out
GK 飯塚渉(引退)
GK 臼杵裕太
DF 寺島はるひ(→奈良クラブ)
DF 大竹陸(→ヴィアティン三重)
MF 岩出拓也
MF 手塚昌希(引退)
FW 水谷侑暉(→奈良クラブ)
FW 金子剛(引退)

 退団が各ポジション2人ずつの計8人。上には記載していませんが、昨シーズン途中に退団したDF木下諒を入れると退団選手は9人となります。飯塚の引退のほか、大竹・寺島・水谷のレギュラー陣が揃ってJFLチームへ流出。GKは臼杵も退団し、キーパー・センターバック・右サイドバック・左サイドハーフの4ポジションのレギュラーが抜けたことになりました。
 一方で、入団選手は8名。JFLから移籍が3名、大卒4名、高卒1名となりました。第2回のセレクションが急遽中止になるなど、一時は補強状況が心配になりましたが杞憂に終わって一安心。GKはV大分から長身の西岡とジュニアユース出身の児玉を獲得。DFは両サイドで起用できる小口と片山を獲得。中盤では実力者の金田を、前線ではレフティーの佐々木と長身の中川の獲得に成功。またU−18から玉川が昇格と即戦力・今後の成長と楽しみな面々が加入しました。
 ポジション的にはほぼ主力の穴は埋まったかなと思います。唯一の懸念は寺島が抜けたセンターバック。来年のフォーメーションは読めませんが、金守・小松崎・大倉・望月あたりしか候補がいないので、少し心配です。選手数を考えても、可能であれば一人補強したいところ。(1/21追記:片山の補強で少しは改善されたかな?)

次にそれぞれの選手の情報を色々探してみました。

GK 西岡佑馬

190cm 80kg
神戸科学技術高ー流通経済大ーV大分
2019年成績(JFL):1試合 (ベンチ入り27試合)
JFL通算成績:48試合

流経大出身の長身GKが移籍加入。小野寺湧紀の1年先輩となりますね。2018年には流経大ドラゴンズで武蔵野とも対戦経験があります(写真はなかった・・・)。また大学選抜に選ばれた経験もある実力の持ち主。V大分では姫野昂志の牙城を崩せず2年間で7試合の出場に終わりましたが、190cmの長身はJでもなかなか見られない恵まれた体格。流経大の先輩飯塚と臼杵が抜けた今シーズン、正GKの座を射止められるかが非常に楽しみ。

GK 児玉潤

175cm 70kg
横河J-横河JY-三鷹一中-V東京Y-桐蔭横浜大
2019年成績(大学関東1部リーグ):0試合 (ベンチ入り26試合)
大学関東1部リーグ通算成績:26試合

ジュニアユース出身選手がユース・大学を経てトップチームへ加入。昨年リーグ準優勝の桐蔭横浜大では出場機会がなかったものの、多くの試合にベンチ入り。2018年シーズンには21試合に出場。またヴェルディユース時代にはトップチームへ2種登録の経験もあり。
GKとしてはかなり小柄ですが、奇しくもJY・トップチームの先輩藤吉皆二朗と同身長。ヴェルディユースの先輩には身長がネックでトップチーム昇格を見送られながら後に日本代表まで登りつめた菅野孝憲もいます。GKの能力は身長だけで決まるものではありません。ライバルは多いが頑張って欲しい。

DF 小口大貴

165cm 62kg
川崎F U-15-川崎F U-18-専修大-tonan前橋-青森
2019年成績(JFL):13試合 0得点
JFL通算成績 :43試合 0得点

選手の行き来が多いラインメール青森からの移籍。これで金井洵樹・望月湧斗・小松崎雄太に続き4人目。武蔵野からは廣瀬智行が移籍したので5選手が青森と武蔵野に縁のある選手ということになります。最終ラインの選手ばっかりですね。フロンターレユース出身なので岩田の後輩でもあります。
青森では2018年シーズンは左SBのレギュラーとして全試合出場。昨シーズンは元浦和の野田紘史が左SBのポジションに固定(全試合フル出場)されたこともあり、主に右SBで奥山泰裕と併用。大竹が抜けた右サイドの補強の側面が強そうですが、大学時代は一貫して左SB/WBだった左サイド起用もできるのは非常に大きい。実際に昨年は夏場に木下が退団・金井が負傷離脱して大竹を左SBに回すなどやりくりに苦労しました。左は金井・右は望月が控え元青森選手同士のポジション争いになりますが、ハイレベルなレギュラー争いを期待したい。

