添加物は悪なのか?


最近身体に良いものを食べたいなと思っていました。そうなると”有機〇〇”とか”無添加〇〇”とかに惹かれてしまいます。

「添加物は悪だから、なるべく添加物は取りたくない!」

私もそう思っていました。だけどそれはどこかの誰かが言った言葉であって、本当に添加物は悪なのか調べたこともありませんでした。なんで添加物は良くないと言われているのか?

添加物が本当にいけないものなのか知りたくて、西島基弘さんの『誰も知らない「無添加」のカラクリ』という本を買ってみました。

本を読んでわかったことを自分のメモとしてまとめました。(※ これは本を要約したものではなく、自分なりの解釈も含みます。)

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コンビニのおにぎりは無菌状態に近いけど、手作りおにぎりは菌がたくさん。例えば夏に朝から昼まで外に出ていて、お昼に食べる場合どちらが安全と言えるのか?(コンビニおにぎりは油が使われてるから私はそこは気になるけど😅)

コンビニのご飯が身体に悪いと認識されているのは、たしかに揚げ物だらけのお弁当ばかり食べていたらバランスが悪いから身体に悪い訳であって、添加物が入っているから安全でない訳ではない。

それに、添加物を含むことが書かれていても量が書いてあるわけではない。添加物が少ないものよりも、添加物が多いものの方がトータルして添加物の量が少ないということもある。多くの添加物が使われている=身体に良くないとはならない。

結果、何でも量を取りすぎたら身体に良くない。

添加物の使用には厳しい基準があるため、使用されているものは安全性が確保されているものであると言える。また、さまざな添加物を取ることは、その添加物が足し算で増えていっても、掛け算で増えていくことはない。

むしろ、添加物よりも塩分のとり過ぎの方が怖い。実際に、食塩の取りすぎが高血圧が胃癌になりやすいことが証明されている。

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食品添加物として使用されているものが、そもそもの食材に入っていることがある。杏や梅などバラ科の食べ物やグァバなど多くの食材には元々安息香酸というものが含まれている。またビタミンも添加物になる。ウコンなども着色料として、食品添加物という扱いになることがある。

ハムやソーセージは添加物たっぷりで悪というイメージがあるが、そういう訳ではない。実際、ハムやソーセージに発色剤として使用されていることの多い硝酸塩は野菜の方が多いこともある。
添加物があるお陰で、スライスされたハムを食べることができている。

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「レモン〇〇個分のビタミン」、「レタス〇〇個分の食物繊維」というのは消費者のイメージを掴みやすいことから使用されているだけで、レモンに特別ビタミンが多い訳でも、レタスに特別食物繊維が多い訳でもない。また、もやしは元々無漂白だが、”無漂白のもやし”として売られていることもある。そもそも使う必要がないものにも「〇〇不使用」という不自然な表示を記載することで「〇〇不使用なら安全だ」という消費者の安心感を得ようとしている。
さらに、「合成着色料・保存料無添加の〇〇」という商品も多くあるが、例え保存料が使われていなかったとしても、保存料と同様の目的で違う添加物が加えられていることがある。

そのような、”健康志向な消費者を惹きつけるための売り文句”に惑わされてはいけない。

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安全と安心は違う。安全は科学的に証明されたもので、安心とは私たちの気持ちのこと。

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添加物は安全が確保されたものではあるから、
あとは自分たちの捉え方次第。それを安心して食べることができるかどうか。安心できないなら食べなければいい、安心できるなら食べればいい。ただそれだけのことだということがわかりました。

“添加物は悪!”という風潮が強く、私も実際にそう思っていたけれど、本当に悪いのかはわからなかった。

この本を読んで、事実だと思って、自分はこの本で言っていることを信じたいと思いました。

結局世の中なんてどれが本当かわからないなー。と思うことがしばしば。最終的には、自分が信じたいと思えることが事実なのではないかと思います😌

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