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どこにいたって 君のことが好きだ(35thSGアンダーライブ)

皆様こんにちは。

6月7日(金)~9日(日)、有明アリーナにて、乃木坂46の35thシングルの発売を記念したアンダーライブが行われた。

3シングル連続で、アンダーライブに参戦することができた中の人。

この記事では、3日目の公演を中心に、このアンダーライブを振り返る。

未知のレベルへ

話は約3ヶ月前。
山下美月さんが最後に参加する35thシングルの表題曲『チャンスは平等』の選抜発表が行われた。

そこでは、吉田綾乃クリスティーさんの初選抜などを含めた、3期生全員の選抜入りや、山下美月さんのラストをセンターで飾ることなどが発表された。
それと同時に、筒井あやめさんや柴田柚菜さん、菅原咲月さんなど、選抜の主力として活動しているメンバーが溢れたことによる、アンダー合流が発表された。

他にも、活動に復帰した金川紗耶さんや、前作のアンダーライブで座長を務めた中西アルノさん、史上最強のアンダーライブを更新するに相応しいメンバーが揃った。

そんな中で目にした衝撃の発表。

乃木坂46を、中心から常に明るく照らし、ライブでも、一際目を引くパフォーマンスが楽しみだっただけに、この発表は、かなり衝撃的となった。

ライブ本番

思いがけず、アリーナ席を引いてしまった中の人。入場後、その景色に驚愕することとなる。

矢久保美緒さんと、岡本姫奈さんという、公私共に仲のいい先輩後輩ペアによる影ナレに、会場が盛り上がる。

Overtureが流れ、アンダーライブ千秋楽がスタートする。
『ジャンピングジョーカーフラッシュ』が流れた瞬間、会場が沸き立つ。
メンバー一人ひとりを紹介する演出の最後に、センター上段から、真夏の全国ツアー2022札幌公演の齋藤飛鳥さんの如く、大ジャンプで登場した筒井あやめさん。
初っ端から会場の温度を最高にする演出、そして選曲に、ライブの楽しさを実感する。

そこからの『バンドエイド剥がすような別れ方』という、人気が高い期別曲で、会場をさらに盛り上げると、『自惚れビーチ』で、センターを務めた冨里奈央さんに、思わず心がやられてしまった。

前作のアンダー楽曲『思い出が止まらなくなる』、そして、アンダーライブ定番の『13日の金曜日』で会場のボルテージを最高潮にすると、参加メンバーによる自己紹介パートに移る。
「いつも学校や仕事、たくさん挑戦してる姿知ってますよ」という、黒見明香さんらしい言葉に、改めてその人柄の良さを実感した。

ダンスインストを挟んだ後、『錆びたコンパス』で会場を黄色に染め上げると、『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』での視線に圧倒される。

『嫉妬の権利』では、ラストサビでの金川紗耶さんの鬼気迫る表情に、思わず心が持っていかれそうになった。

センターの金川紗耶さんの姿を見て、パフォーマンスしている時間が好きだと思わされた『不等号』、そして、アンダーライブだからこそ、観客のペンライトによる振り付けが揃う『狼に口笛を』と続いたオープニングパートは、なんと10曲にも及んだ。

MCパートにて、座長の筒井あやめさんにマイクが渡ると、今回のアンダーメンバーについて、このように触れた。

かま今回のアンダーメンバーはすごい仲が良くなったと思っていて、先輩後輩の壁がいい意味で一切なくて、まとまりのあるいいチームになりました。そのチームワークもばっちり見せつけてやろうと思います!

https://www.oricon.co.jp/news/2330676/full/

その後、佐藤璃果さんに「独り言が多い」と暴露された、アンダーライブ初参加の菅原咲月さんは「汗をかいているメンバーもかわいい」と、見所を紹介した。

ここからはユニットコーナー。

小川彩さん、筒井あやめさん、柴田柚菜さん、金川紗耶さん、松尾美佑さん、黒見明香さん、矢久保美緒さん、岡本姫奈さん、中西アルノさんの8人で披露した『ブランコ』は、今回のアンダーライブの為に、ヒップホップ調の新しい振り付けをしたという。
後にこの曲について、センターを務めた小川彩さんは、ブログでこのように触れた。

