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君がいてくれたから素敵なサヨナラを言える

皆さんこんにちは。

タイトルは、乃木坂46・31thシングル表題曲『ここにはないもの』のラスサビ前の歌詞から取った。

5月17日・18日、東京ドームにて「齋藤飛鳥卒業コンサート」が行われた。
乃木坂46の1期生の歴史に幕を閉じるという非常に大事な公演。
2022年末を以てグループを卒業した齋藤飛鳥。

中の人は、メンバーの卒業公演に参戦するのが初めてだった。
今回は、そんな中の人が卒コンを観た時のことを書いていく。

DAY1

こうして迎えた初日。

東京ドームに到着し、リスナー魔方陣が形成される様子を見た。
今回の東京ドーム公演、しかも乃木坂46の顔である飛鳥ちゃんの卒コンとあて、リスナー魔方陣には日本各地からリスナーが集結した。

この日は、友人で集まって配信を観た。

セットのスクリーンの中央が白くなり『ここにはないもの』の衣装を着た飛鳥ちゃんが登場する。
そして、センターステージに向かい、観客に向かって深くお辞儀した。

その後『ここにはないもの』の披露がスタートした。
楽曲衣装での披露は、2月の11thバスラ以来となったが、飛鳥ちゃんセンターでの披露は、この卒コンが最初で最後となる。
この衣装だからか、楽曲の振り付けの綺麗さがより際立った。落ちサビの銀吹雪、そして羽根が舞う演出も鳥肌モノだった。

『ここにはないもの』の衣装のまま、ファンからも人気が高い『ありがちな恋愛』の披露。
先日行われた32ndアンダーライブでもあった間奏のダンスremixもあり、この曲がまた人気になったに違いない。

『ハウス!』では、フロートで場内を1周した。このフロート、周りからは「Twitterの鳥」や「ポカ」など様々な意見が飛び交った。

『ダンケシェーン』の冒頭、生田絵梨花からセンターを引き継いだ久保史緒里が、サプライズで「飛鳥さんの温かい その背中が好きだった」と歌詞を変更。このサプライズには、場内も配信勢も盛り上がった。

MCパートで、この大歓声を聞くために生きてきたという飛鳥ちゃん。声出し解禁を待ってくれていたと思うと、とても感慨深い。
卒業コンサートと言えど、後輩メンバーがキラキラした姿を観て欲しいとの発言に、後輩メンバーを大事に思う飛鳥ちゃんの気持ちが

久保ちゃんからの予告スキンシップに盛り上がる会場。3期生にとっては、この2日間が後輩で居られる最後の日。もっと後輩したいとの願いに応えた。
飛鳥ちゃんが衣装替えのタイミングで退場するタイミングで、すぐさま山下美月がスキンシップを実行。飛鳥ちゃんにバレるも、これ以降、後輩が飛鳥ちゃんとスキンシップが取りやすくなったに違いない。

東京ドームで撮影されたVTR。
「齋藤飛鳥の卒コンだけど、どうやったら後輩達の未来につながりつつ、飛鳥ちゃん自身のいい旅立ちに擦り合わせるか」「ちゃんと全員と目が合う作りにした』という、とにかく後輩思いの飛鳥ちゃんが出ていた。

加入当初は、劣等感が多く、最年少というのを使おうと思っていた飛鳥ちゃん。その頃の複雑な心境

飛鳥ちゃんが初めてセンターを務めた『扇風機』、そして、乃木坂屈指の名曲『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』を32ndアンダーメンバーと共に披露。しかも、この時の衣装が『My rule』であることに、中の人は感動していた。

そして、初披露となった『Hard to say』。この楽曲は、歴代のアンダーメンバーが全員参加しているが、この時も現役でアンダーメンバー経験者が全員参加で披露。このライブは伝説になるに違いないと思わせてくれた。

ユニットゾーンに入り『Another Ghost』を披露。"ナスカ"最後の一人として、ソロで圧巻のパフォーマンスをした。

そして、岩本蓮加、小川彩と共に『Threefold choice』でとにかく甘い時間になった後の『サヨナラstay with me』。そして、当時の各期のエースがオリメンだった『路面電車の街』。ここに山下美月と賀喜遥香を持ってきたのは正解でしかない。
披露後に3人で抱き合うシーンは感動モノ。

