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拝啓 高い空と深海の青を合わせ持つあなた様

青色には何か昔から惹かれるものがある。
例えば、高い空の青と深い海の青だとどっちが好きかと問われると、同じくらいにどちらも好きだし、それぞれ違う魅力があるから決められない。前者は明るく爽やかで溌剌としていて、後者は暗いが全てを受け容れるような穏やかさがある。
今日8/2は、その対照的な青色をどちらも合わせ持つ少年いや、青年のお誕生日である。

オタク特有のものかもしれないが、自分は推しを見ていると、この人は何色っぽいなとか、何色が似合いそうだと考える癖がある。日本のアイドルだと担当カラーがあるから、それが衣装やペンライトに反映わかりやすいし、段々とその色のイメージを持つように見えてくる。
自分が知る範囲で韓国のアイドルには担当カラーのようなものは無いが、なんとなくの感覚で勝手に独断と偏見で、この人は赤色だとか黄色だとか当てはめることがある。
そこでかのイ・マークさんは私の独断により青色を纏う人になった。好きな色が青らしいので、あながち間違った印象ではないのかもしれない。
はじめは空のような青を持つ人だなあくらいの印象だったが、彼は知れば知るほどに深海の色も持っていた。ぱっと見では天真爛漫で穢れや陰やそんなものとは無縁そうで、突き抜けた晴天が相応しいような。だが、マークのソロ曲や普段のInstagramの投稿を見ていれば、エネルギーの向きが果てしなく内側なのが伺える。正直マークのソロ曲「Child」を聞いた時はびっくりするくらい内省的で、それに付随したインタビューも然り。
そういう内面的な一部分に気づいてしまうと沼が加速するのかもしれない…
https://youtu.be/VbIf3z2SqHg 

マークの場合、思い出せば一目見て推しを君に決めた!のジェミンとは対照的に、初見の時は推しになる兆候は全くと言っていいほど無かった。私の推しになるパターンとしてはかなりレアケースの、ビジュアルではなくパフォーマンスから入った形だ。自他ともに認めるビジュアル一目惚れ型なので、、、そうですか。
マーク初見時は、superMというユニットで、個人的SMエンタの玄関マット・ルーカスもいたため、ルーカスに全ての目線が行ったことも印象が薄くなってしまった要因かもしれない。ただとにかくラップが上手いことは初見でわかった。これは本当に。

そこから紆余曲折あって(このnoteで紆余曲折を使いすぎているが、本当に便利な言葉なので重宝している)、NCT DREAMの沼に定住し、ジェミンを推す生活をしていたら、いつのまにかマークも推しに昇格していた。このいつまにか沼が本当にどのタイミングなのかがよくわからずで、いつのまにか沼、いつのまにか目で追う、いつのまにかズブズブ、今に至る。

私が推しにする人間は、たいてい何某かの共通点を見出すか、真反対の部分を持っているかがポイントである。
マークについては、マークの表面しか見ていないが、いずれにも当てはまる気がしている。

青色が好きだとか、これは偏見だがロマンチストなところがあるだとか、かといって私は彼のように地道に努力をし続けられるような人間ではない。
マークを自分で追うようになってから、どんな時でも努力を怠らない生真面目さと、とにかく何かを表現することが好きで、好き故にその能力に長けている人間だということがわかった。

ダンスや歌をはじめとするパフォーマンスや、なにか物事について語っている時もひしひしと感じる。彼の表現力は彼が使う言葉や、言い回しによく現れている気がする。作家を夢にしていた(している?)こともあるのか、一捻りした言い回しをすることもよく見かける。つい先日やっていたインスタライブでも「人生がただ急に左に折れました、僕ら全員がまっすぐ右に行くと思っていたのに急に左に行きました。だからそれも僕らが経験することができない人生の一部なんだと思います」と仰っていたらしく、このいちいち哲学っぽく言ってくるところが、とても個人的には好きだ。言葉の使い方は人それぞれ癖が出るが、マークの使い方は好きな部類である。もともと自分も趣味で詩を書いたり、小説を書いたりしていることもあって、彼のような使い方は参考にもなるし、何か一つのものを表現するにあたり、彼の場合は仕事、自分は趣味と立場は全く違うものの、やはり良い刺激にはなる。

ジェミンやルーカスとはまた違った感情をマークには投影し、そこには憧れや理想の念が強くあるような気がしている。気骨が存分にあって、信念から逸れたことはしない気高さもありながら、夢をひたむきに追いかけるただただその辺にいる青年のような純朴さや、上からも下からも慕われる人望も兼ね備えている、きっとそれが彼の人間としての最大の魅力であり、私があるべきとする理想の人間の姿なのかもしれない。

憧れてやまないからこそ、彼にはずっと前を見続けてほしいのだ。あの世界にいれば、何度も後ろを振り向いたことがあるのかもしれない、でも極力前にある夢だけを追い続けていてほしい。オタクの我儘かもしれないがずっと背中を追っていたいから。
それがただひとつの私の願いである。

マーク、ハッピーバースデー!
今年の夏も君とともに。

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