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産まない生き方を考える

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子供を持たないことを中心に、自分らしい生き方を考えるために書いた私の記事をまとめています。「こういう人生もあるんだなぁ」と、誰かの参考になれば幸いです。
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#子無し夫婦

不妊治療で鬱にならないために

noteの中にはさまざまな記事があり、自分と似たような経験をしている人の記事も読むことができる。 私は不妊治療をしたことがあるので、したことがない人よりは多少その辛さがわかると思っている。 その辛さを代わってあげることはできないが、やわらげられたらいいなと思って、不妊治療をした当時の経験から得た私の心得みたいなものを5つ書いてみようと思う。 極めて個人的な教訓ですので、悪しからず。 止め時を決めておく 不妊治療では、お金、体、心がえぐらる。 始めるまでは夢と希望がいっぱ

子供もいないし働いていないという傍流

30代は私にとって『迷い』の時代だ。 子供を産み育てるのか どんな仕事がしたいのか 自分はどう生きたいのか 20代は『頑張れば報われる』と思って生きていた時代で、それが30代になるころからギシギシと軋み始めた。 不妊治療を始めたころは年齢的には恵まれていたため、すぐに子供を授かるだろうと思っていたし、医者からも「若いから有利です」とも言われていた。 でも、頑張っても授からず、世の中には自分の努力だけで何とかならないこともあると知ることができた。 不妊治療のためではない

子供のいない私の気持ち

どうやら私は子供を持たなくていいようだから、子供のいない人生を生きていこう。子供のいない人生デビューを祝して、わたくしのここまでの経緯をしたためようと思う。 結論はじわじわとこれは決意表明ではない。 私は決意して子供のいない人生を自ら選択したわけではない。大部分は自分の意志とは無関係な、自分の力ではどうにもならなそうなモノによって、決められたような、そんな感覚だ。 そのモノってのが神なのか、運命なのか。 まぁ、そんな大それたモノでもない気もする。自分の選択と決断と、医

子供を育てない人生をいつか後悔するのだろうか?

一度は特別養子縁組を考えた私が思うこと 特別養子縁組を知って不妊治療を諦めた私たち夫婦は、話し合い、いろいろ調べて特別養子縁組という制度の存在を知った。 「お母さんね、実はあなたの本当のお母さんじゃないのよ」 と主人公に打ち明ける育ての親と、それを聞いて衝撃を受ける主人公の図が頭に浮かんだ。 なんか色々と複雑そうだなと思いながらも、よくよく調べてみると、里親と違って特別養子縁組は、戸籍上(=法律上)育ての親の実子となり、産みの親の親権が無くなるそうだ。 これは名実ともに自分