株式会社ジェイエイシーリクルートメントの決算分析をしてみた。
こんにちは!POLのまさしです。
今年に入って人材業界の企業研究ということで各社の決算分析をしているのですが、本日はジェイエイシーリクルートメントについて決算分析を行いました!
目次
・株式会社ジェイエイシーリクルートメントについて
・ビジネスモデル
・強みと課題
・決算分析を行っての気づき
・株式会社ジェイエイシーリクルートメントについて
ジェイエイシーリクルートメントは1988年創業。従業員約1,500名の人材紹介事業をメインとして行う企業です。売上高は2019年2月時点で約230億円、時価総額は約570億円です。
・ビジネスモデル
ジェイエイシーリクルートメントの主な事業は人材紹介事業です。
ですので、売上高 = 成約数 × 紹介手数料 によって決まります。
紹介手数料を一律とすると、1人あたりのコンサルタントがどれだけの効率で成約できるかというのが肝になりそうです。
決算説明資料に売上とコンサルタントの数についての記載がありました。
こちらを見ると一人当たりのコンサルタントの売上高は、
2013年 : 70億円 / 363人 = 約1,930万円
2015年 : 105億円 / 496人 = 約2,100万円
2018年 : 178億円 / 746人 = 約2,400万円
となっています。なので徐々に効率は高くなっているようです。
こちらはまた後日他の人材紹介事業と比べて生産性の比較をできればと思います。
・強みと課題
強み
・グローバル展開、海外求人など他には無い求人を紹介できる
課題
・人材紹介業界全体ではありますが今後の事業展開をどのように行うのか
(人材紹介事業のみで行うのか?)
・デジタル人材の紹介事業が立ち上がるのか
・自社のコンサルタントの採用と育成
・決算分析を行っての気づき
・求人成約率、登録成約率というKPI設定をしていることは新鮮でした。
→求人成約率、登録成約率を一定にできれば候補者数、求人数を増やすこと、自社のコンサルタントを増やすことへ大きく投資できるポイントになる。
・純粋に人材紹介事業のみを行っているので、景気の影響を受けそう。なので、その際に備えての資本を社内に蓄えている。
→自社の事業ドメインがどれだけ外部要因の影響を受けて売上が変動するかのリスクを折り込んで事業を行うことが大切。
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