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現代人の98%がビタミンD不足

過度の紫外線対策と魚食の減少で、現代人のほとんどがビタミンDが不足と慈恵医大病院が発表しています。

また、ビタミンD不足の母親から生まれる赤ちゃんもビタミンD不足になり易く、歩くころにO脚で気付かれる「くる病」が増加傾向にあるそうです。ビタミンDには皮膚で日光(紫外線)により合成されるビタミンDと食事から摂取されるビタミンDがあります。生活環境・習慣、人種等により様々ですが、凡そ半分が食事由来で半分が紫外線で合成される皮膚由来です。食事由来ビタミンDの70〜80%が魚で摂取されており、サケ、マグロ、サバ、イワシなどに豊富に含まれます。

日光に含まれる紫外線は、ひふの「シミやしわ」や「皮膚がん」の発生に関与します。皮膚がんの発生が著しく高い白人では厳格な紫外線予防は重要ですが、発生の少ない黄色人種では適度の日光浴まで制限する必要はありません。
適度な日光浴の目安は、通常の着衣で、関東地方では、7月昼頃で10分、12月昼頃で40分です。
食事で摂取する場合、ビタミンDは脂溶性なので、油と一緒に食べると吸収率がアップします。食べ合わせの良い食材が「卵」で、卵黄にもビタミンDが含まれていることから、キクラゲとあわせて食べることでダブルでビタミンDを摂取することができます。きくらげと卵の炒め物といったきくらげ+卵+油を組み合わせるのがおすすめです!
ビタミンDには免疫を調節する作用があり、がんや感染症を防ぐ効果が話題になっています。高齢者がなりやすい骨粗しょう症の予防、花粉症の影響や新型コロナウイルスの重症化の報告があることから、ビタミンDを意識して摂っていきましょう。

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