独特の世界観を見せるぞ!ってすごく気合いが入りました。ブランコの衣装をモチーフにしたパンツスタイルの衣装もすごく可愛かったので、リピート配信でまたじっくり見てください。

https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/102565?ima=2202

林瑠奈さん、佐藤璃果さん、清宮レイさん、菅原咲月さん、冨里奈央さんで披露した『羽根の記憶』。
メンバー一人ひとりの歌声に耳が行くような演出に感動した。

金川紗耶さん、柴田柚菜さん、岡本姫奈さんの3人で披露したのは、2021年の28thアンダラ以来となった『その女(ひと)』。
2期生推しを公言していた岡本姫奈さんが原曲に最も近い歌い方をしていたり、披露したメンバー全員が、それぞれ艶やかで、このメンバー選出が大正解だと、自然に思った。

そして、清宮レイさん、黒見明香さん、佐藤璃果さん、林瑠奈さん、松尾美佑さん、矢久保美緒さん、中西アルノさんで披露した『Against』。
センターで披露した清宮レイさんの、これ以上ないほどにキレのあるパフォーマンス。
中の人が今までに観た『Against』史上最高を更新した。。

ここから全員が登場し『ハウス!』『扇風機』へと移る。このタイミングで、トロッコでメンバーが近くに来るということもあり、中の人は近くでメンバーの姿を見ることが出来た。

ここからのMCパートでは、日によって違うことが行われた
初日には、松尾美佑さんのアンダーライブキャプテン就任を祝い、2日目には、この日20歳の誕生日を迎えた筒井あやめさんを祝い、そして3日目には、6月末で17歳の誕生日を迎える小川彩さんが、やりたいことを叶える企画「あーやと遊ぼう」というコーナーが設けられた。
そこで小川彩さんは、全員で体力測定がしたいということを話し、そこから、4期生と5期生による体力測定対決が行われた。
最初の種目は「サインボール投げ」。
文字通り、メンバー自身が書いたサインボールを、観客のもとに投げるというもの。その飛距離を競うというもの。
4期生による予選の結果、金川紗耶さん、柴田柚菜さん、清宮レイさん、矢久保美緒さんが同じ列までの飛ばすことに。その4人によるジャンケンの結果、清宮レイさんが決勝進出。
そして、5期生による予選では、菅原咲月さんが決勝に進出することになった。

清宮レイさんと菅原咲月さんによる決勝戦が行われたが、結果は清宮レイさんの圧勝。
しかも、中の人はアリーナの約20列目の位置にいたが、清宮レイさんが投げたボールは、なんと中のそ人の頭を越していった。外野席にホームランが飛んでくる感覚がして、中の人はともかく、誰もが、清宮レイさんの肩の強さに驚かされた。

続いての競技は「三輪車リレー」。
4期生の柴田柚菜さん、筒井あやめさんペア対5期生の岡本姫奈さん、小川彩さんペアによる対決となった。

スタートした瞬間、スムーズに前に進む柴田柚菜さんとは対照的に、後ろに進んでしまう岡本姫奈さん。思わず黒石さんの姿がフラッシュバックしたのは言うまでもない。
その時に、反対側のコーンを悠々と回る柴田柚菜さんの姿が印象的だった。
そして、走者は小川彩さんと筒井あやめさんにバトンタッチ。
檜川アナウンサーの実況が聞こえそうな程の接戦の末、5期生が勝利。
1対100で、体力測定対決は5期生に軍配が上がった。

「筒井あやめはどんな人ですか?」というコンセプトのVTRが流れ、「35thアンダラバージョンであの曲を」という文章に、歓喜の期待を増幅させる。

アンダーライブ鉄板曲である『日常』での不敵な笑みで会場を沸かせると、『Hard to say』で、菅原咲月さんと冨里奈央さんのパフォーマンス力の高さに驚かされた。

『さざ波が戻らない』『踏んでしまった』と、昨年行われたアンダーライブを盛り上げた2曲を連続させた後、『Actually...』がスタートする。
清宮レイさんの「You know I need to find something,real bad...」「I'm telling you the truth,no lies」というセリフ。生で聞くことができるのは、この日が最後だった。
それだけに、このセリフの後には、会場から大歓声が起きていた。
このセリフのおかげか、いつもに増して中西アルノさんの雄叫びも凄さを増していた。

その後、筒井あやめさんの「私にとって大切な曲、皆さんに届きますように」という言葉。そしてVTRの文章を具体化させるかの如く、バラード調にアレンジされた『夜明けまで強がらなくてもいい』を披露。
新しい可能性と、メンバーの歌をフィーチャーさせる演出に、思わず震えた。