そして『他の星から』。
2019年全ツで披露された際と同様、遠藤さくらと2人での披露となったが、
この披露後、2人で抱き合ったが、さくちゃんの目からは思わず涙が。配信で見ていた中の人も思わず貰い泣きした。

ダンスゾーンに入り『Wilderness World』『インフルエンサー』『深読み』と披露される。
ダンスに定評があり、同期や後輩から絶大な信頼を置かれる飛鳥ちゃんのダンス。そんな飛鳥ちゃんのダンスを目に焼き付けることができた。

披露後、メインステージに移動しながら観客を煽る飛鳥ちゃんと美月。コールアンドレスポンスで会場を盛り上げた後『あらかじめ語られるロマンス』を披露。改めてこの曲のスタートの難しさを思い知った。

そして、その流れのまま『ジコチューで行こう!』を披露。曲中、与田ちゃんのポニーテールを弓木ちゃんが持ち上げる所で笑顔になった。
この曲の間奏部分では、長らく与田ちゃんと飛鳥ちゃんがキスをするかが期待されていたが、この日はヘッドロック。与田チューの期待はDAY2に持ち越しとなった。

MCが明け、生バンドゾーンに移行。
センターステージ中央に置かれたドラムに飛鳥ちゃんが登場すると、圧巻のドラム演奏。そして、そのままドラムを演奏しながら『君に叱られた』を披露。

間奏にて、センターの賀喜遥香からの「戴冠式」が行われた。この戴冠式、2021年11月の全ツ千秋楽以来となったが、そのライブを以てグループを卒業した高山一実以来2人目。1年半前の東京ドームの地以来の戴冠式に感動を覚えた。

その後、生バンド編成のまま『裸足でSummer』『Sing Out!』を披露。会場全体でのクラップで、会場全体がひとつになり、本編が終了した。

アンコールに入り、スクリーンには昨年の全ツ公式キャラクター(?)のトリンギョが登場。
そして、トリンギョの気球に乗った飛鳥ちゃんが登場し『キャラバンは眠らない』でアンコールがスタートする。
途中、トリンギョの正体が飛鳥ちゃんであるという衝撃の告白を受ける。
ステバ勢曰く、密着カメラで撮られながら、カンペを読んでいる飛鳥ちゃんの姿が視認できたとのこと。

「私に向けてくれた愛を、これからは後輩に向けてくれたらと思います」との言葉。卒業するメンバーが言うこの言葉。常に後輩思いの飛鳥ちゃんが言うこの言葉が、中の人にはとても沁みた。

その後、卒業を受けて制作された『これから』を披露。
途中で歌詞を間違えるハプニングがあったものの、透き通る歌声で、観客を魅了した。

そして、MCでわちゃわちゃがあった後、ラストの『乃木坂の詩』を披露。
5万人の大合唱と紫一色の観客席で感動し、ライブ1日目は終了した。


その後、知人で集まって、初日の感想を肴に酒を酌み交わした。


DAY1セットリスト

影ナレ 岩本、筒井、小川

M00 Overture
M01 ここにはないもの
M02 ありがちな恋愛
M03 制服のマネキン
M04 ハウス!
M05 ダンケシェーン
MC1
VTR
M06 私、起きる。
M07 のような存在
M08 僕のこと、知ってる?
VTR
M09 扇風機
M10 あの日 僕は咄嗟に噓をついた
M11 Hard to say
VTR
M12 Another Ghost
M13 Threefold choice(飛鳥、岩本、小川)
M14 サヨナラ Stay with me(飛鳥、梅澤、久保、楓、与田、柴田、田村、奥田、菅原)
M15 路面電車の街(飛鳥、山下、賀喜)
M16 他の星から(飛鳥、遠藤)
M17 空扉
M18 全部 夢のまま
VTR
M19 Wildness world
M20 インフルエンサー
M21 深読み
M22 いつかできるから今日できる
M23 あらかじめ語られるロマンス
M24 ジコチューで行こう!
MC2
M25 君に叱られた
M26 裸足でSummer
M27 Sing Out!

