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認知症 言葉に出来ない我慢


こんにちは😊介護職7年目のmocmocです。

最近は記事が書けず、想うことはあっても頭の中で整理しているうちに、仕事にも追われ一週間が過ぎてしまう。そんな日々でした。

■記事がなかなか書けない理由は3つ

1つ目は文章力。

書きたいことを、伝わりやすく、まとまった文章で書かなければ...と思うのですが、文章力に欠ける私はとにかく時間が掛かります。
休みの日は簡単に1日掛かってしまうし、仕事が終わってから書いていると2~3日💦


2つ目はイラストが楽しくなりすぎ。

noteを始めてから、タイトル画像も自分で描きたいと思い、以前から落書き程度で孫とも楽しんでいたアイビスペイントでイラストを描き始めたら、楽しくて止まらなくなっています。
なので、私のページは「介護職」の良いところを書こう!と始めたものの、今やイラストの方が多いという脱線状態です。


3つ目は介護職の良いところがそう簡単に出てこない(笑)(ダメじゃん🤣)

介護の仕事に就いて、私は本当に良かったと思っています。それは本心でそう思います。事務系の仕事をそのまま続けていたら気づけなかった、自分自身の内面に気づき少しずつでも成長出来ていると感じています。

介護の仕事をしていると、不満や悪口が多いです。それしか口にしない職員もいます。

不満や悪口ばかりの人にイライラせず、問題を解決出来ないか考えられるようになったのは、ちょっとしたステージクリアの気分で成長したかな、と思うのです。「あの人悪口ばっかりだね」と、仲のいい職員と話している私も悪口を言っているのですが😢


話が脱線していますが、そんなこんなで「noteが書けない」と悩んでいないで、まとめようとせず、つらつらと思ったことを書きたいと思います。
なので目次もあえて設定せず...読みづらかったらすみません。

■Rさんの話

Rさんは大正生まれ。認知症はありますが歩行も安定していて自立歩行。トイレは頻回ですが、夜間に時々失禁がある程度。帰宅願望があり、荷物をまとめては「何時に帰る?」と毎日聞かれます。ここが以前通っていたデイサービスだと思っている様子でした。でも会話はにこにこと可愛いおばあちゃんです。

数か月前、Rさんがお部屋で転倒、鎖骨を骨折してしまいました。
固定ベルトをし、入院せず帰ってこられました。

しばらくは痛さもあり、俯いて黙っていることが続きました。大変そうな時はお部屋で休んで頂くことも増えました。歩行も不安定になり、最初の内は車椅子、今は歩行器を使い移動されています。

骨折が治ってからも、笑顔が減り俯いて座っています。声を掛ければお話はできますが、言葉は少なく以前のように「何時に帰る?」とは聞きません。ご飯もこぼされることが多くなりました。
以前はご自分でトイレに行かれていましたが、今は不安定で職員が歩行もトイレ内も介助します。

トイレが頻回で、行ったことも覚えていないため、30分おき、5分おき、時には座った途端にまた「トイレ」と言うこともあります。

先ほど書いた不満や悪口ばかり言う職員さんは、手のかかる利用者さんに簡単に怒ります。
「今行ったばかりだよ!」「またトイレ?」
こんな言葉をほかの利用者さんにも聞こえる声で言います。


先日の夜勤入り。夜勤の私は夕食後の口腔ケアやトイレ介助、就寝介助と動き回り、フロアの見守りは遅番さんが、夕食の洗い物をしながら行います。

私がフロアへ戻った時、Rさんがキョロキョロ、そわそわと周りを見回しています。私の顔を見ると「ああ😊」「トイレに行っちゃあダメかね?」「アタシはなんか迷惑かね?」「あの人は相手にしてくれないだよ」と言われました。

遅番さんは「何回もこっち見るから、待ってての意味で手で✖マークをした」と言います。どんな顔で✖マークをしていたか想像できます。
Rさんは自分のことを「迷惑な存在」と思ってしまったのですから。

夜間はいつもよりぐっすりと休まれ、次の朝トイレに誘導した際Rさんが言いました。
「アタシ何かおかしいよね?」「自分でもわかるだよ」「ボケちゃっただかね?」

言葉が少なくなっていたRさんがはっきりと問いかけてきます。

私は本当に切なくなって、何もおかしくない事、ケガが治ったからまた元気になれる事、トイレは何回行ってもいい事、心配を取り除けるように笑顔で笑顔で伝えました。

席に着くときにはRさんは「まだボケたくないからね」と笑っていってくれました。


最初の内は痛さで俯いていたRさん。
そのうち言葉が少なくなり、骨折が治っても俯いていたのは職員の態度に我慢していたのではないかと。

一見では「認知が進んでしまった」と言われがちな変化ですが、Rさんの中では「なんでこんな態度をとられるんだろう」「アタシが迷惑なんだ」と、その気持ちを誰に言えばいいのか、なんて言えばいいのかわからなかったのではないかと。


会話しようと声はかけていましたが、そこまでの気持ちに気づけなかった自分もいます。
でも、Rさんが言ってみようと思ってくれた嬉しさもあります。


忙しくても、何でも話してくださいねっていうオーラを忘れないようにしよう。と思った出来事でした。Rさんありがとうございます。


短く、と思って書き始めたらまた長いですよね。
最期まで読んで下さりありがとうございました。







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