最後の曲を前に、座長を務めた筒井あやめさんからの挨拶。
齋藤飛鳥さんが名付けたキャッチフレーズにふれ、こう宣言した。

尊敬する先輩が私に名付けてくださった“革命児”という言葉。乃木坂46に革命を起こせる人になりたいです。頑張ります

https://www.oricon.co.jp/news/2330676/full/

その後、本編最後に、今シングルのアンダー楽曲である『車道側』を披露。
会場のクラップも、過去で一番の揃い方をしていたように感じられた。
そして、メンバー全員が楽しんで披露しているように感じられ、とてもいい物を見せて頂いた。

そして、アンコールに移ると『ざぶんざざぶん』でメンバーが登場する。
与田祐希さん、筒井あやめさんによるユニット曲だが、このような使われ方に驚かされた。
そして『太陽ノック』で、会場をこれでもかと盛り上げると同時に、清宮レイさんの旅立ちに花を添える。
さらに、トロッコで清宮レイさんの姿を近くで見ることができ、本当に良かったと思うことができたと同時に、これが最後かと思うと、つい涙が溢れてしまった。

MCにて、アンダーライブキャプテンである松尾美佑さんから、黒見明香さんにマイクが渡る。
そこから、ライブの設営に携わっているスタッフへの感謝を口にし、気遣いと感謝の人であることを実感したと同時に、表立って言うというところに、黒見明香さんの人間性を感じた。
そして、この日が有観客で最後のパフォーマンスとなった清宮レイさんに、涙ながらに感謝を伝える。

レイちゃんがアンダーライブは最後になるんですけど、今回この15人で、レイちゃんと笑顔でステージに立ててうれしいです。レイちゃん本当にありがとう!

https://www.oricon.co.jp/news/2330928/full/

この場面での黒見明香さんの涙がとても印象的であり、MCを聞いているメンバーにも、その涙が伝染する。中の人も、この場面で涙が溢れた。
それを聞いた松尾美佑さんは、黒見明香さんが涙することは珍しいと言いながらも、涙ながらに続けてこう語った。

黒見が言葉だけじゃなくて行動でも5期生のみんなとコミュニケーションを取ったりしてくれて。私たち4期生も黒見のおかげでみんなでまとまれるきっかけになったし。黒見のおかげでもあるから、ありがとうね

https://mdpr.jp/music/detail/4298843

黒見明香さんが、先輩と後輩の壁を取っ払うような「潤滑油」のような存在であることを、このMCパートで改めて実感した。

そして、そこから清宮レイさんにマイクが渡ると、こう感謝を伝えた。

今日のステージで、こうやってステージに立つのが最後なんだなと実感したというか、かみしめながらすべてのパフォーマンスに力を注ぎました。ずっと楽しかったし、いざ最後ってなると、もっとさみしくなるのかなと思っていたんですが、そんなの忘れちゃうくらい楽しかった。こんなに優しくてあたたかくて、こんな私でも許してくれるメンバーやスタッフさん、ファンの皆さんに支えられて、6年間走り続けてこられました

https://www.oricon.co.jp/news/2330928/full/

そして、隣にいた「清松ピュアパイン」の相方である松尾美佑さんも、「いっぱい助けられたから、凄くレイちゃんから笑顔を貰ったから、今日まで楽しくやってこれたのも、レイちゃんが笑顔でやってくれたから、寂しいけど心強かったし、一緒にいてくれて良かった」と、涙を堪えきれないまま感謝を伝えた。

その後の清宮レイさんの言葉で、「乃木坂46の太陽」と呼ばれている理由をまざまざと見せつけられた。

アイドルって応援されてなんぼじゃないですか、でも私は応援したかったんです、ずっと!ファンの方を応援したかったし、メンバーのためになれたらって。私の存在が何かプラスになれたらって思っていたので、最後の最後にこんなにうれしいことを言ってもらえて、頑張ってよかったなと思いました。ここで流した汗と涙は無駄ではなかったのだと願いたいです

筒井あやめさんの「色んな感情があると思いますけど、最後はこの曲で一つになりましょう」というフリの後、『左胸の勇気』がスタートする。
間奏での「乃木坂46」コールで会場全体を一つにし、大きなまとまりとなった。

アンコールが終わり、上下の端の方まで挨拶をしながら、メンバーが捌ける。
最後にステージに残ったのは、清宮レイさんと筒井あやめさん。
グループ加入当初から「あやレイ」というコンビで親しまれていた2人だが、捌ける前に、筒井あやめさんは、涙ながらにこのように伝えた。

