見出し画像

サラリーへの圧倒的感謝

こちらの記事↓で書きましたが、私は平日日中は会社員をやっていて、(一切儲かっていないけど)副業(と呼んでいる)でミュージシャンをやっています。

今回は会社員としてのお話です。

わたくし27くらいまでバンド活動しながらプラプラしていたため、俗にいう社会人としてのスタートが平均よりだいぶ遅いのですが、会社員になって不思議に思ったことがあります。

"なぜ俺は今日何も売っていないのにお金をもらえるんだろう?" "今月は先月よりこなした案件が少ないのになぜ先月と同じ給料をもらえるんだろう?”  "有給休暇ってなんで何もやってないのに給料もらえるだろう?” "なぜ定期的に給料が上がる仕組みがあるのだろう?会社も同じだけ成長しないと破綻するではないか"というようなことです。時給制のアルバイトのときはあんまり何も考えていませんでしたが、アルバイトって大体、(私がやっていたのは主にレジ打ちとかコンビニとかですが)、バタバタと忙しかったので、それに対する対価としてあまり違和感を覚えませんでした。会社員になって毎月お給料をもらうようになって、”なんだこれは?”という気持ちになったんです。

もちろんちゃんとしたロジックで会社は動いていると思われるので、これら全てのことにちゃんとした理由づけはあるのでしょうけど、会社員をやればやるほど、この最初に感じた気持ちを忘れちゃいかんな、と思うようになりました。

それは、私が思っていた以上に、あまり働かない人が許容されているし、私が思っていた以上に、毎月お給料がもらえていることを当たり前と思い、さらには、これでは少ない!という不満を抱えている人が大勢いたからです。(もちろん世の中には実際に、不当なまでに低い給与の方もいらっしゃることと思います。そこはまた別のお話・・・)

何に対する対価をもらっているのか

直接ものを売っている営業職で、売り上げに応じて給料が上下するような給与体型のサラリーマンは、大変だろうけれど、実際に自分が何を売って、なぜ給料がもらえるのかがわかりやすいな、と感じます。しかし、私は営業職ではありません。転職もしていますが、過去に営業を経験したことは一度もなく、サービスを提供する感じの仕事ばかりです。そういった職種では、もちろんそのサービス自体が売り物なのでそれに対するお金をいただいているのですが、売ったのは私ではないですし、よっぽど具体的なサービスでない限りは同じ金額でも利用者によってはそのサービスを利用する頻度は全然違ったります。それが多かろうが少なかろうが同じ金額の給料が我々に支払われているのです。

さらには、一般的には、能力に対してお金をもらっていると考えるのが妥当なわけですが、では私は私の能力で、今会社からもらっている給料を、自分一人で同じだけのお金を稼ぐことができるのだろうか?と考えると、どう考えてもNoなのです。毎月一定額がもらえる、というのは奇跡に近いことなのではないでしょうか。

新型コロナウィルスの影響

常々そんなことを思っていたら、2020年になって出てきたCOVID-19。こいつのせいで、ますます会社員はなんて恵まれているのだ、と考えるようになってしまいました。何しろ、もちろん業種によって色々あるでしょうが、私の会社は、影響がゼロではありませんでしたが、少なくとも私は、通常通り賃金をもらい続けることができています。後々になって・・・ってこともあり得ますが、今のところは。いろんな自営業の方々が営業をストップして収入がなくなっている、、、というお話がある中で、なんとありがたいことか。

もちろん、このままサラリーマンをやっていては、間違いなく大富豪にはなれないでしょう。それがサラリーマンの宿命です。私が大富豪になりたい、と考える日がきたら会社を去るしかないでしょう。しかし、それでもこのサラリーへの圧倒的感謝を絶対に忘れないでいようと心に誓っています。きっとそんな日はこないですが。


人によって、色々あると思います。人が集まれば嫌な奴もいるし馬が合わない人も出てくるでしょう。人に使われるのは嫌だ!なんて人もいるかも知れない。そういう人は、もしかしたら会社なんて向いていないから自分で会社を立ち上げたい・・という気持ちにもなるでしょう。起業して自分の会社を運営するのは非常にエキサイティングなことでしょう。でも、なかなかそれを踏み出せない人たちがほとんどなのではないでしょうか。リスクをとって生きるのは本当に勇気がいると思います。いい意味で、どっか頭のネジ外れてないとできないような気がします。尊敬。

そんな平均的一般的な大衆である私のようなタイプの方は、どうせその一歩が踏み出せないのであれば、自分の今いる場所に圧倒的感謝をしてみてはどうだろうか?と常々思っているのでした。それに起業したって人と関わらないわけにはいかない・・というかむしろ人との関わりは増えるんじゃないですかね。

なお、この文章には結論もオチもありません。

ヘッダに貼った画像は10年以上前にどっかの飲み屋のどっかの机に掘られていたなほこです。誰だか知らないけれど、なほこ元気?

〜おわり〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?