好きな食べ物は廣瀬の作った餃子らしい。

DF 片山修

178cm 65kg  
東京学館高ー国士舘大

新体制発表直前にリリースがあったラストピース。大学リーグでの出場は無く、インディペンデンスリーグでの出場が主のよう。調べた限り守備位置は左サイドバックがメインのようだが、左サイドは金井・小口がいることからセンターバックでも起用できると試合に絡めやすくなると思う。まとまった情報がない選手だが、大化けに期待。

MF 玉川昂勢

170cm 63kg  
武蔵野 U-15ー武蔵野U-18

チーム名変更以降では初のトップチーム昇格選手。高卒選手は北原祐希佐藤稜大以来でしょうか。ユース世代はほとんど追えていませんが、渡辺悠雅(讃岐)や見木友哉(千葉)と、近年U-18出身者が大学を経由してプロ入りするケースが増えており、ユースのレベルも上がっているのだなあと感じます。
ポジションは左SH等を主戦場にしている模様。昨シーズンには既に1試合ベンチ入りも経験済みだか、高卒ルーキーなのですぐに試合に絡まなくとも今後の成長が楽しみ。

MF 佐々木亜門

170cm 69kg
福岡U-15ー福岡U-18ー福岡大ー三重
2019年成績(JFL):1試合 0得点
JFL通算成績 :10試合 0得点

ヴィアティン三重から加入したレフティー。大学時代まで一貫して福岡で、大学では田口光樹の2つ後輩に当たります。JFLではなかなか試合出場機会が無かったようですが、昨年の武蔵野戦で先発出場していたのは何かの縁かもしれない。大学時代は左サイドハーフやFWで起用されていた様子。チーム全体でみても左利きの選手は金井・小林のみで希少なだけに、水谷の抜けた左SHでの起用を期待しています。

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MF 金田拓海

174cm 68kg
神戸U-15ー神戸U-18ー早稲田大
2019年成績(大学関東1部リーグ):21試合 4得点
大学関東1部リーグ通算成績:41試合 7得点

ベテラン金守・岩田に始まり小林大地鈴木裕也と近年最大派閥となっている早稲田の背番号10。デンソーカップ関東B選抜・一昨年の関東大学リーグ優勝時のレギュラー選手が武蔵野に加入と聞いて正直驚きを隠せません。当時のレギュラーには今や日本代表の相馬勇紀小島亨介ら。ボランチが主戦場ということで、ゆくゆくは同じ早稲田出身のボランチ岩田啓佑の後継者となって欲しい。岩田・高のボランチコンビの牙城を崩すのは容易ではなく、控えには本田圭佑や先輩鈴木裕也もいますが、期待は非常に大きい。個人的にも母校出身なので期待しています。

FW 中川諒真

180cm 70kg
浜松開誠館中ー浜松開誠館高ー明治大学
2019年成績(大学関東1部リーグ):9試合 2得点
大学関東1部リーグ通算成績:25試合 4得点

シーズン3冠を達成した明治大から長身FWが加入。都丸昌弘・石原幸治両選手に加えて池上監督・立花強化担当と明大も武蔵野とは繋がりが深いですね。リーグ戦のほか、インカレや総理大臣杯でも途中出場を中心に起用されており、実は昨年の天皇杯予選で武蔵野と対戦済み(思い出したくない試合ですね・・・)。本戦でも川崎戦で出場しました。ちなみに町田の土井柊太は浜松明誠館ー明大の先輩。
純粋なFWが少ない武蔵野なので、前線で期待が持てる選手です。長身かつ裏抜けやワンタッチゴールも得意ということで、タイプは違いますが昨年のチーム得点王の水谷の穴を埋める得点源としての活躍を期待します。石原との明大コンビも期待。田口とのツインタワーも面白い。

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主力の流出・来年のJ参入を断念するなど寂しいニュースが続いていましたが、加入選手のニュースが入ると楽しみになってきますね。例年、最後の最後に主力退団のニュースがあったり(去年の島崎、あとは東郷とか三橋とか)するので気が抜けませんが。気づけば開幕まで2ヶ月あまり。今から楽しみです。


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