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さよなら大好きなひと

最愛のおばあちゃんが他界した。
生まれてから40年近く、おばあちゃんがいない時なんてなかった。

愛嬌があって、賢くて、おしゃれで、料理上手で、遠慮しなくて、強引なおばあちゃん(笑)

自分の体調が悪くなっても、最後までみんなの食事の心配をしていたよ。

ごめんなさいねと言いながら、
夜中も起こされ寝不足だったけど、大丈夫よといい続けてサポートした。そんな時間はおばあちゃんとの最後の時間だったと思う。
毎週末に通い、体力的には辛かったけど、会える時にたくさん会えて本当によかった。

いつかは別れる日が来るとは思っていたが、
おばあちゃんがいない人生がこんなにも悲しくて、虚しいものとは思わなかった。

ただただ、記憶の中の声だけが繰り返される。

それでも、明日はやって来るし、
それでも、毎日仕事は忙しい。

そんな食欲もない私を焼肉ランチに連れ出してくれた同僚。

正直、親とも仲良くないし、親族でそこまで思えるひとがいるなんて、幸せだと。それだけ愛されたんだから、そんなおばあちゃんみたいになればよいと。しかも、ファミリーと思えるのは
何も血縁があるかどうかではなく、
そう心で思えるかどうかなんじゃないかと。
my colleague

その話を聞いて、
もしこの先ひとりぼっちだとしても、
姪っ子たちや、友人の子どもたち、従兄弟の子どもたちなど、愛する子どもたちがかなりいる。

親でなくても、
可愛い子たちを思うなぞのおばあさん?おばさんがいてもいいよね。

そう思うと、心がとっても楽に思えた。

夜は近所に行ったら、
そこでもまた奢ってくれて、
気持ちだけでもありがたいのに、ね。

辛い時に寄り添ってくれたひとたちの
御恩も、忘れまい。

いまは無理して頑張らず、自由気ままに生きるわ!
と、先輩に言ったら、
「今まで通りだね」と。(^^;;  

おばあちゃんに会いたい、会いたい。
ずっと会いたい、ずっと大好き。

生まれ変わっても、
おばあちゃんの孫になりたい、ありがとう。

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