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2022JFL移籍情報、まとめてみました。その4(岡崎、武蔵野、ロック、新宿)

毎年恒例、JFLの移籍情報まとめ企画4回目。今日は昨年の14位〜16位のチームと、昇格チームの紹介です。

2位〜5位についてはこちらの記事をどうぞ。

6位〜9位についてはこちらの記事をどうぞ。


10位〜13位についてはこちらの記事をどうぞ。


注:データは3/11現在のものです。随時更新予定ですが、一部未反映の場合がございます。出場試合のデータは各リーグの公式の試合結果や各種データサイト等から引用しておりますが、大学・地域リーグ等については試合結果を手計算している場合もございます。データの不備・間違いについては優しくご指摘いただけますと幸いです。


FCマルヤス岡崎(昨シーズン:14位)

一昨年のJFL最下位から巻き返しを目指した昨シーズンのマルヤス岡崎は、前半戦と後半戦で大きく調子が変わるシーズンとなりました。前半は開幕から4戦負けなしと好スタートを切ると、3連敗はあったものの6月から8月にかけて7戦負けなしで再浮上。1桁順位を窺える位置でシーズンを折り返しましたが、8月29日の鈴鹿戦に敗れて以降7試合で6敗と急ブレーキ。結局後半戦はわずか3勝しかできず、最終順位は14位となりました。

得点数は27とリーグ3番目に少ない数字。チーム得点王は水野翔太の4得点、寺尾、阪本の3得点が続きますが、全体的に少ない数字となりました。また、昨シーズンはホーム戦での勝利がわずか2勝。特に昨シーズンこけら落としとなった岡崎龍北総合運動場では9試合で1勝に終わってしまいました。今シーズンはホーム戦に集まったサポーターに勝利を届けたいところです。

シーズンオフはベテラン選手を中心に7選手が退団。守備陣では昨シーズン加入した阿部正紀松原優吉が地域リーグのチームへと移籍。頼れるセンターバックの2選手が抜け、補強が急務となりました。また、高卒生え抜きの寺尾憲祐が三重へと移籍。隣県のチームで、今度はライバルして対峙することとなりました。

4選手は引退を決断。船谷圭佑はワールドユース日本代表のほか、磐田や水戸でも主力として活躍しました。岡崎でも3シーズンにわたり主力として活躍し、昨シーズンもほとんどの試合に出場していました。中美慶哉は栃木、金沢でJ2二桁得点を記録したストライカーでしたが、岡崎では怪我で出遅れたこともあり1得点にとどまりました。G大阪時代にJ1でシーズン14得点と挙げ一躍ブレイクした平井将生は岡崎でも2019年に7得点の結果を残しストライカーとしての実力を見せました。そして水野翔太は昨シーズンのチーム得点王。キャリアハイの成績を残したことで今シーズンの活躍を期待していただけに残念です。

一方の加入選手は、例年と獲得方針を少し変えてきた印象です。昨年まではJリーグのチームからベテラン選手を獲得するケースが多かったですが、今シーズンはJリーグチームだけでなく、他のJFLチームから中堅の主力選手を多数引っ張ってきました。

松原、阿部が抜けた守備陣は大学生を中心に獲得しましたが、徳武正之を即戦力として沼津から獲得。J3で100試合以上に出場した実績の持ち主が岡崎の最終ラインを強くします。また桐蔭横浜大から村岡正梧宮寺優斗が加入。宮寺はサイドのプレーヤー。大学時代は主に右サイドバックで起用されていたようです。また長身の村岡は興國高出身のセンターバック。高校の先輩であるホンダロックの高原大知は従兄弟にあたるとのこと。立命館大から加入した二宮和輝は愛媛U-18出身で2種登録の経験もある選手。大学時代は両サイドバックをこなしていたようです。

中盤以降の加入選手は実力者揃い。要注目なのは富山から加入した花井聖でしょう。名古屋グランパスの下部組織でプレーしトップチームへ昇格した選手です。名古屋では出場機会に恵まれませんでしたが、移籍先の徳島や北九州、富山などで活躍。2017年には7ゴール、2020年には6ゴール8アシストと司令塔としてチームの中心して実績を残した選手が10年以上ぶりに愛知へと帰ってきます。