レイちゃん、前に『アイドルに向いてない』って自分で言ってたけど、レイちゃんほどアイドルに向いている人いないよ。よく頑張った!大好き!

https://www.oricon.co.jp/news/2330928/full/

これを聞いた清宮レイさんも「ありがとう!大好きよ!」と返し、ステージ上で強く抱き合った。
この「あやレイ」という素敵な関係性が尊く感じられたと同時に、卒業後も、この二人の関係性はずっと続いて欲しいと思った。

そこから、ダブルアンコールを期待し「レイちゃん」コールが始まる。
会場は、清宮レイさんのサイリウムカラーである「オレンジ×オレンジ」となる。このレイちゃんコールを聞いて、清宮レイさんはどのようなことを感じていたのだろうか。

そして、ファンの期待に答え、ダブルアンコールがスタートする。そこでかかったのは『ジャンピングジョーカーフラッシュ』。そして、このタイミングで、舞台「ロミオとジュリエット』に出演するため、休演が発表されていた奥田いろはさんがステージに登場する。
その時の「おじゃましまーす!」の一言で、2段階で会場が沸き立った。
舞台で頑張っている同期の姿を見た菅原咲月さんの目には思わず涙が。その涙が、とても印象的だった。

その後、奥田いろはさんから、清宮レイさんにこう感謝が伝えられる。

『Against』(清宮がセンターで披露)を観て、歌詞とも照らし合わせて、しかも今日が一番アツい歌と踊りと表情が最高で、本当に涙が止まらなかったです。レイさんにたくさん助けられて、たくさん元気もらって、いっぱいお話しできてすごくうれしかったし、本当に大好きです!

「松尾さん、どうやって締めるの?アンコール」との問いかけの後、清宮レイさんの号令で、地声で挨拶があると、会場もそれに応えるように、メンバーに対して感謝が伝えられ、大団円となった。

その後も、会場はトリプルアンコールに期待し、レイちゃんコールを続けるも、規制退場でそれは叶わなかったものの、清宮レイさんが有観客で迎えたラストステージは、大盛り上がりの中で幕を閉じた。

最高のライブをありがとうございました
余韻のままのこの時間が最高にたまらない


セットリスト

影ナレ 矢久保美緒 岡本姫奈

M00.Overture
M01.ジャンピングジョーカーフラッシュ
M02.バンドエイド剥がすような別れ方
M03.自惚れビーチ
M04.思い出が止まらなくなる
M05.13日の金曜日
ダンストラック
M06.錆びたコンパス
M07.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
M08.嫉妬の権利
M09.不等号
M10.狼に口笛を

MC1

M11.ブランコ
M12.羽根の記憶
M13.その女
M14.Against
M15.ハウス!
M16.扇風機

MC2(体力測定対決)

VTR
M17.日常
M18.Hard to say
M19.さざ波は戻らない
M20.踏んでしまった
M21.Actually...
M22.夜明けまで強がらなくてもいい

MC3

M23.車道側

EN01.ざぶんざざぶん
EN02.太陽ノック
MC
EN03.左胸の勇気

D-EN01.ジャンピングジョーカーフラッシュ


まとめ

今回、初めて4・5期生のみとなったアンダーライブ。
心から楽しむことができる、とても素敵なライブとなった。
アンダーライブの場だからこそ、意外な曲や意外なフォーメーションなど、参戦する楽しさが増していく。
同じライブは二度とないと言うが、特にアンダーライブについては、毎シングル参加メンバーや座長が異なり、一層違うパフォーマンスで、観客を楽しませてきた。

そして、清宮レイさんにとって、有観客でパフォーマンスをする最後の機会となった。
一曲一曲、パフォーマンス姿を目に焼き付けようと、中の人の周りは、清宮レイさんのファンが多い印象だった。
さらに、清宮レイさんを見送ろうと、会場一面がオレンジのサイリウムとなった光景や、ダブルアンコールでのレイちゃんコールは、この35thアンダーライブ最大のハイライトになったに違いない。

最後に、このライブを通して、中の人に深く刺さった歌詞を載せて、このライブレポートのまとめとしたい。

ああ 青春の日々よ
輝けるのはいつまでか?
今日までって言われたって後悔しないように…
一緒に騒ぐだけでかけがえの無い時間(とき)になる
何が一番 思い出なのかって
ジャンジャンジャンピングジョーカーフラッシュ

ジャンピングジョーカーフラッシュ/乃木坂46



じゃ、また。

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