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幼児〜小学生へのアプローチ①

皆さんこんにちは。飯塚岬です。
先日、「Giants Method 指導者講習会」というイベントに主催者側で参加させていただきました。
その日のセッションの合間やフリートークの時間に参加者の方々と話している中で


「幼児〜小学生の子どもたちに対するアプローチはまだまだ認知されていないのかもしれない。」

と思いました。
そこで、今回は幼児〜小学生の子どもたちへの僕なりのアプローチを述べていきたいと思います。
今回のテーマは


〜指導を野球漬けにしない〜


ということです。
いきなり野球指導者らしからぬ発言と思われるかもしれませんが、この考えの根拠には「ゴールデンエイジ」が関係しています。ゴールデンエイジとは子どもの身体能力や運動能力が著しく発達する時期のことで、多少の前後はありますがおおよそ4歳〜12歳と言われていて、さらに言うと
・プレゴールデンエイジ(4歳〜8歳)
・ゴールデンエイジ(9歳〜12歳)
・ポストゴールデンエイジ(13歳〜15歳)
と3段階に分けられています。
また、ゴールデンエイジの年代では「即座の習得」と呼ばれる初めての動作などを手本を見ただけで感覚を掴み、習得できる特徴もあります。
このゴールデンエイジの裏付けとして有名なのは「スキャモンの発達・発育曲線」というデータによるものです。

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上記の画像の青い線「神経型」が先述した身体能力や運動能力に影響するもので、12歳頃には成人とほとんど同じくらい発達すると言われています。
ここで必要になってくるのがコーディネーション能力を鍛えるコーディネーショントレーニングです。
コーディネーション能力は「運動神経」と言い換えることもでき、それを鍛えるために

様々な動きのコーディネート(組み合わせ)


を意識した運動をすることが重要です。
もちろん野球も1つのアプローチとしては良いと思いますが、先述の即座の習得を考えると限定してしまうのはもったいないと思います。
野球指導をしている僕を例に挙げると
ウォーミングアップでは鬼ごっこや他のスポーツに類似したゲームなど、
あえて野球に関するものをまったく取り入れない
といったような内容を意識しています。
子どもたちのテンションを上げる(サイキングアップ)という意味でも有効なのではないでしょうか。
長くなってしまったので今回はこのあたりにしておきますが、最後まで読んでくださりありがとうございました!
また別のアプローチ方法も紹介していきたいと思います!


〜Keep challenging〜


(画像引用元:国立スポーツ科学センター/女性アスリート指導者のためのハンドブック「発育・発達について」)

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