最強世代のエース

近藤幸太郎への期待

今日の都道府県対抗駅伝で駒澤大学のエース田澤廉との対決に期待がかかっていた。この2人は3年次の全日本大学駅伝の7区で直接走って以降4年次の箱根駅伝まで計5回同区間を走っている。3年次の箱根までは約1分近く開いたとはいえそれ以外は田澤との差を約30秒以内で襷を繋いでいる。学年は違うが今年の全日本大学駅伝では2位に入った國學院のエース平林清澄とは1分以上開けているのだ。いかに近藤幸太郎が安定した走りをしているかを物語っている。

田澤は言わずもがなの学生最強のランナーであることは変わらないが同時に近藤の強さにもフォーカスしても良いのではないか?ここ2年の駒澤対青学を盛り上げたのは近藤の貢献が大きいと見ている。もちろん駅伝はチーム力が大事なのは承知しているが、原監督の思惑はわからないがおそらく田澤の区間にあてていると思っている。表向きはエースだからという感じだろう。表があれば裏がある。裏を返せば近藤でなければ戦えないというところだろう。もちろん勝つための戦術だというのはわかっている。しかし、近藤はこの監督の思惑通りに走るのだ。全選手が安定した走りをする青学の中でも彼の存在があるからこそこのハイレベルな駅伝を戦えていたのではないだろうか。

今年の青学の4年生は最強世代と言われている。その中心として学生長距離界のエースと真っ向勝負するエースの存在があった。

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