ボランチの選手では昨年鈴鹿でほぼ全試合に出場した西村仁志、青森で5年間主力としてプレーした小栗和也が加入。既存の戦力も合わせて実力者ひしめくポジションとなりました。アタッカーでは昨年三重で6得点を挙げた塩見仁と、昨年青森で4得点を挙げ過去にはベストイレブンの受賞実績を持つ水谷侑暉が加入。JFL2桁得点を記録したことのある実力者2人を、J3ライセンスもちのチームから獲得することに成功しました。最後にFWは2020年のJFL得点王、酒井達磨を獲得。得点王の実績を提げて松江から三重へと移籍した昨シーズンは6得点と期待ほどの成績は残せず。岡崎で復活できるでしょうか。

これまでと比べるとJリーグで名の知れた選手の獲得はやや減りましたが、その分脂の乗り切った実力者を各ポジションに揃えた岡崎。新戦力の活躍で、過去最高順位を狙います。


東京武蔵野ユナイテッドFC(昨シーズン:15位)

昨シーズン開幕前、東京ユナイテッドとの共同運営が発表された武蔵野。東京ユナイテッドの主力選手が合流して挑んだシーズンでしたが、蓋を開けてみれば1年間非常に厳しい戦いとなりました。なんといっても、開幕から14試合勝ちなしからのスタートが痛すぎました。アウェイ刈谷戦でなんとか初勝利を手にしたものの、前半戦はわずか1勝。一時は最下位まで低迷したものの、夏以降に調子が上向くと後半戦に8勝を稼ぎ、驚異的な粘りでホンダロックをかわし15位で自力残留を果たしました。前半戦は1勝10敗5分、後半戦は8勝8敗0分と別人のような戦績です。また、アウェイ戦の戦績は非常に悪く3勝13敗と暗澹たる成績。遠征する身からすると本当に辛いシーズンでした。

得点数は38と下位チームの中ではまずまずでしたが、問題なのは失点数。前半戦は試合後半に足が止まることが多く、先制しても逆転される試合が連続。結果的に失点数は53まで膨れ上がりました。一方後半戦は武蔵野らしい粘り強さや前からのプレスが機能したことで守備が改善したことが復調の要因でしょう。個人成績では東京ユナイテッドからの加入組の飯島秀教と元武蔵野シティの田口光樹がそれぞれ6得点。以下、石原幸治が5得点、澤野、本田、鈴木裕が4得点と元武蔵野シティ勢が占める結果となりました。また、この結果を受けて池上寿之監督が退任。2012年以来の現場復帰となる依田博樹監督が就任しました。

今シーズンのオフは多くの選手が入れ替わりました。14選手が退団したほか、レンタル移籍中だった4選手も今シーズン別チームでプレーすることに。また、東京ユナイテッドから加入した9選手のうち、川戸大樹を除く実に8選手が1年でチームを去ることになりました。

退団選手では横河武蔵野時代からチームを支えた永露大輔都丸昌弘の同級生コンビが引退。テクニシャンの永露は武蔵野シティ時代にチーム最多得点をマークするなど主力として活躍しましたが、ここ数年は出場機会がありませんでした。チームの人気者、都丸はさまざまなポジションで活躍。昨年の引退試合も笑いあり笑いありでした。今シーズンは東京ユナイテッドのヘッドコーチとして、前橋商業の後輩黄大俊とともに指導者としてのキャリアをスタートさせます。他にも昨シーズンも4得点を記録した本田圭佑が引退。武蔵野の心臓とも言えるハードワークは2019年のチーム躍進の原動力の1人でした。また東京ユナイテッドから加入した古島圭人伊藤大祐、杉山哲もJFLでのシーズンを最後に引退しました。

