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Clubhouseで音楽かけたい・効果音入れたい・バー営業したいのは私です

うすうす思ってはいたんですよ、バー営業してみたいって。自分がふらっとおじゃまする店々のように、店主がいていつものメンバーや初めてのお客さんもポツポツ集まって、自然とコミュニティも広がるような場。

一方で、このコロナ禍。特に緊急事態宣言下で偶発的コミュニケーション機会の選択肢は絞られた中、日本でも大きな話題とともに急速拡大しはじめたサービスがあります。#Clubhouse です。

Clubhouse自体の説明はすでに詳説された数々の記事におゆずりし、ここではClubhouse内にバー開店するためにした準備と、実際に3日間営業してみてわかったことをご紹介します。

店舗設備(配信環境)

バーのスタイルもそれぞれと思いますが、Clubhouseの特性も活かしてざっと実現したいことをこう考えました。

- 話題に合わせて好き勝手にレコードで音楽流したい
- ジングルのような効果音流して熱烈歓迎したい
- リバーブとかボイスエフェクトもかけたい

Roland GO:MIXER

まずは音声とLINE入力できないことにはなにも始まらないので、オーディオインターフェースが必要です。ClubhouseにはAndroidアプリがない(2021年2月3日現在)ものの私はiPhoneを持っていないため、iPad Proでも使いやすそうな機材としてRolandの「GO:MIXER」を選びました。

iPad Proにつなげる Type-C <-> MicroB のUSBケーブルは同梱していなかったので別途購入。このGO:MIXERのモニターアウトにイヤホン挿せば聞くのもひとまず大丈夫。

TC HELICON GO XLR

そして冒頭に上げたトリッキーなサウンドエフェクトを一手に担うのがこちらTC HELICONの「GO XLR」です。

メインミキサーとしてマイクとターンテーブル音源を管理。またお役立ち機能として簡易なサンプラーとボイスエフェクターも搭載しているので、ボタン一発で即座にジングル鳴らせたりします。

いざ、開店

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店名は「あらまぁ」です。私は新井正樹(あらいまさき)という名前ですのでその頭文字を、またもし難しい相談や話題が迷子になったときは「あらまぁ」精神で乗り越えようという思惑です。

営業してみてわかったこと

1月31日(日)に新規開店してから3日間連続、気づけば合計15時間以上も営業(roomモデレート)していました。
本来自分は長々と腰すえて飲むのは得意ではない(&十中八九眠さに負ける)のですが、終業後の20~21時くらいから始めて深夜まで、最近マイブームのウイスキーなど楽しみながら元気よく営業できています。

それはひとえに参加してくださるお客さんのおかげです。

当初は自分の関わる各コミュニティの友人たちに始まり、Clubhouseの特性からフォロワー経由通知で自然発生的にスピーカー/リスナーが増えました。
音楽流すというコンセプトからかDJやエンタメ関係者にアーティストほか、高校生や男性ポールダンサー、元ホームレスなどなど多彩なプロフィールの方々が立ち寄ってくれます。

参加者におすすめ

そうしてみて気づいたことの1つは、プロフィール欄の記述はめちゃくちゃ大事。むしろ「プロフィールしか見るところがない」サービスなので、とにかくご自身の好みでもなんでもなるべく多く書いておくことで、お客さん同士でも質問や会話につながり、フォローの輪も広がります。

店主の注意点

2日目までは自分の都合でえいやっとroomをオープンしていましたが、あらかじめ時間を決めてスケジュール化(Clubhouseのカレンダー登録)した方がよさそうです。
ありがたいことに「開店を楽しみにしてる」というお客さんも予定を立てやすいのと、あとは自分にとっても「閉店しやすく」なります。
やはり深夜まで引きずるのは自分の健康にも良くないので、大体何時くらいまでやるんだなを店主と参加者の共通認識にできます。

そしてもう1つカレンダー登録のメリットは、野良ルームに付与できる "Topic" 以上の文字数で "Description" を書けることです。ここまでの営業をふまえ、私は以下の記述を説明に加えることとしました。

初めての方同士でも楽しめる店を目指して
- 会話にjoinしたい方は手を上げてください、ジングル鳴らして大歓迎
- 本名や別のニックネームある方も表示名でお呼びします
- 自己紹介のお手間かけないようプロフィール拝見します
- 多様性をリスペクトしてみんなで楽しくお話しましょうー!
- 入退室は遠慮せずお気軽に

プロフィール書いていただく効果は上述の通り。合わせて学んだのは、細かいですが「表示名」で呼び合うこと。
元々のお知り合い同士の方が参加されるケースは多いですが、表示されていないニックネームや本名で呼びかけるより、誰が聞いても「あぁあの方に話してるんだな」をつかみやすくなります。

まとめ

ということで、まずはトライで開店してみたところ、現時点で日常生活がさま変わりしたくらいのインパクトを受けています。
しばらく会えていなかった友人たちと笑い合える機会、今まで出会えなかった多彩な方々と生まれたご縁。そこに仕事の仲間や、普段なかなかカジュアルにお話できないくらい役職が上の方にも交じっていただき、職種も年代も趣味も越えた創発が生まれる店。

外出を自粛する中で、いつの間にか狭まってしまっていた自分のコミュニティや視野までも、この店を通じ少しだけ広げられたような気がします。

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