だから、私創作ができない
小さい頃から妄想も空想も大好きで、昔は本を読むのが好きで自分で小説を書いたり、 絵を描いたりしていた
中学高校は放送部。周りに創作好きが多かった。放送部の人間と繋がったタイムラインは、最近読んだ本がどうとか、最近作った音楽がどうとか、最近描いた絵がどうとか、 そもそも次の大会の脚本がどうとかこうとかで溢れていた。
こんな環境で創作が続けられればよかったのに、気づいたら何も出来なくなったのだ。 読めない 書けない 歌えない。 そもそも好きが何かわからない。
思い当たる節があるとしたら、小学生の頃の「ボカロとかアニオタとか気持ち悪い」 って何気ない一言か。もしくは「アニメみたいな絵を描くね (笑)」という同級生の噂笑か。あるいはいつか言われた「放送向いてない」って見ず知らずの先輩の呪いか。
積み重なると人は削られていくのかもしれない。
高校時代にある程度自己肯定感が高かったら、もっと好きなものが多かったら、芸大 とか目指してたのかな。高校時代の部活の性質上、タイムラインに増え始めた芸大関係 のツイート見ながら思う。芸大じゃなくても、創作続けてたのかな。たらればだけが増えてくね。今からでも挑戦できるのにしないあたりが、何もかも言い訳ってことを証明してる。
気がついたら高校を卒業していた。
そして、現代社会で生きていくためのスキルを身につけるような学部に進学し 創作 とは程遠い人生を送ることになるはずだった
が、
万年文化部アングラ女が創作から逃げれる訳もなく、気づいたら映像研究部に入っていた。
とはいいつつも、三年間 キャラが濃いか思想が強い人間に囲まれて、そういう人間 が生み出す創作の世界にちょこっとお邪魔するだけ。
自分で作ることはしなかった。
だって私、創作が出来ないんだもん。
「お前も脚本書けよ」
突然のLINE。実は体感三時間くらい熟考した。多分そんなに熟考してない。創 作できないって分かってたけど、最後だし、文化祭だし、コンテストじゃないし、書い てもいいかなあ〜ってOKした。
いざ書こうとしても何も書けない。書けるわけがない。インプットが少なすぎる。
でも書けない。
毎日バイトと大学、推しコンテンツとインターネットの巡回、時々就活で一日が終わる。 むしろ終活? なんて言ってる場合じゃない。例年よりスケジュール押してるから、書 かないといけないんですよ。
基本自分語り、起承転結もオチもない思考回路なので書けない。地獄。変に現実的な思考を持ってるのもあって、SFもファンタジーも考えられない。フィクション苦手。 鬱鬱希死念慮限界女子大生の思想垂れ流しノンフィクションビデオでもいい? ダメだよな。
そもそもこれを映像化しなよって?
せっかくお友達いるのにひとりで思想垂れ流し映像を最初で最後の創作作品としてインターネットの海に放流するなんてそんな勿体ない。というかこれ、そもそも創作じゃないじゃん。
やっぱり私、創作ができない。
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