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Dom. ICHI G 2020 Pinot Gris

ピノ・グリってそもそもアルザスの少し甘みを感じるワインしか知らなかったのですが、近年オレンジワインでも見かけるようになりました。

いや、オレンジワイン自体、最近まで知らなかったのですけど。

このドメーヌ・イチのピノ・グリもオレンジワインです。

Dom. ICHI G 2020 Pinot Gris

ドメーヌ・イチ
ベリーベリーファーム&ワイナリー仁木の新設ワイナリーで代表は上田一郎さん。
2021年にはオーガニックワイナリーの認定を取得。
ピノノワールやピノグリなどの醸造用ぶどう、並びにこの地域で栽培され続けていたナイヤガラやポートランド等の食用ぶどうも栽培しています。
これからも環境と人にやさしい農法で栽培したぶどうを、できるだけ自然な醸造方法で、ワイン造りを目指しています。



さて、飲んでみます。

香りはドメーヌ・モンのドングリとは違ってもう少し素直な印象
オレンジのシロップ漬け、少し清涼感もありつつその奥にシナモンなども感じられます

スワリングして少し経つとべっこう飴のようなニュアンスも出てきました。そして紅茶。
この香りだけで期待できます。

口に含んだ瞬間そのひんやりとした液体がなめらかに入ってきて、そして口の中で苦味を伴う柔らかい酸味が広がって。

余韻にはオレンジの皮の部分の苦味が残り、それが次のひとくちを誘い、つい飲んでしまうほど美味しいです。いやほんと美味しい。

でも、美味しいけど、ワイン飲み始めの方にこれはおすすめできないかもなぁ。
なぜって、このわかりやすい苦味が、飲みなれてない方だと前面に感じすぎて、ワインって苦いってなるかも。
でも自然派好き、もしくは日本ワインが好きな方ならぜったいに喜んでくれると思う。
そもそも日本ワインってワインの表現に関して独自の路線をいってるように感じます。
ブルゴーニュばっかり飲んできたぼくも初めはかなり戸惑いましたもん。
でも今はこの美味しさにハマってます。
いやぁおいしいなぁ(3杯目)

いま飲んでも美味しいけどもう少し寝かせたい。
なのでもう一本は大切に取っておきます。
いつかドメーヌ・モンのドングリと……

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