また主力選手ではチーム最多得点の飯島秀教が古巣東京23FCへ移籍。関東リーグの元得点王はJFLでもその力を発揮しましたが、残念ながら1年で退団となりました。また攻守にわたり活躍した西山雄介がこちらも古巣YSCCに移籍。怪我人が多いチームの中で長年最終ラインを支えた小松崎雄太が東邦チタニウムへと移籍。東京ユナイテッドからの加入組では主力として活躍した伊藤光輝香西克哉が1年で関東リーグへ復帰。小学校の先生でもある香西は全国リーグでのプレーと担任との両立が困難とのこと。こればかりは仕方がありません。しかし、サッカー人生は続きます。2人ともJFLでの経験を経てまた成長して欲しい。他にも出場機会が限られた小幡、米田、諸貫が東京ユナイテッドへと移籍しました。

一方の加入選手は、これまでのチームとはガラリと変わりJチームから積極的に獲得しました。みずほ銀行マネーでしょうか。

 GKでは岡山から椎名一馬が加入。岡山がJリーグへ昇格してから13年プレーした大ベテランが、武蔵野で新たな新たな挑戦を始めます。また湘南からの期限付き移籍で加入した真田幸太はこれで3年連続の期限付き移籍。昨年は関西リーグのおこしやす京都ACで地域決勝も経験。地域CKで敗れたクリアソンへのリベンジはできるでしょうか。また元武蔵野の島村コーチが在籍する桐蔭横浜大からは新田峻也が加入。正GK西岡を含めたポジション争いは激しくなりそうです。

 DFは大学生を中心に獲得。西山と小松崎の抜けたセンターバックで期待の選手は東京学芸大から加入した上加世田達也。國學院久我山高時代に1年生ながら主力として高校選手権準優勝を経験。大学でも4年間主力としてプレーしていました。慶応大から加入した谷岡竜一は3バックの左を中心に出場していた選手。大学の紹介ではエースキラーと称されるなど守備力の高さが伺えます。また東京ユナイテッドから昇格した鈴木大河は関東リーグで長くプレーした選手。初のJFLで出場機会を狙います。サイドバックでは法政大から陶山勇磨が加入。大学時代は左SBを中心に出場していたようです。右サイドには大学の先輩鳥居がいるだけに、法政大コンビの共闘にも期待です。YSCCから加入した一宮健太も左サイドが本職の様子。昨年在籍した西山同様デュアルキャリアを実践する選手です。

 MFは力のある選手を多数獲得。特にボランチは実力者が揃い、JFL屈指の激戦となりました。その中心となるのは青森から加入した後藤京介でしょう。YSCC時代にはJ3最高のボランチとの評され、昨シーズンの青森でもその実力を遺憾無く発揮。ボランチ以外にもさまざまなポジションをこなし能力の高さを見せました。また盛岡から加入した栗島健太は早稲田大の出身。大学時代には同僚の金田拓海とボランチコンビを組んでいました。早大ボランチコンビが武蔵野で復活するかもしれません。大学サッカーファンは要注目です。昨年の主力だった高、金田に加えて実力者が加入しただけに誰がポジションを掴むのか、予想が非常に難しいところ。

また町田から土井柊太を獲得。左サイドハーフ、サイドバックなどでプレーできる選手で、J2で4年間で83試合に出場。レギュラーとして活躍していた時期も長くありました。今シーズンの補強の大きな目玉となる選手です。攻撃的なポジションでの大爆発を見てみたい。明大出身なので石原や中川(高校の後輩にもあたる)とのコンビネーションにも期待です。

FWでは富山から190cmの長身松澤彰を獲得。これまでの武蔵野にはいなかったタイプの選手なだけに、真下や金井などロングスローやクロスを得意とする選手との新たな組み合わせにも期待です。昨シーズンは得点の少なかったセットプレーのターゲットとしても期待が持てる選手。またいわきからは滝沢昂司を獲得。いわき仕込みのフィジカルを武器に武蔵野で爆発できるでしょうか。今治から加入の梁賢柱は早大出身の選手。今年の武蔵野はキャプテンの小林大地を筆頭に早稲田閥の色が濃くなってきました。東京ユナイテッドは慶応のOBチームだったはずですが……。まあいいか。東伏見が近いし。

オフシーズンには将来のJリーグ入りも再度表明し、その本気度もうかがえる今シーズンの武蔵野の補強。ガラリと陣容の変わった今季、低迷した昨季を払拭する躍進を見せることはできるでしょうか。


ホンダロックSC(昨シーズン:16位)

