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そのお古、うんこかもしれない。

眠い。エアコン業者に対応するため、早起きした。引っ越してきた当時から取り付けてあった80〜90年代かに生産された壊れたお古とはおさらばし、ついに念願の新品のエアコンをゲットした。取り付けたばかりのエアコンから流れる空気を浴びて、俺の心の湿気も吹き飛ぶようだ。ほしいほしいと思って高くてずっと買えなかった物なので本当に嬉しい。

使われないまま置いてある物は波動的に言えばう○こと同じようなものだと聞いた。少々スピった話になるけれど、なんだかそれは腑に落ちた。それから断捨離をするたびに、これは使ってないからう○こだと認めて捨てていった。

皆さんも場合によってはう○こが部屋の中に落ちているかもしれないので、ぜひ使用頻度と照らし合わせて物を捨ててしまえばいいと思う。この頃は物をよく捨てている。捨てた空間には必ずといっていいほど何か新しい物が入ってくるので、空気の循環だと思ってどんどん断捨離している。

エアコンを買ってもらったおかげで部屋の模様替えをするモチベーションが湧いた。明日は家をガラッと模様替えしようと思う。空いたスペースに受動的(スピ的)に新しい物が入ってくる場合もあれば、せっかく物を捨ててスペースが空いたのだからと能動的に物を迎え入れようとする場合もある。

長年使われずボロボロになった室外機が手慣れた業者によって運び出されていく様は、まるでう○こが水に流されていくようだった。取っておいたほうがいい物ももちろんあるが、古臭いガラクタは見るだけで気が滅入ったりもする。そういう意味ではまさにうんこだ。

腐っているものは臭っている。その臭気を吸うと、なんだか落ちる。ここで私お得意の飛躍が出てしまうが、人間の心も同じだ。放置された心はどんどん腐って臭っていく。まずは自分の心を、手入れするところから始めたい。その一環としての断捨離である。部屋が片付けば、心まで瑞々しくなる。

衣替えによって心替え。下手くそなラッパーみたいに韻を踏んでしまう。たぶん眠いせいだろう。

自宅への愛着度によって人生の豊かさは変わってくると思う。人生の3分の1は睡眠時間という。寝ている間は基本的には自宅で、外食を除けば家族で食事をするのも自宅。客観的に考えてみると人によっては差こそあれ、家にいる時間というのは人生の半分近くを締めている。家が嫌いだったら、自分まで嫌いになってしまいそうな予感さえする。

うちは実家なので、一度だけでもいいから自分で家を借りて凝ったインテリアにしたいという夢はあるものの、実現までの道のりは長そうだ。変えられないと思ってそのままきたけれど、この家には両親がいないから、大体は自分色に染めていくことができる。

引っ越したいなと思っていたけれど、手をかけたり、新しい物を入れたりすることで興味のなかった家にも少しずつ愛着のようなものが湧いてきたような気がした。とはいえアパートの2DKに三人で住んでいるので部屋は狭い。工夫しないといけないが、考える時間も楽しい。

それにしてもエアコンに関しては一連の流れが面倒だった。エアコンを選ぶのにも四苦八苦、オプションも多く考えることがいっぱいだった。うちは比較的アッサリと終わったが、買い方や家の環境によっては費用マシマシになる可能性もある。それも不安だった。資金の準備→選ぶ→取り付けの手間を考えると、他の家具家電の設置はエアコンの導入に比べたら、なんでも楽に思える。

弟は真夏に西日の照っているリビングで寝ていたりするから、母が毎夏、熱中症の心配をする。その憂いを取り除けただけでも、一種の親孝行を果たせたような気になる。エアコンの代金は全額(!)友人に支援していただいたので、俺はエアコンを選んで工事に立ち会っただけなのだが。でもエアコン購入も初、業者を部屋に呼ぶことも不慣れなので気が張った。

最近、ほしい物リストを作った。もっともっと家具家電を揃えて、家にいる時間の充実度を上げていけたらいいなと思う。

キッチンの椅子が座っているだけでぶっ壊れそうな状態であったり、15年近く使っている二槽式洗濯機は脱水機のフタに重しを乗っけないと動かなかったり、ほかにも炊飯器やコタツだったりともうガタがきまくっている。買い替えないといけないものばかりではあるが、一つずつ新調していく作業はきっと楽しいだろうなと思う。

これからもコツコツと頑張ってまいりますので、なにとぞよろしくお願いします。

劇的ビフォー
アフター!

苦しいからこそ、もうちょっと生きてみる。