EN1 キャラバンは眠らない
EN2 他人のそら似
MC3
EN3 これから
MC
EN4 乃木坂の詩


DAY2

幸いにも、2日目のチケットを連番相手に用意していただいた。

この日も、東京ドームのリスナー魔方陣には、全国各地からリスナーが集結していた。

開演前、影ナレで喋ったのは、チーフマネージャーとして、飛鳥ちゃんを長年近くで見守ってきた菊地友さん。そして、その後で喋ったのは、乃木坂46LLC代表の今野義雄さん。そこでは、今回の卒コンの応募総数は63万人とのことが発表され、会場からはどよめきが起こった。
その中から両日合わせて10万人を動員し、配信でも多くのファンが視聴していた。
そんな中で、今野さんの呼びかけで、会場内全員で円陣の掛け声をすることに。開演前、会場内が一体感に包まれた。

Overtureの後、会場内に飛鳥ちゃんが姿を現すと、客席からは割れんばかりの歓声と拍手が巻き起こった。
そして、花道を通り、センターステージにあるドラムセットのもとへ。

飛鳥ちゃんのドラムのソロ演奏から「乃木坂46」齋藤飛鳥の、そして乃木坂46・1期生のラストステージが幕を開けた。

前日のバンドメンバーと共にドラムを演奏しながら『ジコチューで行こう!』がスタート。
間奏部分では、飛鳥ちゃんがドラムを演奏しているために与田チューは叶わなかった・・・

『ダンケシェーン』の披露後、美月がサプライズで「やっぱあしゅりんだな!」のコール&レスポンス。
言われた瞬間、飛鳥ちゃんは鬼の速さで反応していたが、やっぱりまんざらでもないように見えた。

期別ゾーンに入り、各期の楽曲でパフォーマンスをしていく。
4期生楽曲『I see…』の間奏部分での賀喜遥香の宣言。あの場面で中の人は涙を流した。
その後の3期生楽曲『トキトキメキメキ』。この曲は、もしやるとしたら飛鳥ちゃんの卒コンだという見立てをしていた。そして、舞台「Endress Shock」期間中の中村麗乃も揃ってのパフォーマンス。麗乃ちゃんが参加できてよかったと同時に、笑顔溢れる素敵なパフォーマンスだった。

VTRにて、いつか小室哲哉と仕事がしてみたいという旨の発言。最初は冗談半分で言っては見たものの、そこから話が現実味を帯び、最終的には小室哲哉が作曲することとなった。

その楽曲が、2020年夏に配信リリースされた『Route 246』。小室サウンドが特徴的な楽曲であるが、堂々としたパフォーマンスを披露した。

その後、なんと32ndシングル表題曲『人は夢を二度見る』を、飛鳥ちゃん込みで披露した。
ライブでの初披露が、しかも飛鳥ちゃんの卒業コンサートという晴れ舞台でのサプライズ披露だとは思いもしなかった。

ここで、梅が飛鳥ちゃんを連れて花道に移動する。
スクリーンを見ると、そこにはバナナマンからのサプライズVTRが放映され、会場からは大きなどよめきが起こる。
11年間、飛鳥ちゃんの成長を見守ってきたバナナマンの2人だからこその演出に、会場内は感動に包まれた。

そして、本編ラストに選んだのは『ここにはないもの』。
楽曲中、スクリーンには飛鳥ちゃんから後輩メンバーへのメッセージが。
最後の「だってそれが乃木坂だもん」という言葉。この言葉で、飛鳥ちゃんがいかに後輩メンバーの心の拠り所だったかを伺い知ることができた。


アンコールになり、飛鳥ちゃんのこれまでの軌跡がスクリーンに映し出される。
「齋藤飛鳥」という名前がたくさん呼ばれ、今回の卒業コンサートが発表された時のCMのような感じに。

そして、純白のドレスを身にまとった飛鳥ちゃんがステージに登場する。

ステージで語ったのは、これまでにキャラクターを模索しながら活動してきたこと。それでも、
また「恩送り」という言葉について話した。
この言葉は、誰かからもらった恩を、何らかの形で別の人に渡すことを意味する。人材育成で大切にされていることだが、「恩返し」より「恩送り」という言葉を選ぶことに「飛鳥ちゃんらしさ」を感じた。