FC ISE-SHIMAとの入れ替え戦に回りながら、辛くも残留を果たしたホンダロック。昨年は序盤から苦しい戦いが多く、シーズン年間で6勝にとどまりました。連勝はなく、前半戦の成績が3勝8敗5分、後半戦の成績が3勝9敗4分と年間を通じて厳しい戦いを強いられた印象です。得点数はリーグワーストタイの26、失点数は48と得点力不足に悩みながらも、要所で勝点を積み上げることで自動降格は免れることになりました。

一方で天皇杯では大分トリニータを相手に延長戦まで持ち込む熱戦を演じたり、入れ替え戦では地域決勝を堅守で勝ち上がったISE-SHIMAに対して前半だけで怒涛の3ゴールを決めて勝利を収めたりと印象的な試合も多くありました。個人成績では2年目の日野友貴が途中出場中心ながら5得点と成長を見せ、當瀬泰祐が4得点で続きました。

今オフは退団選手こそ6人ですが、長年チームを支えた選手が多数引退しました。特に12年に亘り常にチームの中心選手だった背番号10、諏訪園良平が引退。JFL通算309試合出場はロックの歴史の中でも最多です。キックの精度が非常に高く、昨年も天皇杯ではフリーキックを直接沈め、入れ替え戦では全得点が彼のフリーキックが起点でした。チームの残留を置き土産に、ユニフォームを脱ぎます。左サイドハーフの主力だった坂本翔も引退。ほとんどの試合でスタメン出場しており、引退は驚きでした。

またFW陣も2選手が引退します。米良知記は昨シーズン3ゴール。こちらも入れ替え戦でゴールを決め、引退に花を添えました。大山直哉は昨シーズンほぼ全試合に出場。8年間で200試合試合以上に出場しました。まだまだ主力として活躍できそうですが、30歳前後となると本業でも役付きになるなどキャリア面との兼ね合いもあることでしょう。なお、大山と中山はコーチ、諏訪園は強化担当、米良は事務局としてチームに残ります。

一方の加入選手は5人。GKには立正大学の正GK湯沢拓也が加入。ルーキーながら背番号1を背負い、天本、熊野とのポジション争いに挑みます。八戸から加入した原山海里は右サイドバックが本職の選手。青森山田高時代からロングスローの名手として名高い選手だけに、今シーズンのロックはスローインにも期待です。また大阪体育大からはガイナーレ鳥取U-18出身の髙木虎之介も加入しました。

FWでは大阪学院大から大脇瑞城が加入。鹿児島城西高出身で永吉広大の後輩にあたります。登録はFWですが、高校時代はボランチだったほか、大学でもセンターバックなどでの起用もあった様子でポジションを問わず起用できる選手のようです。選手数の少ないロックではこういったユーティリティ性の高い選手は重宝されそうです。またFC徳島から加入した藤山雄生は大津高校、大阪体育大の出身。永吉は大学時代の同級生です。昨シーズンは四国リーグで7試合7得点。天皇杯でも得点を記録するなど結果を残し個人昇格を果たしました。FWは2選手が引退したこともあり出場機会は多いはず。182cmの体躯を生かし、ロックの得点源としての活躍に期待です。

今シーズンのロックは攻守に特徴的な選手が加入。昨年以上のハイレベルな争いが繰り広げられるであろうJFLですが、フレッシュな陣容で低迷した昨シーズンからの巻き返しを図ります。


クリアソン新宿(昨シーズン:KSL優勝、地域決勝優勝)

新進気鋭のチームが関東リーグ、地域決勝を制して遂にJFLへと駒を進めました。関東リーグ1部は昇格2年目にして初優勝を達成。リーグ戦後半は10連勝を超える破竹の勢いを見せ、そのまま地域決勝でも優勝。さらに入れ替え戦ではFC刈谷を0-4で撃破し、その実力を見せつけました。

クリアソンは社会人選手が大半を占めるアマチュアチームでありながら、元Jリーガーの選手も多いチーム。社会人としてのスキルやキャリアを積みながら、高いレベルでサッカーができる環境というのが選手獲得につながっているのでしょう。近年では、J2クラスの選手が敢えてこのチームを選ぶケースも珍しくなくなっています。

主な選手では群馬や山形、山口などで活躍した正確な左足が武器の瀬川和樹、水戸や町田などJ2で300試合以上の出場実績を持つ森村昂太、水戸や浦和で長くプレーした岩館直など。他にも米原祐、池谷友喜、岡本達也らJ経験者が多数在籍しています。

退団選手は6選手。特に、JFL昇格の原動力になった選手が多数引退を決意しました。井筒陸也は2018年まで徳島で主力としてプレーも退団し、クリアソンへ入団。昨年まで中心選手としてチームを牽引しました。FC刈谷との入れ替え戦でもセットプレーから得点を決め昇格を手繰り寄せる活躍を見せましたが、残念ながら引退となりました。今シーズンからは広報としてチームを支えます。

また元ワールドユース代表、J1でリーグ戦通算350試合以上の出場実績を持つ大ベテラン小林祐三も引退を決断。正直言ってJFLで見たい選手ばかりだっただけに本当に残念です。他にも千葉や大分、岡山などで活躍した伊藤大介や昨シーズン関東リーグで8得点をマークした大谷真史も引退。ここまで挙げた選手はそれぞれ昨年のレギュラー選手。初の全国リーグですが、各ポジション主力選手が抜けることになりました。

一方の入団選手はネームバリューのある選手が揃いました。栃木SCから加入した上田康太は磐田、大宮、岡山などで活躍した左利きの司令塔。磐田では名波浩の後継者とも目されました。昨年は出場機会を減らしたものの、一昨年はJ2で41試合に出場するなどチームの中心選手として活躍。JFL初年度、この選手のパスから数多くの決定機が創出されることは想像に難くありません。また攻撃的なポジションでは富山から大﨑淳矢を獲得。地元富山でのプレーとなった昨季は出場機会0に終わっただけに、今シーズンにかける思いは強いはず。調べた限りは怪我ではない様子。昨年の富山はスタメン固定により、ベテラン選手が割を食った印象があります。大谷が抜けたFWの起用が考えられますが、本職はトップ下で両サイドでもプレー可能。J1でもレギュラーとしてプレーした実力者が、JFLで格の違いを見せることはできるでしょうか。

また、山口からは沢井直人が加入。昨シーズンは左右サイドのSB/WBとしての起用が中心でしたが、東京V時代はサイドハーフとして6得点をマークした実績もあるなど器用な選手。小林の抜けた右SBが想定されますが、攻撃的なポジションでの起用も面白そう。井筒の抜けたセンターバックは明治大の主将、石井優輝が加入。関東大学リーグ1部ではほぼ全試合に出場し主力として活躍しており、新宿でもルーキーながら即戦力級の活躍が期待されます。また東京都1部の東京海上FCから加入した堀田稜は早稲田大学で主力として活躍し、2015年には関東大学サッカーリーグでの優勝にも貢献した選手。6年間社会人と選手を両立した選手が、全国リーグへと挑戦します。

主力が抜けたポジションはそれぞれ実力者を補強し、レギュラー選手は非常に豪華な陣容が揃いました。逆に言えば、気になるのは控え選手の実力。昨シーズンの新宿はある程度スタメンが固定されていた様子なので、控え選手のレベルが未知数なのは気がかりなところ。JFL初年度から躍進した枚方はJFL初挑戦の選手からニューヒーローが現れました。長いシーズンはレギュラー選手だけではなく、選手のやりくりも重要。地域リーグと比べると移動などの時間も長くなるので、身体への負担も増えます。今シーズン新宿が上位に食い込めるかどうかは、元Jリーガー以外の選手がJFLでどの程度通用するかも一つのポイントになってくると思います。

東京23区初のJリーグを目指すクリアソンはすでに100年構想クラブの認定を受けており、次はJ3ライセンスの取得が課題。一方で成績条件をクリアするため1年目から上位進出を伺います。果たして、初のJFLで旋風を巻き起こすことはできるでしょうか。


いよいよ今シーズンから始まる2022年のJFL。いろいろと書いてみましたが、実際に活躍を見せる選手は誰なのでしょうか。ぜひスタジアムでお会いしましょう!


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