その後、ずっと支えてくれていた母への感謝の思いを胸に、自身のソロ曲『硬い殻のように抱きしめたい』を披露した。

メンバーを代表して、飛鳥ちゃんを慕っていた遠藤さくらと与田祐希から言葉があった。

加入当初から飛鳥ちゃんに憧れ、飛鳥ちゃんの背中を見て育ってきた遠藤。
沢山のものをもらってきたが、返すには間に合わなかったこと。自分で自分のことを認められるようになった時、また飛鳥ちゃんに会いに行くという宣言に、遠藤の決意と覚悟を感じた。

与田ちゃんから飛鳥ちゃんへ言葉を伝えるシーン。
与田ちゃんが言葉に詰まり「ダメかもしれない」の言葉。これをみた飛鳥ちゃんが与田ちゃんを抱きしめ、その後の「頼れる後輩になれなくてごめんなさい」の謝罪、それとともに与田ちゃんが号泣。この言葉で中の人も号泣した。

2人とも、言葉に詰まってしまうシーンはあったものの、しっかり飛鳥ちゃんに言葉を伝えることができ、本当によく頑張っていたと思う。

その後、再び披露された『ジコチューで行こう!』。
最後の間奏部分での絡み。飛鳥ちゃんは、与田ちゃんの頭にキスをし、与田ちゃんを抱きしめ、ジコチュー物語は有終の美を迎えた。

全体での挨拶が終わった後、飛鳥ちゃんから「11年間続けてよかった」との言葉。ここまで活動を続けてくれて、乃木坂46のファンとしては感謝しかなかった。

そして”天使”として会場を後にする直前、飛鳥ちゃんからは「明日からは恋をするかもしれませんね」との恋愛解禁予告がかかる。そして「お前らの誰かの嫁が飛鳥になるかもしれませんね」と続け、最後に「俺の嫁ですね」と、今まで会場内で行われ、物議を醸していた俺の嫁コールを回収した形で会場を後にした。

しかし、観客からのアンコールは止まず、再びステージに姿を現した飛鳥ちゃん。
そして、何度も観客に感謝の言葉を口にし、乃木坂46の1期生の歴史、そして、乃木坂46としての齋藤飛鳥に幕を下ろした。

感想戦DAY2

DAY2セットリスト

影ナレ
チーフマネージャー 菊地友さん
乃木坂46LLC代表 今野義雄さん

M00 Overture
M01 ジコチューで行こう!
M02 インフルエンサー
M03 シンクロニシティ
M04 ハウス!
M05 ダンケシェーン

MC1
VTR

M06 絶望の1秒前
M07 I see…
M08 トキトキメキメキ
VTR
M09 扇風機
M10 Against
VTR
M11 ファンタスティック3色パン
M12 なぞの落書き
M13 他の星から
M14 制服を脱いでサヨナラを…
M15 あらかじめ語られるロマンス
M16 ロマンティックいか焼き
M17 ガールズルール
VTR
M18 Route 246
M19 ありがちな恋愛
M20 地球が丸いなら(飛鳥ソロ、アコースティックVer.)

M21 人は夢を二度見る
M22 帰り道は遠回りしたくなる
M23 サヨナラの意味
M24 裸足でSummer
M25 Sing Out!
MC
バナナマンからメッセージ
M26 ここにはないもの

飛鳥から挨拶
EN1 硬い殻のように抱きしめたい
EN2 僕だけの光
EN3 ロマンスのスタート
EN4 おいでシャンプー
後輩から飛鳥へ
EN5 ジコチューで行こう!


最後に

乃木坂46の1期生最終章として行われた今回の卒コン。
2日間でセットリストが全く違うと予告されていたが、ここまで違うとは思っていなかった。
それでも、後輩メンバーを常に思い、メンバー一人ひとりと1回は目が合うようにしたこのライブ。とても素敵なライブだった。


この瞬間を無駄にはしない 人生あっという間だ
周りなんか関係ない そうだ
何を言われてもいい やりたいことをやるんだ
ジコチューだっていいじゃないか マイウェイ
マイウェイ

乃木坂46『ジコチューで行こう!』
永遠なれ

齋藤飛鳥さん、11年間本当にお疲れ様でした!
そして、本当にありがとうございました!



じゃ、また。

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